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数日後


彡(゜)(゜)「ふぅ、なんとか敵に追いついたで」

でも、なんであいつらこんな所でたむろっとるんや?


ガヤガヤ


彡(゜)(゜)「あ~なるほど……」

川を渡るのに手こずっとるんやな


彡(゜)(゜)「敵はこの川を小舟やイカダで渡っとるみたいや」


彡(゜)(゜)「ひい、ふう、みいっと」

川を渡り終えてるのは大体七割ぐらいか……

残りの三割は渡れず立ち往生しとる


彡(゜)(゜) .。oO(これは……チャンスや!)

いっぱつかましたる!!


深夜


彡(゜)(゜)「お前ら静かに静かにやぞ…」

(`Ⅹ´)『うーす…』


彡(゜)(゜)「もう少しや、もう少し近づくで…」

(`Ⅹ´)『うーす……』


彡(゜)(゜)!


彡(●)(●)「今や!いくでお前ら!!」

(`Ⅹ´)『ヒャッハー!!!』


彡(●)(●)「容赦はいらん殺しまくれや!!」

(`Ⅹ´)『ヒャッハー!!!』


彡(●)(●)(`Ⅹ´)『ウォッシャアアアアアアアアアアア!!!』


( ゜Д゜)『なんだ?』

(|||゜Д゜)『ぎゃあああああああああああああ』


数時間後


( ´ρ` )( ´ρ` )( ´ρ` )( ´ρ` )( ´ρ` )( ´ρ` )チーン


彡(゜)(゜)「よし終わりや!」

(`Ⅹ´)『森に逃げた奴がいますぜ』


彡(゜)(゜)「そんなもんほっとけ」

(`Ⅹ´)『うーす』


川向こう


(# ゜Д゜)『よくも仲間を殺してくれたな!!』

(# ゜Д゜)『ぶっ殺したらぁ!!』


彡(゜)(゜)「先に川を渡り終えていたやつらがガチギレしとるわ」

(`Ⅹ´)「どうするカエサル、俺らもイカダや舟で川を渡るか?」


彡(゜)(゜)「アカン、ワイら文明人たるローマが蛮族と同じやり方をしたらアカン」

(`Ⅹ´)「それならどうするんだ?」


彡(゜)(゜)「橋や、橋を架けるんや!」


カンカンカン


(`Ⅹ´)「できたぞカエサル」

彡(゜)(゜)「おお!一日で完成させるとかやるやんお前ら」


(|||゜Д゜)「俺たちが数日がかりで渡り切った川を……」

(|||゜Д゜)「あいつらたった一日で渡り終えた……」


( ゜Д゜)「仕方ない……話し合いでかたをつけるか」

( ゜Д゜)「総大将!総大将のカエサルはおるか?」


彡(゜)(゜)「ワイやがなんや?」


( ゜Д゜)「ゴホン、まず我々が二十日もかけて渡った川を…」

( ゜Д゜)「わずか一日で渡り終えた其方らを称えたい」

( ゜Д゜)「実にあっぱれや!」


彡(゜)(゜)「ありがとうやで」


( ゜Д゜)「其方らの健闘を称え、我々はローマと和平を結びたい」

( ゜Д゜)「カエサルが場所を用意するなら」

( ゜Д゜)「我々はしゃあなしにそこに行ってやってもいい」

(# ゜Д゜)「だから……さっさと案内しろや!」


彡(゜)(゜)「は?」

なんで急に上から目線で命令口調なんやこいつら?


(`Ⅹ´)『あぁん!?なんじゃその口の聞き方は!!』


(# ゜Д゜)「なんだ、怒ったか?」

(# ゜Д゜)「戦うなら容赦せんぞゴラァ」

(# ゜Д゜)「こちとら仲間を殺られとるんや!」


(# ゜Д゜)「奇襲なんて卑怯なやり方でな!!」

(# ゜Д゜)「悔しかったら正々堂々と戦ってみろやローマの猿どもが!!」

(# ゜Д゜)「お前らの親父らと同じ目に合わせたるわ!」


彡(●)(●)「あぁん!!なんやとゴラァ!!!

彡(●)(●)「やったろうやんけ、しばいたるぞクソが!!」


彡(●)(●)……

ん?親父らと同じ目にってどういうこっちゃ…?

親父らの世代はこいつらにいったい何されたんや?

密偵がなんか言っとたような……


彡;(゜)(゜)「ダメや、思い出せんわ…」

( ;´-ω-` )「思い出せないんじゃなくて、遮って聞かなかったじゃん…」


彡(゜)(゜)「あら!そうやったか?」

彡(゜)(゜)「ん!密偵やんけ、おかえりやで」


(´・ω・`)「ただいま」


彡(゜)(゜)「いいタイミングや」

彡(゜)(゜)「事情通のお前から、あのカス共に反論してくれや!」


(´・ω・`)「え、僕が?」

彡(゜)(゜)「おう、ローマ人としての思いのたけをぶつけてやれや」


(;´・ω・` )「わ、分かった……」

(;´・ω・` )「こういうのあんまり得意じゃないんだけどな…」


( ;´-ω-` )「ふぅ……」


(ꐦ`•ω•´)「黙って聞いとりゃいい気になっとんなやゴミカス共が!」

彡(゜)(゜)「え?」


(ꐦ`•ω•´)「なにが正々堂々じゃボケェ!!」

(ꐦ`•ω•´)「卑怯者は手前らだろうが、あぁん!」


彡(゜)(゜)「おい…密偵…?」


(ꐦ`•ω•´)「黙れや!!」

彡;(゜)(゜)「はい!」


(ꐦ`•ω•´)「そもそもワイらの親父が負けたのは……」

(ꐦ`•ω•´)「宣戦布告もなく突然お前らが襲ってきたからやろう!!」

(ꐦ`•ω•´)「そうでもなきゃ……」


(ꐦ`•ω•´)「ワイらの親父がお前らカスに負けるわけないやろうが!」

(ꐦ`•ω•´)「それにひきかえこちとらは開戦をしてからの奇襲じゃい!」

(ꐦ`•ω•´)「どっちが卑怯かアホでも分かるやろうがボケェ!」


(ꐦ`•ω•´)「それに!ようワイらの舎弟の部族をボコってくれたな!」

(ꐦ`•ω•´)「二度とローマの地を踏めんようにしたるさかい覚悟しろや!」


(`Ⅶ´) (`Ⅷ´) (`Ⅸ´) (`Ⅹ´)『いいぞ密偵の兄貴!』

(^Ⅺ^) (^Ⅻ^)『もっと言ったれ!!』


彡;(゜)(゜)「いやいやいやいやアカンアカン」

煽りすぎや

舐められん程度でよかったんや……

ほれ見い、相手がもう怒りでプルプルしてしまっとる…


(# ゜Д゜)「ぐぬぬぬぬぬ……」


彡;(゜)(゜)「戦争は落としどころが大事なんや」

威嚇と牽制で終わるならそれに越したことはない

でも、このままやとどっちも退くに退けんくなる

はよう、軌道修正せな


彡;(゜)(゜)「まあまあ落ち着けや密偵、深呼吸や」

(ꐦ`•ω•´)「ふぅ…ふぅ…」


彡;(゜)(゜)「いや、まあ密偵はこう言っとるけどな、あんたら……」

(`Ⅶ´) (`Ⅷ´) (`Ⅸ´) (`Ⅹ´)『なんやカエサル、横から口だすなや!!』


彡(●)(●)「お前らは黙っとれ!!」


彡(゜)(゜)「ゴホン」

彡(゜)(゜)「あんたらがちゃんと罪を償って、人質を差し出すなら」

彡(゜)(゜)「仲直りして、もとの生活を営めるようにしたるさかい」

彡(゜)(゜)「これで仕舞いにしようや」

彡(゜)(゜)「な?」


(´・ω・`)「ちなみにだけど……」

彡(゜)(゜)「ん?」


(´・ω・`)「カエサルの義父のおじいちゃんもこいつらに殺されてるよ」


彡(゜)(゜)「……」

彡(●)(●)「なんやとゴラァ!」

彡(●)(●)「ぶっ殺したるわ!!」


(|||゜Д゜)「ひ、ひぃ……」


彡(゜)(゜)「いや?待てや……義父のじいちゃんって誰やねん?」

彡(゜)(゜)「遠縁すぎやろ」


(|||゜Д゜)「わわわわ、われわ、我々は絶対に人質はださっさない」

(|||゜Д゜)「わ、我らに負けたことがあるローマ人になど…」


(`Ⅶ´) (`Ⅷ´) (`Ⅸ´) (`Ⅹ´)『まだ言うかゴラァ』


(|||゜Д゜)「お、覚えとれや~」


彡;(゜)(゜)「いや、待てや……」

彡;(゜)(゜)「ちょっと口が滑っただけ……」

彡;(゜)(゜)「あー行ってしもうたわ」


彡(-)(-)「…………はぁ」

こうなったらガチンコで勝ち負け決めんともう収集つかんわ

面倒なことになったで……

これもそれも……


彡(●)(●)「密偵!お前のせいやで!」

(´・ω・`)「え!?」


彡(●)(●)「お前、言い過ぎやろ!!」

(;´・ω・` )「え、でもカエサルが言えって……」


彡(●)(●)「限度ってもんがあるやろうが!」

彡(●)(●)「それにキャラが違いすぎるやろう」

彡(●)(●)「苦手やったとちゃうんかい!?」


(;´・ω・` )「えっと…よく分からなかったから……」

(;´・ω・` )「カエサルをマネたんだけど……」


彡(●)(●)「はぁ!?ワイはあんなに口悪くないわ!!」

(;´・ω・` )「いや、悪いよ……」


彡(●)(●)カッチーン

彡(●)(●)「頭にきたで!」

彡(●)(●)「しばらくどっか行っとれや!!」


(;´・ω・` )「ちょっと待ってよ!」

(;´・ω・` )「報告することが……」


彡(●)(●)「今は聞く気にならんわ!!」

彡(●)(●)「さっさと行けや!」


(;´・ω・` )「で、でも……」


(`Ⅹ´)『密偵の兄貴……』

(`Ⅹ´)『今はなに言ってもダメですって……』


(;´・ω・` )「いや、でも伝えることが……」


(`Ⅹ´)『……』

(`Ⅹ´)『…だったらラビリヌスの兄貴を頼りましょう』

(`Ⅹ´)『もう近くまで来てるはず…』

(`Ⅹ´)『きっと力になってくれますよ』


(;´・ω・` )「うぅ……仕方ないか…急がば回れとも言うし…」

(;´・ω・` )「ご、ごめんね…カエサルのこと頼んだね」


(`Ⅹ´)『合点承知!』


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