冥界
冥界で、ウロタウコは考えていました。
「何故人間になりたいという願望を知っていたのか」
魔女のことです、考えていることがわかる魔法でもあるのでしょう。
考えるのも無駄だと悟ったウロタウコは、その日は眠りにつきました。
朝起きると、ウロタウコは見たこともない場所にいました。
現実世界でもない、冥界でもない。
もうウロタウコはなるがままにしようと思っていると、、、
気づけば氏ぬ前にいた水槽にいました。
一瞬何があったのか困惑しましたが、すぐに喜んで仲間の元へ駆けつけました。
しかし仲間は
「魔女に心を売ったウロタウコ君いらっしゃーいwwwまぁ君の居場所は無いけどねwww」
と言います。
ウロタウコは自宅に帰った気がしませんでした。
それに、外の気配もおかしいのです。
ウロタウコは気づきました。
「魔女の幻影だ」
.....
「よく気づいたねぇ、ミジンコ脳のくせに。」
やはり魔女の仕業でした。
「あなたは僕をどうしたいんだ」
「ただアンタを人間にしてやりたいだけさ。それともなんだ、私が悪いことをしているという証拠を見つけたのかい?」
「それはないけど...」
「人をあまり疑うでないぞ...」
そういうと魔女は消えてしまった...