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復讐者3サチ視点男2人が物作りで限界突破、私は意地になって限界突破

 sideサチ


 この地に降りて、初日の朝食は拠点を探すまでに見つけた果実ですまし、昼は拠点周りの散策中に見つけた大根や人参に似た野菜を私の魔法で洗い、切るものも無いので生を丸噛りで食べた。


「塩と簡単な調理器具と皿だけでも確保したいわー」


 その願いは直ぐ、それはもうアッサリと叶った、シンが岩塩を岩壁を掘りながら見つけ確保していた、包丁に鍋にフライパン、石の皿にレンゲ、木の箸も有った。


 コウくんが「スプーンは?」と聞いたら「金属がまだ少ないから後は武器と防具優先だ、石だとスプーンは強度を持たせると厚みがあり過ぎでくぼみが少なくて使えない」


 なるほど、だからレンゲにしたのね、ただ作るだけじゃなく強度や使い勝手まで考えてる、正に物作りは天才的ね。


 限界を超えて吐いた後に痺れているシンを思い出し。

「作った後の姿は、アレだけど」


 シン曰く、元の世界では有り得ない状態で岩塩が丸い塊で有ったそうだ、本来の岩塩層を見つけたのでは無く、丸い岩塩が塊で点々と有ったそうで、

「おそらく何故そんな状態であるのはスライムがやったと思う」と言っていた、


 けど、そんな事はどうでもいいわ。


 確かに多少は気にはなるけど、この際そんな事はもう、どうでもいいのよ、


 塩よ、


 それに砂糖まで、僅かだけど精製されてここに有るわ、


 使えるのよ、これから、これでまともな食事がこの安全地帯を出なくても作れるのよ。


 余りにも当たり前の様に調理器具を出して、塩と砂糖が置いて有ったので、少し唖然としたけど、


 でも、


「これで料理出来る、味噌や醤油も材料さえ有れば私の知識と魔法で時間をかけずに作り出すことも可能よ、良かったー、これで衣食住で1番不安だった食の不安が少なくなったわ」と、ミウと2人でとても喜んだわ。



 この世界の知識で色んな食材は有るのはわかっていたし、塩も有るのは分かってた、

 しかし、私の知識だと海水から作る物以外の塩は、岩塩がある事は知識でわかっていたけど、どこにどの様に存在するのか分からなかったから凄く不安だったの、

 おそらく私の水属性と関係ないから知らされなかった様だけど、このまま手に入らなければ買える町まで危険を承知で遠出して物々交換ね、

 物々交換が駄目なら、今はまだ冒険者になれないからお金を稼げない私達が得る為に、盗んででも手に入れる処だったわ。 


 まぁ、行く途中で冒険者を捕まえて保証人になってもらって仮の見習い冒険者に成るっ手も有るけど、


 騙されるリスクが高すぎるから盗賊辺りから盗む方がまだ楽ね、


 もうそんな話はもうどうでもいいわ、兎に角、塩が手に入ったのよー。



 夕食は外で狩れたウサギをミウと2人で捌き、塩の味付けで焼いて4人で食べたけど、この世界の食べ物は全てに栄養素として魔力がある分、地球より美味しいみたい。


 食べ続けて、味に慣れたら同じだけど。



 食後の話し合いで4部屋の内の奥2部屋は男女別の寝室、残りの2部屋は作業部屋に修行部屋とされて、作業部屋だけでなく何故か修行部屋にも吐く為の穴が掘られたわ。


「修行部屋にこの穴が有る意味あるのかしら?」

「意味が無い事を願います」


 下水も無いのに何故室内で穴に吐いても大丈夫なのかは、それはみんなが外に吐いた物が、地面から滲み出て来たスライムによって直ぐに包まれて消えたから、あの嫌な匂いは感じたのはほんの数秒で、吐く為の穴に空気の流れがあれば室内でも問題無しとなったから、だからと言って吐きたくは無いけど。


 近々リビングの各部屋の反対の壺の置いてある方、つまり湧き水が湧いてる側にキッチンを作りその奥にお風呂とトイレを作る予定らしい、以外と後の事を考えてる様だ。


 シンとコウは仲良く早めの夕食を取った後に和気藹々で作業部屋に入って行き、かなり楽しそうな会話が聞こえた。


 暫くして急に楽しそうな会話が無くなり静かになった。


 作業部屋を覗くと、真剣な表情で作業をする2人がいた、よく見ると2人仲良く痺れに震えながらも何かを作る作業に没頭している。

 その後、上手く出来たのか青い顔だか笑顔で穴に行き、仲良く並んで吐いた後、限界突破もシッカリしてた様で仲良く倒れ痙攣の様に痺れて「ウー、大丈夫かー、ウー」言いながらピクピクしていたわ。


「ハアー、馬鹿ね、触ると痺れが酷い様だからそのまま何も出来ないけど、痺れが取れるまでそのまま暫く我慢しなさい」

「ああなるって分かっていて何であそこまでやるんですかね?、青い顔して痺れながらもやり切った笑顔が不気味です」

「物作りバカはあんな感じなのよ、バカに慣れないと本人以上に見ている方が辛くなるわよ、バカやってるわー、ぐらいに見ときなさい」

「はーい」


「私も試したい事があるから修行部屋に行くけどミウはどうする?」


「ウーム、私はリビングで好きだった絵を墨の濃淡で模写して見たいです、

 シンさんに聞いたら紙と絵の具は無いけど、代わりに墨と木版を頂けましたから、墨絵でも描いて見ます」


「そう、楽しい事の少なそうな世界だから趣味は大切よ、楽しみながら頑張りなさい」と言い、わたしは修行部屋に入り座禅をしたわ。



 私の修行部屋でやりたい事は、気と魔力は違う物なのか?


 違うものなら以前私が使えた気功をこの世界で使えるのか?


 使えるなら魔法と融合できるのか?


 融合により強化できるのか?、それらを試すつもり。


 私の趣味は色々な武器の扱い方の習得と色々な武術の融合と技の探求、年齢的に実際には試せなく成っていたから、有る意味こちらの世界に来て良かったわ、この世界の罪を許せるかどうかは別だけど。



 修行部屋の角で座禅をして先ずは気功を使ってみると、使う事が出来た。


(やっぱり魔力と違うものなのね、この世界でも問題無く気は使う事が出来るみたい)


 次に気功で気を身体に巡らせながら、右手をおへその前に出し左手をその上に重ねて親指同士を合わせた座禅したままで作られた楕円の形の掌の中に魔力を集め、水魔法を発動した。


 発動と同時に魔力が弾け掻き消えた。


 魔法を発動したと同時に巡回してた気が魔力に混ざり魔力の方が掻き消してしまった。


(気が魔法に混ざろうとしたんだから混ざるはず、気功により気はまだ身体を巡っている。

 もしかして魔力が弱すぎるのかしら、気に負けないくらい込めてみれば、どう・か・し・ら?、身体が痺れる、あの正座の後に来るあの独特な痺れが腕に来た、だが、まだイケる)


 魔力を気に負けない様に痺れの中で魔力の塊を作り魔法の発動直前で留め、混ざる気に負けない魔力を込めていく。


(もう限界よ、まだ混ざらないの、アッ、混ざったけど反発が凄い、でもこのまま魔法を発動して小さい水玉が出来た、良し!、そのまま大きく、ウっ)


魔力を尽き、魔法で生み出された水が魔法に戻り弾け飛んだ。


「失敗ね、ウッ、ウップ」


(不味い、いつの間にか痺れが取れ全身に来ていて、全身が麻痺した様に動かない、痺れた酷い感覚有るのに動けない、吐き気が、せめて穴まで行かな・・・)







(ハァ!!、私、アレからどうなって?)


「ウェ、気持ち悪い、ン?、あれ?、ここは寝室?」


「サチさん、気が付きましたか?」


「私は、どう、ウェップ、・・・どうなったの?」

 何とか痺れと吐き気に耐えて聞いてみた。


「私も魔法で試したい事があって修行部屋で魔法を使って絵を描いていたんです」


 私はウンウンと頷きながら考えた。

(部屋に人が入ったのも、一緒に居たのも気が付かないほど集中していたのかしら?、今はまだいいけど、敵が存在する場所で、もし敵だったとしたら危険ね、今後は気を巡らせながら周りを感じる様に気を付けないと)


「そしたらですね、サチさん?聞いてますか?」


「アッ、御免なさい、考え事、してたわ、聞くわ、続けて、く、ウップ、くれる?」

(身体が痺れる、キツーイ、アッ、吐きそう、ミウ怒ってる、かなりの迫力ね)


「分かりました、そうしたらですね、魔力の波動?、みたいな物を感じて、辺りを見回りサチさんを見てたら、少ししてから座禅したままサチさんが小刻みに震えだしたんです、

 暫くその状態だったんですが、急に痙攣するように震え出して、

 止まった、と思ったら急に坐禅のままの姿勢で白目になって、口から泡を吐き出したんです、


 サチさん、どれだけ危険な状況か分かってるんですか?、座禅のまま、吐きながら白目になって動かなくなったんですよ。


 私、慌てて座禅のまま動かないサチさんの口の中の汚物を取り除き、痺れてぐったりしてたシンさんとコウくんを叩き起こしてみんなで座禅を解き、具合悪そうな2人に無理言って寝室に運んでもらい横に寝かせてもらいました、

 その後、私が口の周りの汚物を綺麗にして服を浄化して寝かせました。


 いったい何の修行をしたんですか!、あの馬鹿2人よりサチさんの方がよっぽど危ないことしてますよ。


 何をやればあんなに成るんですか、聞いてるんですか、説明して下さい」


 すかさず痺れながらも土下座した。

「ご迷惑をお掛けし、申し訳ありませんでました。

 実はわたくし地球では武術家をやって居りまして、エー、気功を嗜んでおりましてですね」


「ハアー、その気功を使いながら魔力を使って何かしていたら、限界を突破していて、そのまま魔力枯渇の吐き気が来ても尚使い、魔力量の枯渇限界まで行って気絶したと」


「凄い、正解よ」


「あの2人よりブッ飛んでバカなんですか?、枯渇限界で気絶ー?、どんだけ我慢強いんですか!、もうやらないで、・・・

 ハアー、辞める気は無いんですね、分かりました、やる時は皆んなに言って許可を得てからやって下さい。

 私だけだと座禅したサチさんを解いて運べません、皆んなの協力が必要です」


「分かったわ、その辺は皆んなで明日話し合いましょう」


「サチさんが思慮深そうなのに、まさか脳筋の部分が有って、行動が一番危ない人だとは思っていませんでした。

 正に本にでてくる天才肌の格闘家、頼れる母役だと思っていたのに、ハアー、私死んで生き返ってもおかん役なんですね、まさか!コレって私の宿業なのかしら、最悪だワー」


(御免ねミウ、修行以外の時は私が頑張るから、許してね)







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