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田中と中島

作者: びたーちょこれーと

田中「ういーす中島。一緒に昼飯食おうぜ~」


中島「いいけど、田中が俺と一緒に昼飯食べようとするなんて珍しいな。なんかあったのか?」


田中「あー、まあちょっと相談したいことがあってな・・・。んじゃ、隣の席座らせてもらうぜ~」


中島「ん」


田中「おっ、中島は今日も手作り弁当か。ほんとすげえなお前。料理の技術高すぎだろ」


中島「別に・・・。そんなことより、相談とは?」


田中「それのことなんだが、お前俺がWebで小説書いてるの知ってるよな?」


中島「あーうん。あの異世界物のやつだろ?」


田中「そーそー。実は全然いいねがつかなくてなぁ」


中島「そうなのか?あれ結構面白いけど」


田中「いやぁ、それがたったの150いいねしかつかねえんだよ」


中島「いや十分多いわ。何がたったの150いいねだ。150つく時点で別にいいだろ」


田中「俺のTwitterのフォロワー6000人だぞ?その1/40しかいないんだぞ?」


中島「そんなこと言ったらこの作品の作者フォロワー1000人でも評価一回もついたことないのだが?」


田中「急にメタいこと言うな」


中島「黙れ小僧」


田中「んとまあ、それでもっといいねつくような作品作るためにはどうすればいいかなぁって」


中島「なるほど。・・・じゃあ逆転の発想はどうだろう」


田中「逆転の発想?」


中島「うん。田中の書く作品は面白いんだけど、同じジャンルの作品でよくある設定が多かったりするから読んでる人が『また同じような作品か・・・』って思ってるかもしれないんだよ。だからあまり見ないような設定、または同じような設定に少し工夫したりすればいいんじゃないかな」


田中「なるほどなぁ。逆転の発想か。・・・あ、一つ思い付いたわ。『僕、また何かやっちゃいました?』ってあるじゃないか?」


中島「うん。最強すぎる主人公がよく言うやつな。チート系でも書くのか?」


田中「いや違う。その逆だ」


中島「逆?」


田中「ドジでクソザコの主人公がやらかしまくったせいで国が滅んだり魔王が復活したりする作品。んで、やらかした時に『僕、また何かやっちゃいました?』って言うんだ」


中島「マジで主人公がやっちゃってるやつじゃねえか!てか逆にどこが面白いんだよそんな作品!てか話続かねえだろ!」


田中「3話で世界(せかい)(ほろ)んでend」


中島「(みじけ)ぇ!」


田中「ダメかな?」


中島「ダメだ、やめとけ、絶対伸びねえ」


田中「じゃあ勇者の剣が抜けなかった勇者ってのは?」


中島「お、そういうのは面白そうだな。主人公が『あれぇ?』ってなるやつだろ?」


田中「うん。まあそれで、なんやかんやあって勇者が死んで3話でend」


中島「だから(みじけ)ぇ!てかなんやかんやの部分が一番気になるのだが!?一体何が原因で死ぬんだ!」


田中「これもダメかぁ」


中島「・・・もういっそのことジャンル変えてみるのもありなんじゃね」


田中「いや、それは無理。他のジャンルは苦手だから」


中島「そっかぁ」


田中「・・・はっ!『転生したらトイレになってたので幼女の用足しに使われたいがために頑張る俺です』こんなのなんてどうだ!?」


中島「いや発想がキモいわ!何が『はっ!』だよ!くそ気持ち悪い発想だぞそれ!」


田中「変態には刺さりそうだな」


中島「変態には、な」


田中「まあ逆転の発想で色々考えてみるわ。相談のってくれてありがとな」


中島「あ、あぁ。頑張れよ、色々心配だけど」


田中「中島、最後に言わせてくれ」


中島「どうした?」


田中「もうすぐで昼休み終わるぞ?」


中島「え?・・・うわぁ!マジじゃん!やべ急がないと!」


田中「お前は食べるのが遅いなぁ」


中島「お前の相談に乗ってたから遅れただけだけどな・・・」


おわり

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― 新着の感想 ―
[良い点] 普通に面白いwww [気になる点] なんか日常すぎてちょっとあきる [一言] これからも頑張ってください!!
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