さとしからさとみへ そして女子通学へ
女装が日常化し始めたさとし、思いは女子通学へ変化していく。
ママのフォローで思いは前進して行く
「ねぇ、さとし。そろそろ“さとみ”にしてみない?」
朝食の席で、ママが唐突にそう提案してきた。
「えっ……?」
「だって、もうほとんど女子として過ごしてるでしょ? 制服もブレザーにしたし、女子通学も許可が出たし……。だったら、名前も“さとみ”にしちゃったほうが自然じゃない?」
確かに、最近は家でも外でも女の子として過ごすことが当たり前になってきている。幼馴染みのかすみも「可愛くなるのって楽しいよ!」と、コーディネートのアドバイスをしてくれるほどだ。
「……うん。そうだね。“さとみ”にするよ」
そう答えると、ママは嬉しそうに微笑んだ。
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初めての女子制服
制服の採寸は完全に女子扱いだった。ブレザーのサイズやスカート丈、ブラウスのフィット感まで細かくチェックされる。かすみが付き添ってくれたおかげで、緊張は少し和らいだ。
「スカートは短すぎず長すぎず。ちょっとひざ上くらいが可愛いよ!」
かすみのアドバイス通りの丈に決めた。
下着も女子用を選ぶことになった。ママと一緒に選ぶのは少し恥ずかしかったけど、可愛いデザインのものがたくさんあって、意外と楽しかった。
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初登校の日、予想外のハプニング
「さとみ、準備できた?」
玄関で待っていたのは、もちろんかすみ。彼女は少し緊張した表情をしていた。
「うん! 行こう!」
二人並んで家を出ると、その瞬間——
ビュウッ!
突然の強い風が、二人のスカートを一気にまくり上げた。
「きゃっ!」
「わっ!」
一瞬の出来事だったが、かすみが驚いた表情でこちらを見る。
「さとみ……スリップ、レース付きなんだ……」
「えっ!? あ、見えちゃった!?」
顔が一気に熱くなる。スカートを押さえながら、かすみも笑いながら言った。
「うん、なんか……女の子らしくて、ちょっとドキッとしちゃった」
そんなやりとりをしながら、初めての女子としての登校が始まった。
——新しい日常が、ここから始まる。




