復讐者7安全地帯の山の特性とログハウス
ブックマークと評価ありがとうございました。
この世界に来てから30日、こちらの計算で1ヶ月が経った。
サチの武術指導は形稽古は終わり、今は組み手での実戦訓練がメインになった。
俺の組み手は今はコウとしかやっていない、イヤ、コウ以外とはもう2度とヤラナイやりたく無い、
あの脳筋は傷だらけの殺される一歩手前まで組み手を辞めないから、もうやらない、
ミウもヒートアップすると脳筋になるからミウとも絶対にやらない。
この1ヶ月の成果で分かった事が、1つ目は安全地帯の周りの山を色々調べた結果、山は掘っても魔力で固めていないと直ぐ元に戻る事が分かった。
1日目の朝の天井は俺の固めた魔力に反して元に戻ろうと少し戻していたので、ある意味、知らない天井に変わっていたので間違いではなかった様だ。
現在は生き埋めになる危険が有る洞穴では無く、俺が収納出来る物しか中に無い土台ごと収納出来るように皆んなで協力して建てた二階建てのログハウスに住んでいる。
2つ目は山には1日目に見つけた岩塩と粘土と鉄と銅以外には、この安全地帯の山にはミスリルと魔晶石しか掘れる範囲に無い事が分かった、嬉しく無い発見だが理由は知識の書にも無かったので不明だ。
他はコウが現在ある魔法陣の解析して新たな魔法陣を使った魔道具と人型ゴーレムコアの開発に成功した。
ゴーレムコアは魔法陣の大きさが直径が30cm有り、従ってコアはディスク見たいな形状になる、つまりゴーレムコアはゴーレムの胸辺りにしか入らず、そこがゴーレムの弱点になっていた。
コウの作り出した新たな魔法陣は、機能を分割して何層かに分ける事に成功した、それによりコアは直径10cmの丸型と成り、胸と違い可動部が無い頭部に陶器の頭蓋骨作り、その中に入れて守る事が可能になった。
魔道具の方は形状が一般の物より小さくなり、今ではログハウスの中は、魔力で水とお湯が出る蛇口に、洗浄と乾燥に浄化付きのトイレ、自動湯張りと清掃が付いたお風呂、IHみたいな見た目のヒーターコンロと地球での生活環境に近い生活をしている。
「アーァ、この快適なログハウスも、ここ以外の場所だと使えないなんて、外に出たく無くなるわねー」
「「「エッ、何で?」」」
「何でって、他の人に中身をしられたら危険すぎるでしょ、例え王様でも、この快適な生活は多勢の使用人なしでは出来ないわよ、間違いなく私達を殺してでも手に入れようとして来るわよ」
それを聞いた俺達は話し合い、訓練を最低限にして、外でも使えるログハウスにする計画を立てた。
ミウは光魔法のステルス魔法を開発して魔法陣化を、
サチは霧による結界を開発して魔法陣化を、
コウはそれらの魔法陣の魔道具化と、霧を広い範囲で持続させる魔道具を、
俺はログハウスを岩に見える様にするための擬装と、ミスリルの鎧と槍で武装した衛兵タイプのゴーレムと周囲警戒用の石に擬態する団子虫ゴーレムの開発を行い、
全ての製作をみんなが協力したら3日全てを完成させた。
衛兵ゴーレムのコアの魔法陣は武器の扱いと戦闘力がダントツのサチが書き、
ログハウスと衛兵ゴーレム用の鎧型魔道具に、描いたステルス用の魔法陣は、開発したミウが書かないと魔法陣は機能しなかったのでミウが書いた。
「全員が外での快適の為に必死になると、凄いな」
「そうだね、まさか1ヶ月はかかると思っていたけど3日で出来るとは思わなかったな」
「私もあんなに複雑な魔法陣があんなに簡単に開発できるとは思わなかったわ」
「私も、今でも信じられないくらいです、魔法陣が頭に思い浮かび、そのまま描いたら、本当に機能するとは思いませんでした」
「その辺は獲得した知識が上手く働いたのかな?、まぁ、何にせよ出来たからこれで安心だな」
「後は、国を相手にする為のオレらの戦力のゴーレムだね」
「国を相手に私達4人では要人は殺せても世界に対しての神罰を模した警告にはならないからな。
貴族や兵士には死んでもらうとして、市民も馬鹿な貴族を野放しにした罪で命までは取らないにしても、住む所や財産を失ってもらいトコトンまで反省してもらわないと、俺達の復讐にはならない」
「ゴーレムの粘土用の骨格の型は出来たから乾燥、素焼き、釉薬をかけてからの焼成と組み立てまでと、ゴーレムの武装用の武具をミスリルを型に流し込んで作る魔道具をオレがそれぞれ作り簡単に大量生産出来る様になったし、
陶器の骨格により性能も従来のゴーレムの良い所取りで高性能になったし、魔法陣の改良で一撃貰ったら倒される様な胸の弱点も無い、
攻撃力はBランクの上位の冒険者相当だし、高い防御力と疲れ無しである事を考えれば一般の騎士団員なら5倍の数を相手に楽勝できるゴーレム軍になるね」
「俺が作った兵士ゴーレムの製作用のパーツと武装の型を使って、コウが作ったゴーレム製作用の魔道具を使いパーツと武装を材料を入れるだけでコア以外を作り、コアと骨格の組み立てと可動用の粘土の注入、ミスリル武装の装着は俺が魔法陣を書いた匠ゴーレムが行うから、其奴が材料がある限り勝手に作り続ける、
あと自動化出来ないのは、
俺がやる材料集めと人型のコア魔晶石の加工に、
コウの熱を使う魔道具への魔力供給に、
サチのコアへの魔法陣の書き込みに、
ミウの発案で新たに加えたゴーレムの目に成る魔晶石への魔法陣の書き込みだな、
1日の最後の日課として魔力枯渇まで絞り出して寝て休む様にすれば、魔力量も増えるし半年でゴーレムだけで王都を蹂躙できる数に成るから一石二鳥だな、ワーハハハハハ、ハ〜」
「シン兄ちゃんも吐き気と痺れを思い出して落ち込むくらいなら嫌なら言わなきゃいいのに」
「まぁ、その話は置いとくとして、これだけだと天罰を模して復讐出来ないのであの馬鹿女神の名前を語った大型ゴーレムを、本当〜に不本意だが神々しく作り、それを俺達の鎧や武器として攻め込みます、
虫型なんかは材料さえあれば作る数を入力すれだけで完全に自動で作られる様になったから捨ての斥候には使えるけどな」
「何でワザワザ危険を冒してまで私達まで攻め込むの?」
「そこはミウに謝らなければならないんだけど、実はゴーレムの人型は1km、虫型の小型の奴でも10kmが限界でそれ以上は現段階では俺から離れられないみたいなんだ」
「オレが増幅の魔道具を完成させても倍が限度だと思う」
「そうなんだー、ウン、分かった!、それでその大型は私達を守れるの?」
「まだ無理だな、安全性を考えれば魔法金属のオリハルコンとアダマンタイトが大量に必要だな、俺達のいざという時の武装にも必要だから外に出たら先ずは素材集めをして俺達の装備と女神ゴーレムを完成させてからの復讐になるな、
完成前に復讐対象の国が戦争が始めたら、虫ゴーレムで嫌がらせや妨害をしてやるつもりだが、最悪の場合は王や貴族、指揮官の暗殺をしてでも止める、天罰を模した復讐をし辛くなるがその時は止む終えない」
サチが手を上げ。
「ハイ!、大型のゴーレムは私が操作するわ」
続いてミウが手を上げ。
「私も操作したい」と言うと、2人が睨み合いを始め「私がやると」言い合いを始めた。
「二人共、喧嘩は止めて!、闘気で家が壊れるから!、オレらが乗るゴーレムはサソリ型でその上に操作用のケーブルをつないだ神ゴーレムが乗る形に成ったから操縦者は2人だよ、だから、本当にお願いだから、喧嘩に止めて下さい」
「「お願いします」」
「フゥ、説明を続けるぞ、攻撃のメインは本体のサソリをミウが操作して光魔法を使った武装で攻撃を行い、
敵との距離によって手持ち武器を変えて攻撃と防御する神ゴーレムの操作は武器の扱いに秀でたサチの役目だ、
俺は他のゴーレムの操作がメインになるし、コウは3人のサポートで手一杯に成るから役目は固定で変更は無しだ」
「ゴタゴタが済んでここに戻ったら、遊びで色々作るつもりだ・か・ら!、
其れ迄はオレもシン兄ちゃんもゴーレムで遊ぶのは我慢してるんだからお姉ちゃん達もお我慢して下さい」
「「ハ〜イ」」
その後の検証でゴーレムで国との戦争に運用するに当り幾つかの問題点が出て来た。
1つ目は数が増えると簡単な命令しか出来ない事が分かった、
それに関しては指揮官ゴーレムを作り指揮官に命令して他は指揮官を守るプログラムを追加して俺からの命令が必要ない指揮官を守る行動のみの自動にした。
1体の指揮官に両手盾が4体、弓が10体、槍が10体、盾にメイスが25体の一部隊が50体編成で、指揮官が20体の千体のゴーレム軍だ。
2つ目は、試しにゴーレム一部隊を相手に、サチとミウに戦ってもらった処で判明した。
最初は2人に対して押していたゴーレム達が、盾持ちが半数になった途端に指揮官がヤラレて瓦解した、これは予想外だった。
「破損状態によって予備兵との交代と破損したゴーレムの回収と修理をサソリで出来る様にするとして、後はサチの様な強者の集団に対する対応のだな」
「指揮官が強敵に対して軍全体で対応出来る様にする為に迅速にゴーレムの置かれた状況をシン兄ちゃんに伝え、シン兄ちゃんから命令が迅速にゴーレムに伝わる範囲を伸ばす以外に、伝達を早めるブースターの魔道具が必要だね、
完成すれば対応可能には成るけど、それだとこっちの損害が無駄に大きくなるね」
3つ目は強者と対峙した時の損耗率と破損したゴーレムの回収と補充に関してだ。
「強者に対しては虫ゴーレムのアリタイプにミスリルの牙を持たせた戦闘タイプを作り奇襲と足止めさせてから軍を引いて、サソリと女神で攻撃すれば例えSランクの冒険者相当の騎士や勇者クラスが束になっても相手にならないと思う、
地を這うアリとムカデとダンゴムシタイプは、飛行タイプと違ってミスリルを使っていないし、材料は透明度の低い魔晶石と粘土だけだから惜しく無い、
匠ゴーレムとコウが完成させた虫型専用のコア作成魔道具でコアの削り形成から書き込みまで出来るから、材料さえ有れば勝手に自動で作られるから壊れても惜しく無いしな」
「破損して動けないゴーレムも運搬用に手を幾つか付けたムカデタイプを使って回収をさせれば動けないゴーレムの回収がスムーズになるよ、強者には足止めしたアリゴーレムを使い捨てにしてアリ諸共、強者をサソリと女神に攻撃させれば確実性が跳ね上がるしね」
「動きが鈍れば遠距離でもミウのレーザーが頭をピンポイントで狙える、痛みさえも与えず、周りの奴らにも何をされたか分からずに死ぬけどな」
「オレらの中で一番優しいミウ姉が、一番の殺傷力と回避困難な攻撃持ちなのが皮肉だよね」
「後は・・・懺悔する者を殺せるかだな」