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家に帰っても楽しかったテニス部の余韻は続いていた

第十六話:


テニス部の初練習が終わって、帰宅してすぐに制服から部活用のウェアに着替えてみた。汗をかいていたからというのもあるけど――それ以上に、もう一度、あの格好を見てみたかった。


鏡の前に立つ。

白いポロシャツと、スコート。そして――その下からふんわりと覗くアンダースコート。


(これ……やっぱり、すごく“女の子”だ)


ヒラヒラのレースが、三段、四段と重なっていて、まるでお人形の衣装みたい。ぴったりしたショートパンツじゃない、“見せてもいいための見せパン”――かすみがそう言っていた意味が、今ならなんとなくわかる。


スカートをそっと持ち上げてみる。

フリルがふわりと広がって、思わず息をのんだ。


(可愛い……)


鏡に映る自分は、まだどこかぎこちなくて、自信なさげだけど――確かに「女の子」に見える。そう思った瞬間、胸の奥がじんわりと熱くなった。


「……変じゃない、よね?」


誰にともなくつぶやいた声は、少しだけ震えていた。でも、鏡の中の“わたし”は、ちゃんと笑ってた。

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