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第2話:この小説ではプリンを食べるためにタイムリープなんてしないよ。てか、タイムリープすらしねぇし。

さぁさぁ、第2話の始まりです。


今回はどうなるんでしょうね?

家に着いた俺は自分の部屋に行く。


「なんか今日はいろいろあったなぁ」


まぁ、これからは少しは楽しくなりそうだな。

そう思いながらベッドで寝転がる。

すると、部屋のドアが開いた。


「陸ー」


「なんだよ姉ちゃん」


「ちょっと話あるんだけど」


そういや話していなかったが俺には姉が1人いる。

名前は天空藍(あまぞらあい)

大学2年である。


「何?」


「コンビニでプリン買って来て」


と、ドアを開きっぱなしで言う。


「自分で買って来いや!!」


「夜道を女の子1人で買いに行かせ気?アンタそれでも男?」


「誰も姉ちゃんなんか襲わねぇよ」


「ほぉ、言うようになったじゃん」


「だいたい、もし襲われたとしたら襲った男を同情するよ」


「か弱い女の子相手に酷いこと言うな」


「テメェ空手の黒帯だろうが!!」


「それは私の黒歴史だから忘れてくれ。黒帯だけにな」


「ちょ、風入るからドア閉めて」


「いいじゃん、いいじゃん。買って来てよ~。てか、買って来てくれなかったら回し蹴りするよ?」


「強迫じゃねぇか!!」


「じゃあ、買って来てくれたら胸を触らせてあげるから」


「いらねぇよ!!」


「まさか、私のを触らなくても、触らせてくれる存在の人が出来たって言うの!?」


「違うよ!!」


「ふむ。セフレか」


「何がふむだ!!せめて恋人とか言えや!!」


「じゃあ、恋人ができたの?」


「できてねぇよ」


「ふむふむ。弟は右手が恋人と」


「本当にお願いしますから出て行きやがれこのクソ姉貴」


「プリン~プリン~プリン~」


「だぁ~!!うっせぇなぁ!!買いに行きゃいいんだろ!!」


「やった~!!やっぱ人は話し合いが必要だね~」


「どこに話し合いをした過程があった!!」


「え?この家だけど?」


「家庭じゃねぇよ!!」


「???」


首を傾げる姉貴。


「もういいよ。んじゃ、行ってくるわ」


と姉貴に対して右の掌を突き付ける。


「本当はこんなことしないんだけど、特別だからね」


と、右の掌にしゃがみながら自分の右手を乗せてくる。


「……お手じゃねぇよ!!プリン代だよ!!」


「女の子に出させる気?」


「お前本当滅茶苦茶だな!!」


こいつの親を見てみたいよ。

………ってか俺の親じゃねぇか。

と、そんなことを思った自分に落胆した。


「仕方がないなぁ」


と、500円玉を渡す姉貴。


「んじゃ、行ってくる」


「行ってら~」


と、手を振る姉貴を無視しながら家を出た。


近くのコンビニに入り、プッチンプリンを手に取りレジに向かう。


「あれ?天空じゃん」


と、言われ顔をあげた。


「お~これはこれは、同じクラスの樟葉諒(くずはりょう)じゃないか」


「誰に対して紹介してるんだよ」


「あ、いや今のは気にするな」


諒とは入学式以来ちょくちょく話をする中だ。


「てか、わざわざプリン1個って」


「笑うな!!それは姉貴のだ」


「え?お前お姉ちゃんいるの?」


「あぁ。今、大学2年」


「マジで!?俺、年上好きなんだよ」


「なに、紹介してもらう前提で話を進めてるんだよ」


「いいじゃん別に。それとも陸はシスコンでお姉ちゃんを取られるのが嫌なのか!?」


「んなわけあるか!!」


「ならいいだろ」


「いや、辞めといた方がお前の為だ」


「どういうこと?」


「今度学校で教えてやるよ」


店内を見ると、人が増えてきたので帰ることにした。

てか、早く帰らないと俺が殺されるし。


プリンを買った俺は真っ直ぐ家へと向かった。

行きの時間よりも早く家に着くことができた。

と言うより、早く着かすことができた。

玄関のドアを開けると姉貴が立っていた。


「おかえりんこー」


「ただいまん…って言うかボケー!!」


「クソっ!!」


「ほらよ」


プリンが入った袋を渡す。


「サンキュー我が弟…よ…」


と、袋からプリンを取り出したが、何やら不満そうだ。


「……だろ」


「え?なんて?」


「プリンはうれしいプリン480gだろうが!!」


「んなもん知るか!!」


しかも、480gってどんだけ食うんだよ。

だいたい、近くにファミマなんてないじゃん。


「なんでプッチンプリンなんだよ!!」


「プッチンプリンも美味しいだろうが」


「じゃあ、陸はなにか?私に永遠にプッチンプリンをプッチンしとけって言うのか!?」


「意味がわかんねぇよ」


「仕方ない。今回は我慢しよう」


諦めてくれたみたいだ。


「しかし、弟よ。次からはうれしいプリンシリーズだからな。もし、それがなかったらとりあえず、デカイのを買っておけ」


「へいへい、承知いたしましたよ姉上殿」


結局、量の問題かよ。


「わかったならよろしい」


一応?任務を果たした俺は部屋へ戻った。

ふと机を見ると机の上に置いていた携帯のランプが光っていた。

あ~そういや携帯持たずに出て行ったんだったっけ。

携帯を手に取り確認する。


メールだった。

相手は舞である。


「明日学校休みやしどっか行かへん?」


っか。

まぁ、別にこれと言ってやることないしいいか。


「いいよ」


と返信をして10秒もしないうちに返信がきた。


「じゃあ、10時にスタバ集合で」


そんなこんなで予定が入ってしまった。

ん?もしかして、これってデートになるの?

………いや、どっちでもいいや。


その後、風呂に入った後、宿題を終らせ寝ることにした。

誰だ、お前が宿題するの?って言ったやつは。

だって俺、真面目ちゃんだし。

翌朝、俺には妹がいないので阿良々木君みたいに起こされるわけもなく自分で起きて歯を磨き朝食を食べる。

朝食を食べ終えた後、自分の部屋でゴロゴロした後、準備に取りかかった。

すると、


「あ~れ~陸~どっか行くの~?」


ややこしいのが来た。


「あぁ、友達と遊びに」


「男?女?どっち!?」


「どっちだって良いだろ」


「はは~ん。その反応は女だな?昨日の子か?」


「なぜ昨日のことがわかった!?」


「フッ私にわからないことはないのさ。他人のプライベートなんてちょちょいのちょいさ」


コイツにはプライバシーと言う言葉は通じないのか!?


「まぁ、ただの友達だよ」


「何の?」


「何のって意味がわかんねぇよ」


「ほら、友達にも色々あるじゃん!!セフレとかセフレとかセフレとか!!」


「さて、財布も持ったさし、携帯も持ったし忘れものはないな」


「無視!?無視は酷いよ~。私はMじゃなくてSなんだよ~。ねぇ、陸~」


「……」


「陸~」


「……」


「りっく~ん」


絡み付いてくる姉貴。


「ええ~い!!うっとうしい!!絡み付くな!!」


「だって、陸が無視するからぁ」


「無視じゃないスルーをしたんだ」


「あ~なるほど!!……って意味一緒だよね!?」


「良くわかったな」


「アンタ馬鹿にしてるでしょ?」


「うん!!」


「地獄を見たいようね」


「か弱い女の子になる目標はどこいったんだよ」


「うっ…そうだった」


姉貴は空手の黒帯だと言ったが、実は中学生の時に黒帯になり、高校生になってからは、「私はか弱い女の子になる」と言い、あっさり空手を辞めたのである。


「んじゃ、行ってくるわ」


「あ、ちょい待ち陸」


「何?」


急いで自分の部屋に戻っていく姉貴を待つ。

そして、帰ってきた姉貴の手には何かが握られていた。


「はい、忘れもの。こういうことはちゃんとしないと駄目だからね」


と渡してくる。

受け取ったものを確認する。

確認すると同時に茂野吾郎にでもなったかのようなスピードで「それ」を姉貴の顔面に向かって投げかえす。


「痛い!!なにすんのよ!?」


「なにするはこっちの言葉だ!!そんなもんいるか!!」


「女の子を大事にしないと嫌われるよ?」


といじけながら言う。


「だから、ただの友達と言ってるだろうが!!」


「もしかしたら、急展開があるかもしれないじゃん~」


「ねぇよ!!」


「ほら、一応持っておきなさいよコンドーム」


受け取った俺はもう一度投げかえす。


「痛い!!何これ!?デジャヴ!?」


「デジャヴじゃねぇよ!!確かに2回目を受けてるんだよ」


「酷い。お姉ちゃんをもっと大切にしないと駄目だよ?」


「朝から下ネタ全開の人から言われたかねぇよ」


「いや、だって男子高校生って下ネタ好きじゃん」


「だからって全員が朝一から下ネタ全開で話すわけじゃねぇだろ」


「そこはあれだよ。私のDNAが入ってるから」


「入ってねぇよ!!母さんや父さんのは入ってるけど!!逆にアンタのはどうやって入るんだよ!!」


そう言いながら俺は玄関へ行き靴を履いた。


「行ってらっしゃ~い。朝帰りコースなら連絡しなさいよ~」


当然のごとく無視をして家を出た。

姉貴の口撃から逃れるために少し早く出たせいか早くついてしまった。


「9時40分かぁ。スタバでも入ってるかな」


コーヒーを買い、窓際の席に座る。

携帯を取り出し、久々にTwitterを開く。


「スタバなう。姉貴の口撃回避成功っと」


打ち終わり、携帯を閉じた後、外を見る。

外にはかなり可愛い女の子が立っていた。

見蕩れていると、なんだか見たことのあるやつに見えてきた。

……あれ?もしかして舞?

人って服一つで感じが変わるもんなんだなぁと感心しながら一つ面白いことを思いついたので、舞に電話をする。


「もしもし」


「もしもし陸?ウチ着いたけど、そっちは?」


「え?こっちも着いてるけど」


「え?スタバの前におるけど」


「わからないから俺が言った通りに行動してくれへん?」


「うん、わかった」


「右手挙げて」


言われるがまま右手を挙げる舞。


「そのまま右手振って」


右手を振る舞。


「じゃあ、ラジオ体操第2の最初のやつやって」


「なんでそんなことせなあかんねん!!」


「なんか分かりづらくて。少しでいいから」


「…わかった」


と恥ずかしそうにする舞。

あ、本当にするんだ。


「あ!!わかったわかった!!」


「え!?ホンマ!?」


「うん。回れ右して」


回れ右をして俺と目が合う。


「兄ちゃんちょっと集合しよか」


低いトーンで呼び出しをくらう。


「……はい」


コーヒーを飲み干し、舞の前まで行く。

もちろん、ダッシュで。

着いた瞬間


「申し訳ありませんでした!!」


「謝るならすんなや!!」


「はい」


「ホンマどんだけ恥ずかしい思いしたか」


「はい」


反省しながらも、舞を見る。

間近で見ると更に本当に可愛く見える。

あれ?なんかドキドキしてきた。

ヤバいどうしよ


「自分がされたらどんだけ恥ずかしいかわかっとんのか」


「……」


「しかも、ラジオ体操第2の最初ってちょっと恥ずかしいとこ選びやがって」


「……」


「聞いてんのか?陸」


「……」


「陸!!」


「はい!!」


「なんねん人の話も聞かずにボーとしよって」


「え?あ、いや、その…」


「なんやねん」


「いや、何にもないです」


「言えや」


「いや、だから何にもないです」


「言ったらさっきのこと許したるわ」


「え?いや、その恥ずかしいし」


「なんやねんな」


「いや、実はと言うと舞の私服見て、なんか感じが変わるなぁと思って」


「え?なんか変?」


「いや、なんて言うか可愛いと言うか…」


「え?いや、そんなこと言われたらなんか恥ずかしいやん」


と言いながらモジモジする舞。

俺だって恥ずかしいに決まってるだろ。


「なんか恥ずかしすぎてシバきたくなってきたわ」


「行動と言動が合っていないですよ舞島さん」


「アカン。恥ずかしくて耐えれん。一発殴らせて」


「怖いこと言うなや!!わかった。とりあえず、今のことは全部忘れよ」


「う、うん。じゃあ、とりあえず、ラジオ体操の分殴らせてくれる?」


あ~るぇ?

殴られるのを回避したと思ったのに、まだ残ってたんですか?


「え?いや、それも一緒に忘れましょ?」


「無理☆」


「そんな後ろにキラキラした星を付けてニコニコしながら言わないで下さい」


「え~どうしよっかなぁ」


「夕食奢りますんで!!」


「よし、許そう!!」


単純なやつであった。


「んで、それはそうと行きたいとことか決まってるのか?」


「……」


「え?もしかして」


「うん!!何も決めてなかった!!テヘッ☆」


「テヘじゃねぇよ!!」


「だって~仕方ないじゃ~ん」


「まぁ、いいやとりあえず、適当に歩くか?」


「うん」


そうして、ノープランの遊びが始まった。

一つ言っておくが、俺達は付き合ってるとかじゃないからな?

今回、登場した主人公のお姉ちゃん。


下ネタキャラでいこうと思いますが、まだキャラが定まっていませんwww



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