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異世界家族、ある玉造師の独り言~オレはまともに暮らしたい~  作者: 日川文月
第1章 家族で異世界突入編
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第11話 学園生活の始まり

 新年7日の火曜の入学式は講堂にて学園長挨拶だけであっさり終わり。

 教室は各学年に30人前後×2組。

 授業はフリーで選択する自己責任だ。

 夏冬の課題が成績になる。

 朝は寮舎の食堂、学年順で一年生は早起きしなくてはならない。

 午前と午後授業、昼は学舎の食堂か、商人が売りに来るパンや弁当。

 食堂は銀貨一枚の日替わり定食、Aは和風でご飯、Bは洋風でパンになる。

 和食は半端なく流行ってる。


 オレは授業はそこそこ、自室で『玉造の書』を読み、素材の入手方法を探った。


 最初に造ろうと思ったのは比較的初歩の回復玉、体力、魔力、状態異常(毒、麻痺、能力阻害)。それぞれの薬草と魔石が必要になる。

 薬草学の授業もとった。

 母は植物学の研究者、膝の上で一緒に野草や有用植物図鑑を見て色々教えてくれた覚えがある。親父とは登山の縁だって聞いた。

 でもなんで才女と愚男がつきあうようになったのかな・・・。


 素材の薬草はポーション回復薬と同じ、薬効の抽出とか工程の面倒なこともないので、素材と魔力があれば何処でも何時でも造ることができる。

 上級の素材はビーズ大陸産もあって金がかかりそう、どうすっかな。

 あらかじめ体に仕込めば必要なときに使われるので防御にもなる。

 使わなかったら吐き出して取っておける。

 良いことだらけじゃん。なんで廃れたんだろ?


「そうだ、冒険者登録をすれば良いんだ!」


 Fランクの採取や、低ランク魔石は、北の森で間に合う。立ち入りに必要な冒険者登録は学園枠での仮登録、実戦経験が得られると奨励されていた。


 ーーーーーーーーーー

「もちろん、あたしは登録してるわよ」

「あ、そうなんだ~」

「あたしは二年生で登録、師匠に勧められたの、魔力を使う機会が増えるって」

「武器は?」

「魔導師は杖、森で火魔法は御法度、水や土ね、あとはてい!って杖で叩く」

「木刀でも良いか・・・」

「血抜きに必要なナイフはひちゅじひん」


 キュリって言い間違い多い、爺さん師匠のに怒られないかな。


「それじゃ、今度買いに行きましょう」

「え?」

「もちろん、あたし達も登録するわよ、パーティを組みましょう」

「賛成!」

「あ、あのな・・・まいいか」

「え~ボクも?」

「いざとなったら、あたし達を逃がすための犠牲は必要でしょ、ジェフ」

「・・・やっぱ、運力が低下してる気がするんだけど」

「おい!」


 天の日、ユリアのルームメイトのメリル=グラッセンド(オサス領男爵家)も加わり、キュリさんの案内で街歩きだ。

 メリルは茶髪黒目で肌も浅黒く、なんか和む。

「あたしは、船乗りナイフぐらい持ってきたわよ、航海士が良かったんだけど、おてんばだったせいか拳闘士なんだ」

「へえ、拳を使うの?」

「船上だとバランスを取るのが難しいから有利なの、投げ技もするわ」


 接近戦か、親父みたいだな。

 武具屋で安価な皮革防具も見繕った。


「そうそう、手は大事ね、後は靴だよ、アキレス腱を守る方が良いね」

「わかりました、蒸れたりしないモノの方が良いですよね」

「そういうことだ。これから少し暑くなるからね」


 店主に聞いて手甲と靴のサイズを合わせ、ナイフより防具の方が高価になってしまった。後は採取ばさみや採取鞄や手持ちの小物入れ、等など。

 必要経費と思うしかない。


 スイーツ店で、休憩、女子はなんか気楽で良いな。

「そうだ~パーティ名」

「お~」


 学園のサポートで、はい、登録簡単、テンプレ、ありませ~~~ん。

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