転生仲間・能力
「えー……と、ちょっと話したいことがあって……良いか?」
神様が場を離れると、伶が立ち上がって話し始めた
「なんだ、伶」
「いや、俺達ってこれからどうすんのかなって思ったんだよ」
「何って、どっかの国にでも行くんじゃねぇの?知らんけど」
「私もそのつもりだ」
「えっ、えっと…わたしも、です」
芽衣に凛も俺と同じ予定らしい
まぁ、これが普通に考えたら一番単純でやりやすい路線だしな
「やっぱり、それが通常路線だよな……なぁ、俺達一緒に行動しないか?」
「「「………は?」」」
数拍置いて、俺達はそう答えた
「いや、だって、この小難しい仕様の世界に入って、問題起こる度減るこのやる気をなるべく減らない様にする為には、一緒にいる位が都合いいじゃないかって……」
「まぁ、確かに一利あるが……俺達は自由求めて転生してんだぞ?」
「そうだな、そんな友情ごっこする為にここへ来たのではない」
「えっ、えっ、あぁ……えっとぉ………わ、私は、賛成……です」
俺と凛が拒否する中、芽衣は肯定の意見を出した
「だ、だって、皆一緒なら怖くないですし、誰かがまずい行動したら止められますし……だから、良いんじゃないかなっ、て…」
「…………」
確かにな………うん、うん………
「あー……んー……じゃあ、俺も賛成でいいぞ、うん」
自分じゃ自分の行動止られそうにないしな、チート持ちがいたほうがいいだろ
「…………なに?私?」
「…………………………………………」
芽衣に無言の圧力をかけられる凛。
「………………………………………………………………」
「………………………………………………………………」
「………………………………………………………………」
「……………………………あー!わかった!わかったわよ!一緒に行けばいいんでしょ!」
「ありがとうございます!!」
「すいません、俺の俺が言い出したせいで」
「はぁ……まぁ一人で何やるわけでも無かったとおもうし、別にいいんだけどね」
さてさて……
「んで、次は何する?俺としては全員の能力の説明してほしいんだが」
「俺はいいけど、二人は?」
「いいとおもいます」
「いいんじゃない?」
「よし、んじゃまず俺は…」
「「「作る能力」」」
「…んで分かんだよ」
「いや、だってそうじゃないとその椅子の説明つかないじゃない」
「この縛ってた縄もな」
「というより、私の前で銃作ってましたし」
「………まぁ、細かく言うと『思った物を何でも生み出す能力』だな。次」
「あぁ、なら俺で、俺の能力は『万物を自由自在に使う能力』、どんな武器も使えるし、物を浮かせるとかも可能だな。」
そう言ってそこに落ちていた縄を浮かせてみせた。
ならこいつ、さっき自分で縄外すことも出来たんじゃないか?
「次は…」
「じゃあ私で、『天下無双』。発動後、30分位無敵になる能力で、別に終了後のデメリットとかも無し、発動して無くても痛覚無効と自動修復、自動回復があって、下半身がなくなった程度なら5秒程度で治る。
回復とかの方は仲間に1時間位付与出来るわ」
立ち上がって生えてた木を殴って折った。うん強い
「じゃあ最後は芽衣だな」
「あっ、私の能力は『才能』で、全ての事に対して才能を持つと言う能力です…」
一番迫力は無いが、堅実な能力だな
「んじゃあ、取り敢えず森出るか」
短くてすみません、時間つぶしになればいいなと書いてます