Last message 〜 消えた夢と最後の希望
「やっと思い出したのね、コウタロウ」
...!魔女だ...!
「...でもなぜ人間の頃の名前を...?」
「そうよね、そう思うわよね。実は私、貴方の親なのよ」
...ハァ!?な...何を言っているんだ...?
「悩んでるわよね、信じられないよね...」
母(?)は静かにフードを外した。
間違いない、記憶の中にある女の人だ。
「か...母ちゃん...」
「思い出してくれたのね....良かった.....」
「でも...なんでこんな手段を...?」
「それは...氏ぬ直前の父さんが言ったのよ」
『これを......読んでくれ.....』
『これ......は.....?』
母は問う。
『このメモはコウタロウを元の姿に戻す方法だ。』
『で、でもコウタロウは事故だったんじゃ.....?』
『コウタロウは実は...まだミジンコとして生きているんだ』
「父さんは実は異世界の魔王で...貴方を元に戻す方法を...」
「いやいやいや、父さんが異世界の魔王ってどういうことだよ厨二病かよ」
「いえ、本当よ。父さんに魔力を与えてもらって、貴方を探しに出たわ」
「...もう...何でもいいや。で、なんで俺はミジンコに?」
...母は少し悲しげに話した。
「お菓子よ」
「...え?」
「だから、お菓子よ」
「...は?」
「友達とお菓子の取り合いをしてて、友達はキれた結果貴方に魔法をかけた。」
「いやいやいやいやいや、なんで友達魔法使ってるんだよ」
「長い間ミジンコになってて忘れたのね...」
「...え?」
「ここは魔法世界よ?みんなが一流の魔法使いを目指している。」
「ってことは私も昔は...?」
「1人の魔法使い志願の男の子だったのよ。しかし友達のせいで貴方の夢は途絶えてしまった...」
「許せねぇw」
「でも、貴方の夢はまだ終わった訳では無いわ」
「...どうすればいいんだよ」
「いや、貴方はメシリー・コレディーの子孫だから。」
説明しよう。メシリーとは!
はい、世紀の魔法使い。
「うおまじかwww」
「うん、だからぶっちゃけ修行とかいらないんだよね。」
「感動返せwwwwww」
完