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彡(゜)(゜)……
(`Ⅹ´)『カエサル?』
彡(゜)(゜)「ん?どしたんや?」
(`Ⅹ´)『大丈夫か?』
彡(゜)(゜)「まあ大丈夫や」
彡(゜)(゜)「……気いつかわせてスマンやで」
(`Ⅹ´)『わしらは別にええが…えっと…』
彡(゜)(゜)「なんや何かあったんか?」
(`Ⅹ´)『その……客人が来とるんや…』
(`Ⅹ´)「わしらではどうしてええか分らん…」
彡(゜)(゜)「そか、慣れへんことさせたな」
彡(゜)(゜)「今、行くわ」
彡(゜)(゜)「それで、客人は誰や?」
(`Ⅹ´)『あ!名前聞くの忘れたわ…』
彡(゜)(゜)「ふっ、何やねんそれ 名前を聞くのは初歩の初歩やで」
(`Ⅹ´)『面目ない…』
彡(゜)(゜)……
彡(゜)(゜)「…気にせんでええ」
彡(゜)(゜)「そういったことを得意な奴を追い出したのはワイや」
彡(゜)(゜)「悪いのはワイや…」
(`Ⅹ´)『カエサル、ホンマ大丈夫か?気落ちしすぎとちゃうか…』
彡(゜)(゜)「ん?そんな陰気になっとるか?ダメやな」
バチン!
彡(゜)(゜)「よっしゃ!気合入れ直したで!!」
彡(゜)(゜)「ほんで大丈夫や!行くで」
(`Ⅹ´)『お、応』
彡(゜)(゜)……
強く叩きすぎたわ……ほっぺが痛い…
でもやっぱカッチーンきた怒りの後は……どうも気落ちが激しいで
それも……密偵にぶつけてもうた……
怒鳴ってもスッキリせんし……後味も悪いし…もう最悪やわ
それに考えてみれば、密偵は悪くはないやんけ……
慣れんことをさせたのはワイやし
ワイの口が悪いのも……まあ、確かやし
密偵は悪くはない
彡(゜)(゜)……
悪くはないが……でもやっぱムカつくわ!
ムカつくもんはムカつくわ!!
それにあいつ、ワイに向かって黙れ!!言うたやろ
ワイが怒るのも当然やわ
ワイも悪いが、密偵も悪いわ!!
彡(゜)(゜)……
……でも次にあったらちゃんと〝ごめんなさい〟はしとこ
一時、気恥ずかしくても…気まずい状況が続く方が嫌やで
彡(゜)(゜)「仲直りできたらええんやけどな……」