はじめに
はじめに
やあ、皆様こんにちは。ご機嫌は如何ですか?私は上々です。「Fine thank you」ってな感じです。
さて、もしよろしければ、これから皆様にちょっぴり奇妙でいい話をお聞かせしたいと思います。興味のある方はどうぞこれより先へお進み下さい。ない方は残念ですがここでお別れになります。ただし、一つだけ申しておきたいことがあります。それは『これから私の話を聞けば、きっと今までこの世界において疑問だった幾つかの事象の答えが見えてくるであろう』ということです。本当は私などが話してはいけない事なのですが、出血大サービスです。命を掛けて皆様にお話したいと思います。どうです?興味が出てきましたか?
「ところでお前は誰か」って?そうですね、その疑問はごもっともです。名乗る程の者ではございませんが、一応自己紹介しましょうか。私は栗田由紀夫という者で、作家をしております。まあこれからの話には私の名前なんてほとんどどうでもいいのですが、頭の片隅にでも覚えていて下さると嬉しいですね。これからよろしくお願いします。
まあ私はあくまで『語り部』としての役割を果たさせていただきます。いろいろとお見苦しい点、いやお聞き苦しい点もございましょうが、一生懸命努めさせてもらう所存でございます。
それでは皆様、準備はよろしいでしょうか?誠に大げさではありますが、奇妙奇天烈奇怪不思議驚異驚嘆感動の世界にお招き致しますよ。それではいってらっしゃーい!
あ、ちょっと待って下さい!一つお断わりしておくのを忘れていました。勝手ではありますが、本文に入ってからは『ですます調』は辞めさせていただきます。なにしろ『ですます調』は疲れますのでね。言葉の丁寧さに気を使うよりも、話の内容を語ることにエネルギーを費やしたく思います。ご了承下さい。
では、はじまりはじまり〜。




