学校は部活動必須
部活必須の学校でさとみは念願のテニス部を選ぶ
もちろんかすみは入部済み
そしてママは大先輩
春の柔らかな日差しが窓から差し込み、さとみはテニスウェアのスカートを揺らしながら鏡の前に立っていた。
「……うん、やっぱりこのプリーツスコート、可愛い……!」
胸が高鳴る。自分がこんなふうにテニスウェアを着る日が来るなんて——。
それは、中学に入学したばかりの頃に遡る。
体育館の隣にあるテニスコート。そこには、白いウェアに身を包み、軽やかにラケットを振る女子テニス部の先輩たちがいた。みんな同じプリーツスコートを揺らしながら、颯爽とコートを駆けていた。その姿が、さとみには眩しくて仕方がなかった。
「……かすみは、もう入部してるんだよね。」
親友のかすみは、すでにテニス部に所属している。そんな彼女と一緒に練習できるのが楽しみだった。
さとみはくるりと回ってみる。スカートの裾がふわりと広がり、その下に覗くアンダースコート——。
そう、あの頃、先輩たちが試合で躍動するたびに見え隠れしていた、それはまさに「見せる下着」だった。フリルのついた可愛らしいデザインのものもあり、ただのスポーツウェアとは思えない特別な魅力があった。
「……ママに見てもらおう。」
さとみは居間へと向かった。
「ママ、どうかな?」
テニスウェア姿を披露すると、母親は目を細めて微笑んだ。
「うん、すごく似合ってるわね。やっぱり、スカートの揺れ方がポイントよ。」
母親もまた、かつてはテニス部の先輩だった。その着こなしは洗練されていて、まさにお手本のようだった。
「ママも、アンダースコートは見せてたの?」
「もちろんよ。プレーしてるとどうしても見えちゃうものだし、それも込みで綺麗に見せるのが大事なの。」
そう言って、母は優雅にスカートの裾をつまんで見せる仕草をした。
さとみは胸の奥がくすぐったいような、不思議な気持ちになった。
「そっか……私も、先輩たちみたいに颯爽とプレーできるようになりたいな。」
「大丈夫よ。さとみならきっと、すぐに素敵なテニスプレイヤーになれるわ。」
母の言葉に背中を押されながら、さとみは新しい部活生活への期待を膨らませるのだった。




