夜・リアル
「わかった……なにが欲しいんだ?」
「えっと……その、はずかしいんだが……さ……み…だ」
「は?」
小さくて聞き取れないので、聞き返す
「う、うさぎの!ぬいぐるみだ!!」
「なるほど、わかった」
テンプレだ。凄くテンプレだ。ここまでのテンプレは見た事がない。
凛は、基本的にとても凛とした感じで、武士とか侍みたいな、そういう感じの雰囲気がある。
まぁ所々野生的で、良くわからん木の実食って腹痛起こしたりしてるけど。
まぁ、そんな人のテンプレと言えば、やはり可愛いもの好き。
アニメとかに出てくるようなデフォルメされた可愛い動物のぬいぐるみを愛し、でも外じゃ「自分の雰囲気とは違うから…」みたいなこと言って隠してて
それを主人公に「そんな事ねぇよ、元から可愛いじゃん?お前」みたいなこと言われて恋に落ちるあーリア充死ね。爆発四散して二度と現れるな
さて、まぁどんな物か分からないと出せないな
「どんな感じのだ?」
なんか海賊の帽子被ちゃったりしてるような奴?それとも胸に宝石ついてるようなやつ?それとも口がバツになってる奴?
「ん?あぁ……うさぎをそのままぬいぐるみにしたような奴だ」
………………ん?
「すまん、ちょっとよく聞こえなかった」
あれ?おかしいな………えっ?いや………えっ?
「あぁ、うさぎをそのままぬいぐるみにしたような奴だ」
……………………………………………ん?
《やる気 残り89》
あっ、ちょっ、マジかみたいに女に思うのも駄目なの?
女性有利世界だなおい
《やる気 残り81》
あぁ!!すいません!!勘弁して!?やめて!?マジすみませんって!!!許して!!すぃやせぇん!!!!!
《やる気 残り93》
なんか、もう……話を繋げる舞台装置にしか思えねぇよ
《やる気 残り70》
ごめんなさい。二度と言いませんこんな事
《やる気 残り93》
「……………おい、増減してるんだが…」
「気にするな、バグだ。俺は動いてない」
よし、気にしない今は取り敢えず
よし、よし、よし………マジ物のうさぎのぬいぐるみ……マジ物の………
「できたぞ」
「あっ!ありがとう!!……よろしくな、うさ助!………じゃあ!いい夜をな!」
「おう、おやすみ………」
…………翌日、余裕で減った事がバレ、皆に怒られた
少し位、いいじゃないか………
因みに、数日かけて、ライオン、猫、熊、鳥の、リアルなぬいぐるみを作った。
うん。凄かった。うん。うん………
個人的に1000文字位が書きやすいんですよね。適度に続けやすい気がする。
1話につき2000文字読みたい人はすみません!自分でも短えなって思います
それにしても予約投稿は怖いですね。読んでる人いるのか分からないのに書くしかないんですよ。
何処ぞの明らかに顎が出ている元・マイクラやらない顎みたいに虚空に話しかけてるのかもしれませんね。ははっ。笑えんよ