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等身大
僕と先輩の出会いは、新入生登校日のサークルの新歓勧誘だった。
今思い返すと最初の出会いは最悪と言ってもよかった。
当時の僕は、サークルには全く興味がなく体育会系に入る予定だった。
そんな僕は、大学に入る前からの友達2人と学食にお昼ご飯を食べにいっていた。
そんな僕らにその先輩は声をかけてくれた。
「Aってフットサルサークルの三年生なんだけど、フットサルとか興味ない?」
優しく声をかけてくれた先輩に対し、当時の友達というのも今もだが、ふざけて
「Aってヤリサーですよね?笑」
なんてふざけきったことを言って先輩がイライラしてるのを今も鮮明に覚えている。