ある休日
かすみと女装外出した時にママとの偶然の出会い。
ママからの優しい言葉はさとしの女装再開には十分な言葉であった。
そんなある日の話
今日はとても特別な日だった。朝から気分が浮かれて、何かが変わる予感がしていた。
「ねえ、ママ、今日はどこに行くの?」私は鏡の前で自分の姿を見ながら、少しドキドキしてママに尋ねた。
ママは私の後ろに立ち、優しく微笑んで答えた。「お買い物に行こうか。新しい服を買いたいんでしょ?」
私はうれしくて、思わず笑顔になった。何度もママとお買い物に行ったことがあるけれど、今日は少し違う気がしていた。新しい服を選ぶだけじゃなく、私自身が少しずつ自分を取り戻す感覚があった。
「うん、行きたい!でも、ちょっと女装をして行くの、恥ずかしいかな?」私は少し照れくさそうに言った。
ママは優しく私の肩に手を置いた。「恥ずかしくないわよ。あなたが自分らしく生きることが大切だもの。私が一緒にいるから、大丈夫。」
その言葉に背中を押されたような気がして、私は改めて決心した。自分の気持ちに正直でいること、そして自分を大切にすること。それが一番大事だと感じた。
外に出ると、春の陽気が心地よく、街の景色もいつもより鮮やかに感じた。ママと一緒に歩くと、心が落ち着き、安心感が広がっていく。
「さあ、何から見てみる?」ママが言うと、私は少し考えてから答えた。「お洋服から見たいな。今まで着たことがないような、少し挑戦的な服が欲しい。」
ママは頷いて、私の手を引いてお店に向かった。その時、私の心は新しい一歩を踏み出す準備ができていると感じていた。
「どんな服を選ぶか楽しみね。」ママの言葉が、私の背中をさらに押してくれるようだった。
そして、二人で一緒に服を選んでいると、どんどん楽しくなってきた。新しい服、新しい自分。少しずつ、でも確実に自分を受け入れていく感覚が広がっていった。
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この日、私は自分を少しだけ解放できた気がした。どんなに小さな一歩でも、自分を大切にすることを忘れずに生きていこうと決意したのでした。
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次回に続く。




