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プロローグ

「タンゴ、森のはずれの洞窟を探検しに行こう!」

 ジルバは思いついたようにタンゴに話しかける。

 タンゴは驚いた顔をジルバに向けた。

「ジルバ!あそこはおじいちゃんが危ないから近づくなって言ってたでしょ。ダメだよ!」

「大丈夫だって!タンゴが行かないなら1人で行くからな。風たちよ、おいらを洞窟まで運べ!」

「ちょっと待ってよジルバ〜!」

 風に乗って駆け出すジルバを、タンゴはやれやれと言った諦めの表情で、ジルバを追いかけて行くのだった。



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