転生
詳しくは次回本編となりますが、いつ終わるかは完全に未定です
ここは神界転生処理部。
死んでしまった若者を、異世界で蘇らせる担当の部署である。
最近の若者は、バンバン勝手に死ぬ輩が多い癖して、転生に対する夢を見すぎる者が多く、口論になる事が多い
今も、その口論が……
「なんで俺の要求が通んねぇんだよッ!!」
「じゃから!そんな無茶苦茶な事が出来る世界がないんじゃよ!!」
「そぉれをどーにかすんのが神の仕事だろうよ!!」
「ちがうわガキンチョ!!」
「んだとジジィ!!!」
少年、紅神 乖斗、18歳。死因・高所からの転落死(投身自殺)
「あのなぁ、近頃の君みたいな若者、皆々揃いも揃ってチートがなんだ特典がなんだ……そんなもんそこまで凄い奴与えられんのじゃよ!!
精々わさびの苦手を克服する程度じゃ」
「そんなガキみてぇな舌じゃねぇわ!」
「たとえじゃたとえ!……まぁとにかく、お前さんが欲しがってる【望んだ物を生み出す能力】なんて強力なもん、渡せるもんじゃ…………おっ?」
担当していた神の目つきが変わる
目の前に浮かんでいる文字を熟読しているようだ
そして読み終えたようで、今度は紅神に目を向ける
「おぬしよ」
「おん?なんだ?」
「……その能力が手に入るならば、何処でも良いのか?」
「ん〜……まぁ、それこそ世界終わる寸前とかじゃ無いんなら何処でも、文句は言わねぇよ」
神は笑みを浮かべて風景の映るパネルを見せつけた
「それならあるぞ一つだけ!!お前さんだけじゃなく後2、3人来るが、一つだけ!」
「うおおお!!!マジかよ!!ラッキィ!!!!」
「その世界の名は【リスター】、神・ライトが管理する世界じゃ!」
「行く行く行く行く!!直ぐに行く!!早く準備してくれ!!」
「お、おち、落ちつ……まぁいいわい、この世界最大の難点は向こうで説明しよう。取り敢えず……ゴホンッ……
行くが良い、若者よ。そなたの旅に苦難なき事を願おう!!!」