相談
「光ちゃんに相談があるんだけど」
「なんの相談?」
中学校の教室で優希は後ろの席にいる光に話しかけた。
今は昼休み時間だから騒がしいがそっちのほうが優希には都合がいい。
「私がお兄ちゃんの事好きなのは知ってるよね」
「うん、聞いたよ」
「でもなかなか女として見てくれないんだよね」
「そりゃそうでしょ」
「えーなんで」
「ずっと妹だった子をすぐに女として見たなら変な人でしょ」
「そうかなあ」
「それに優希。あなたの愛は重すぎる気がする」
「……重いの?」
「義理の兄妹ってわかったからって攻めすぎ。お兄さん大好きなんでしょうけど、恋愛は好かれるほう好きなほう両方の問題だから」
「攻めすぎかあ……でも抑えられないからさ、好き好き光線」
「それがだめだよ。押せばいいって訳じゃないんだからね」
「じゃどうしたらいいの?」
「冷たくしてみたら」
「はい?」
「冷たくしたならお兄さんがご機嫌伺ってくれるよきっと」
「やだよそんなの。私はお兄ちゃんとラブラブしたいんだから」
「でも押してばかりもだめだと思うけど」
「そうなの?」
「そう」
「そっかー。アドバイスありがと光ちゃん」
優希は前を向いて黒板のほうを向く。
冷たくする事はしたくないが押してばかりもだめか。どうしようか優希は考えを巡らせていた。
どうしたら振り向くかなお兄ちゃん。でも光ちゃんの発言通り抑えたほうがいいのかなあ……。
優希の懊悩は続く。