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世界・崩壊

冒険者1日目。問題が発生した。


何かって?……神が馬鹿すぎるんだよ!!!




《やる気  残り81》




ちなみに、今のは減っていない。増えたのだ。

訳を言わせて貰おう

それは今から数時間前に遡る






「おはようございます。本日が初日ですね、冒険者生活、頑張って行ってください!」

「ありがとうございます。

突然悪いのですが、初心者向けの討伐クエストってありますか?」


言葉を交わし、情報を聞く。これが普通だろう。

実際はうちには神公認の最強である凛がいるため、初心者向けから始める必要性はゼロだ。

だが、目立ちたくはない。陰キャだから。


まぁ、少しずつ段階を上げて、まぁそんくらい出来んだろって、思われるレベルの奴をクリアしていく。

それが俺の決めた道だ。



「そうですね……ならゴブリン討伐なんてどうでしょうか?

背後などに注意していれば、大抵どうにかなる相手ですから、初心者にお勧めです」

「ゴブリンか……」


前に読んだラノベが頭に浮かぶ

いやぁ怖いなぁ……でもなぁ、やらんと金は手に入らないしなぁ…


まぁ、いけるいける。うん。

きっとここはあんなにゴブリン優勢の世界じゃあ無い。



「じゃあ、お願いします」

「はい、わかりました。場所は西の森です。無事を願っています」


後にいたおっさん達が、何か賭け事を始めた

多分俺達が帰ってくるか否かの話でもしているんだろう。


まぁ、絶対帰って来るけどな

俺達は、西の森へ向かった





「ゴブリンの巣穴ってあれだよな?」

「ゴブリンいるしな」


じゃあやっぱりここだな



「私が気配で感じるに、見張りはあの二匹だけだ」

「なら正面から行けばいいか」

「じゃあ、私から行く」

「了解」


草木を飛び越え、凛が颯爽と駆け出す

それを見つけたゴブリンも攻撃を仕掛けようとするが


「遅い」


一瞬の内に首が飛ぶ

剣の刃には血糊が着かないよう設定してあるため、血糊は着かない



「うん、重さも感じない。皆この程度なら、私1人でも簡単」

「……でもまぁ、ついてくだけついてくさ」


効かないだろうが、不意打ちとかされないように補助する位はできる



「よーし、このままいくぞー」

「「「おー」」」


俺達は巣穴の中へ進んだ

意外にも巣穴は綺麗で、暗くはあるが特に異臭も無い

元々少し夜目が効くが、それだけじゃ危険なので暗視ゴーグルをつけている



「待て、罠がある」


鳴子的な罠じゃ無くて、普通に攻撃的な罠だな。

よけて歩こう


その後も順調に歩き進んでいき、少し広い場所を見つけた



「止まれ。数は?」


目視した感じじゃあ、20はいるな



「27…と、奥に他よりでかいのがいる」

「なるほど」

「とりあえず私が行ってみる。不味そうだったら手助けしてくれ」

「わかった」

「了解」

「わ、わかりました…!」


芽衣は少し緊張気味か?



「じゃあ、行く」


風の如く駆け出し、大地を蹴る


次の瞬間には、既にゴブリン達の中央。

気づいたゴブリン達が一斉に襲いかかるが、剣に気付けず終わる

そして足元へえぐり込むように入ったゴブリンが1匹


これは入るか?


と、思った次の瞬間。何故故か止まる

と言うよりも、持っていた武器が固定されたのか?

これは……



「おーい、足元、固定しておいたぞー!」

「助かる!」


やっぱり伶か。

自分の攻撃にも、味方の援護にも使える。バランスタイプの能力だな。

さて、そんなこと言ってるだけじゃなくて、しっかり仕事しないとな



銃を取り出し、構える。

撃つのは何もせず突っ立ってるゴブリン数匹


よし、いける


引き金を引き、弾丸が放たれる

それだけでは無い。同時に数発が放たれる。


弾丸は、ゴブリン達の間を抜い、狙ったゴブリンの頭を撃ち抜く。



よしっ!!!



ドカァァォァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!




その日、世界は崩壊した。

神は飽きてしまったのだ。

         この世界に。

ご愛読ありがとうございました!!!

遂に完結です!!僕史上二つ目の完結作品となりました!!

ですが、やる気が出たら突然世界が元に戻って再開になりまーす!!!

おなしゃーす!!!


焼き肉食いに行こうぜ!!!

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