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後書きと・・・

 こうして彼女と俺の恋人になるまでの物語は幕を閉じた。

 なに、なんてことはない。これからは恋人として共に過ごす日々が始まるだけである。だがこれをひとまずの区切りとしよう。そうだな、最後に一つ記すとすれば。


「俺はツンデレを書いた」


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「ふむ、これはまた懐かしいものが出てきたな」


 荷物を整理していたら昔の日記が見つかった。まぁ、内容はほぼ、彼女と過ごした日々について記されているのだが。中身を見れば恋人となる前のもどかしくも甘い日常が赤裸々に語られている。表紙を見ればいっちょまえにタイトルまでつけてしまっていたようだ。

 ……これを見られるわけにはいかないな。ばれないうちにまた、隠しておかねば。そう思い日記をしまおうとすれば。後ろより伸びた手が俺の手をつかむ。


「ちょっと、何読んでたの?」


 目ざとい!

 まずいな、何とか切り抜け……。


「貸して!……もしかしてエッチなものじゃないわよね」


 スッと俺の手からそれを奪った。ああ、終わった。甘んじて裁きを受けるとしよう。みるみる赤く染まる彼女の顔を隠すその書のタイトルは……。




 ツンとデレを一度に味わう   完

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