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世界最強の魔王ですが誰も討伐しにきてくれないので、勇者育成機関に潜入することにしました。  作者: 両道 渡
第2章 『戒められし魔神編』

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第40話「飢餓の剣は豊穣を求むる」

 赤髪の青年は、炎に包まれた少女の首を刎ね飛ばした。

 その瞬間、少女の首も分断された胴体も激しく燃え上がり、あっという間に灰と化した。

 その光景を見たキースは呻くように呟く。


「自刃してもなお死なぬ身体……。一体、彼女に何があったのだ」


 年の頃は自分より幼く見えるほどだった。

 だが、明らかに戦慣れしている。

 常軌を逸した力を持つ金髪の将、そして型破りで底の知れない青髪の少年と手合わせをした経験があったキースですら、トトの剣とまともに打ち合うことは出来ないと思い知らされた。


 それでも自分が勝てたのは、少女が満身創痍でありながら、なおも己の力を過信していたからに過ぎないだろう。

 彼女が万全の調子であれば、そもそも勝負にすらならなかったのではないか。


 彼女の不死の力を知らなかったとはいえ、あのロカとシャウラが2人がかりで挑んで敗北を喫したのだから。

 神使の中でも極めて強い力を持つであろうあの獣人の少女たちですら、勝てなかったのだ。

 少女の形をした得体の知れない化け物。キースはトトをそう評することしか出来なかった。


 しかも。

 キースは、少女が手にしていた神剣へと目をやった。

 ただ地面に転がるのみのそれにふと手を伸ばすと、まるで電気が走ったかのような痛みを感じた。


 自らが選んだ者以外には、触れることすら許さないとされる神剣。

 神剣の逸話は数多くあれど、実在する本物の神剣はごく一部に過ぎない。

 あの大英雄クロード・デュラスが所持する神剣リバイストラがその最たるものだが、このメアヴァイパーと呼ばれた剣もまさしく本物なのだろう。


 残虐な性格をしていた少女とは違い、邪な気配は一切感じられない。

 水を操る力に長けていることはわかったが、何故メアヴァイパーはあのような邪悪なる者を主として選んだのか。


 神々は気まぐれだ。

 その力を分け与えられた者は、みな神使と呼ばれる。


 だが、神に力を授けられた神使であっても、善人とは限らない。

 罪のない人々を斬り殺し続けた殺人鬼が神使であったという事例は、少数ながらも実在する。

 善悪とは所詮はこの世を生きる種族が勝手に決めたものであり、それを天上から見守っているとされる神々にとっては些事なのかもしれない。


 しかし、こと神剣の扱いとなれば話は別とされている。

 これまでの歴史上、神剣が悪事のために使われたことなど例がない。

 そのすべてが、自国を護るためだけに振るわれ、その使い手は誰もが神聖視するほどの英雄であった――キースはこれまでの座学でそのように習っていた。


 この神剣だけが例外なのか。

 それとも――古代から、神剣を振るう者であっても邪なる者は存在していたのか。


 いくら考えても、答えは見つからない。

 キースは額から流れ出る脂汗を拭いながら、思考を切り替えた。

 今は余計な考え事をしている場合ではない。次に己が為すべきことは何かと思いを巡らせた時、眼下のメアヴァイパーがぶるっと身震いするかのように動いた。


「……!?」


 神剣には意思がある。

 だが、その挙動は一体。

 真意が掴めずにいる中、メアヴァイパーは震えを激しくさせ、眩い光を解き放った。


 強い刺激に網膜が焼かれるような気分になり、慌てて腕で目を覆う。

 かたかたかた、と神剣が震える音だけがこだました。

 やがて、音が鎮まったのを察してその場を見ると――。


「なっ……!?」


 紫色の髪を編んだ少女が、いた。

 地べたに這いつくばっていたが、苦しそうに呻きながらのろのろと起き上がる。


 燃やし尽くしたはずのその身体には火傷どころか、傷1つついていない。

 それどころか、衣服もローブも、まるであつらえたばかりのような状態だった。

 

 あまりにも有り得ない現実を目の前にしたキースは、ヴィル・ギーザを握る手に力を込めた。

 トトは疲労困憊の様子で起き上がり、荒い息遣いをしながらキースをめつけた。


「……レルミット家のクソガキが……」

「き、貴様は……何が、どうなっている」


 トトは今にも神剣をかっさらってキースに斬りかかるような気迫を見せていたが、それもすぐに苦渋の表情に変わる。


「……クソ、クソクソクソ……! 殺りてえ、八つ裂きにして殺りてえのに……今は、今は、ダメだ……クソ……」


 まるで呪詛を呟くかのようにぶつぶつと独り言を続けるトト。

 やがて彼女は舌打ちをしてから、頭をがりがりと掻き毟った。


「……てめえ、のことは必ず……ぶっ殺して、やります……」

「や、やれるものならやってみるがいい」

「今じゃねえ……。てめえが、今日という日を1日でも忘れた時。油断して馬鹿みてえな顔してる時に、バラバラに切り裂いてやる……!!」


 キースは即座にヴィル・ギーザを振るった。

 それと同時にトトが叫ぶ。


「メアヴァイパー!! やれ!!」


 神剣から大量の水が噴き出し、キースに襲いかかった。

 全身を苛む疲労感のせいで反応が遅れたキースはそれに呑まれる。


 だが、神剣の水は先程とは違い、攻撃的な性質を持ってはいなかった。

 キースの身体は傷付くことなく、ただ水圧によって体勢を崩された程度。

 

 その隙に、トトが神剣を拾い上げたのだけは垣間見たが、水流の勢いが強過ぎて目を開けていることが出来なかった。

 今すぐにでも少女が斬りかかってくるのを予想して、すぐに魔力を漲らせる。もう残っている力は後僅か。これでは勝負にはならないだろうが、やらないわけにはいかない。


 キースは全身から炎を噴き上がらせ、ヴィル・ギーザを構える。

 しかし、その直後。神剣から発せられた水は、まるで何事もなかったかのように消え失せ――あの少女の姿すらも消えていた。


 周囲には人の気配はない。

 逃げたのか。そう判断するまでの間、キースは聖剣をぶるぶると震わせるほど堅く握り締めていた。


 この場に危険はもうない。

 トトが最後に残した捨て台詞はそのままの意味だったのか?

 彼女がまた街のどこかで人を襲っている可能性もあるし、未だに死者が彷徨っているのも確かだが自らの命を脅かす脅威が去った。


 その事実に安堵してしまった途端、キースは力なく倒れ込んだ。

 得体の知れない悪意から街を守らなければならないという強い想いとは裏腹に、身体は既に限界を来たしていた。


 意識が遠のきそうになった時、上空から何かが降り注いでくるのがわかった。

 緑色をした無数の矢が次々と降り注ぎ、避ける間もなくキースの身体にも直撃する。

 いくらその身に受けても、傷はつかない。それどころか、戦闘で負った傷が回復していき、心地良い気分が全身を満たしていくのを感じた。


「リズの回復術式、か……」


 青年はそう呟きながら、しばらく夜空を眺めていた。




 ◆

 



 黒尽くめの男は剣を地面に突き立てて、呼吸を荒らげたまま僕を睨みつけている。

 人間にしてはなかなかしぶとい。

 でも、僕が切り刻んだ傷の回復に時間がかかるようになっている。あと一息、と言ったところか。


 そう思っていた矢先、先程から感じていた強い魔力からなる魔術が天空に放たれたのを感じた。

 普通の術式とは少し異なるこの感覚。

 そして、流星のように振りかかる矢が身体を貫いても傷がつかないどころか、わずかばかりに疲れた身体を癒やしてくれるようなこの温かさ。


 間違いなく、リズの回復術式だろう。

 そしてその術式を風の刃で切り裂いた魔力からは、竜族の気配が色濃く残っていた。

 ――まったく、来るのが遅いよジュリアン。もう少し早く来れば、君ももっと楽しめたはずなんだけどね。


 そう思いながら、目の前の男の様子を見据える。

 全身から出血し、苦しげに呼吸をしている男の傷や疲労が癒える様子は――ない。


 この世に存在するあまねく種族を癒やすとされるエルフの回復術式の恩恵に与れないとは。

 もはやその力に興味はないけど、正体には関心が尽きない。

 一体ナニがこの男をこんな身体に仕立て上げた? 人を喰らう意味は何だ。何故、神殿を襲撃しようとした。


 拷問して聞き出すという手は恐らく通じない。

 たとえ生きたまま生皮を剥がされても、爪と皮膚の間に針を突き刺しても、溺れ死ぬ寸前までその口に水を注いでも、この男はそれを苦としないだろう。

 だけど、その身を捕らえてしまえば話は変わるかもしれない。身体を解体すれば、普通の人間とは違う何かが見つかる可能性もある。ならば――。


 凄まじい速度で何かが迫ってくるのを感じたのはその瞬間だった。

 僕がすぐにその場を飛び退いた時、今まで立っていた場所に剣が振り下ろされる。

 着地しざまに、その相手を見て僕は愉快な気分になった。


「……こんの化けもんが……!」

「やっぱり、君もそっち側だったんだね。トト」


 紫色の髪をした少女は、僕を恨めしそうに睨みつけるが、すぐに黒尽くめの男のもとへと向かった。


「ハイン。任務完了、すぐに帰還します」

「……この男を生かしておけば、必ず我らの障害に」

「今はそんな場合じゃねえんですよ。早くしろ!」


 ハインはトトの瞳を見つめながら答えなかった。

 それに苛立った少女が叫ぶ。


「まだ力量差がわかんねえのか! ……ハイン、あんた一体何回死にましたか。これ以上はやべえ」


 トトは何をそんなに焦っているのか。

 彼女からは僅かにだけどキースの魔力の気配が感じられた。恐らく、あの炎はトトに向かって放たれたのだろう。


 本人は傷1つついていないけど、疲労が色濃く滲んでいるのは見てわかった。

 戦う力はほとんど残っていないだろう。


「……トト、お前は『あの力』を使ったか」

「ええ。大事な大事な、トトの命なんかより大事なあのお方の力を使いました。もう何もする力がねえ。ここであんたが死ねば、トトも死ぬ。それだけはダメです」


 ハイン。そう呼ばれた男は、迷いのようなものを見せた。

 それまで戦うことしか考えていなかったような男が、トトの言葉を解し、判断しかねている。


「……アレだけはこの場で始末しなければ」

「つまんねえ意地張ってんじゃねえ! ハイン、あんたの目的は何ですか。理想郷でしょう!? 誰もが飢えずに、みんなが笑って生きていけるような真なる理想郷! その夢を捨てるつもりか!?」


 少女の言葉に、ハインは目を瞑った。

 僕はそんな彼らに声をかける。


「誰もが飢えない理想郷? そんなものは存在しないよ、トト」

「今は確かにねえ……ですが、トトたちにはそれをなせる力があります」

「ないね。君たちのような半端者がそんなものを創れるわけがない。――すべてを愛し、争いも飢えもない世界を望んだあの大魔法使いディルーナですら、その境地に至ることは叶わなかった」


 トトはその言葉に敏感に反応した。


「ディルーナの逸話にはそんな話は残ってねえです。――でも、『本人はそう望んでいた』と聞きました。……ただの人間がそんなことを知ってるわけがねえ」

「僕は人より少し物事を知っているだけだよ」

「へぇ、じゃあ豊穣の神のことはどうなんですー?」


 残念ながら、それは知らないな。

 魔王の知識を併せ持っていても、聞いたこともない。

 ただ、魔術大国の始祖ディルーナには様々な異名がある。その中の1つが『豊穣を与える姫君』だったか。懐かしいな。


「その様子を見る限りじゃ、知らねえみたいですねー。豊穣の神はいるんですよ」

「へえ、面白い。実際にその姿を見てみたいものだ――まあ、今はそんなことよりも、もっと大事なことがある。トト、君も逃がしはしない」

「ふふ。まともにやりゃ、テオドールくんに勝てるわけねえのが伝わってきますよ……ハイン、準備は」


 その言葉に、ハインは瞑っていた瞳を開けて言った。


「……承知。某から手を離すな」

「頼みましたよ。……テオドールくんには、この後に起こる地獄を体感してもらいましょう」


 トトがハインを庇うようにしながら、その手を握った。

 隙だらけだ。そしてトトの言葉からして、戦うつもりがもうないこともわかった。

 なら、素直に斬る。


 僕は剣を構えた後、その場から跳んで2人へと迫った。

 瞬間、ハインが手にしていた邪剣が触手の形となる。そして。


 ずぶりと、触手がハインの胸を深々と貫いた。

 それと同時に、術式が発動。ハインとトトの身体を眩い光が包み、彼らの姿は瞬時にその場から消え去った。


 先程感じた転移術式と似ている。

 ……発動条件は死ぬこと、だけじゃない。それなら僕が殺した時点で発動している。

 なら、『自刃する』ことが条件か。


 ハインとトトは、恐らく魔術を扱えない。

 それでもなお、強力な魔力が必要不可欠とされる転移術式を扱うための代償がその命なのだろう。

 そして、あの2人にその術式を刻み込み、不完全ながらも不死という力を与えた存在は何なのか。トトの言っていた豊穣の神と何か関係があるのか。


 気になることは多いが、今最も憂慮すべき事案は――。

 僕はグランデン西方の地、テネブラエ魔族国に近い領土の空に割れたひびに目を向けた。


 アレこそ正しく次元の裂け目。

 先程からずっと鳴り響いていた何かが軋むような音の源。この目で見るのは一体いつ以来だろうか……。


 その時、ふと後ろにいる彼女たちのことが気になって振り返る。

 そこには信じがたい光景が拡がっていた。


 石畳の上に横たわるシャルロットから少し離れた場所に、ぼろぼろになったメイド服を纏い、原型を留めないほどぐずぐずになった肉の塊があった。

 血肉と骨と臓物に塗れたそれらがずるずると音を立ててゆっくりと蠢き、だんだんと『元の形』へと戻っていく。


 不気味な肉の塊が、元の美しいメイドの姿へと戻る。

 彼女は自らの血肉で汚れながらも、物憂げに僕を見上げた。


「これは驚いた」

「大変、お見苦しいところを……申し訳ございません」


 エルザは自らの足で何事もなかったかのように起き上がり、気を失ったままのシャルロットに異常がないのを確認した後、安堵の息を吐いた。

 僕は彼女の足を見た。

 破れたスカートの中から垣間見えた足首には、何の損傷も見られない。


 身体がめちゃくちゃに破壊された後に再生した結果、彼女の身体にはもはや傷1つなかった。

 しかしそれよりも気になったのは、彼女が何故そうなったかだった。

 原因は1つしかないだろう。


「エルフの回復術式を受けたせいで、逆に肉体が崩壊するほどの損傷を受けたんだね。エルザ、君はもしかして人間じゃないのかな。いや、元は人間で今は……驚いたことに、死者アンデッドにしか思えない。君の正体は生ける屍リビング・デッドか。しかもかなり高位の存在だ」

「……このことは、どうかご内密に。今となっては事情を知るのはクロード……旦那さまだけです」


 人間の姿をして色々な感覚が鈍っているとはいえ、この僕ですら今まで気付くことが出来なかった。

 ……ここまでの境地に至る死者は非常に稀だ。

 すべての死者を統べるレヴィの配下にもこれほどの逸材はほとんどいない。


 好奇心はあるが、探られたくないのも当然だろう。

 それに今は他に優先すべきことがある。

 だから僕はひとまずこう告げることにした。


「いいけど、条件がある。僕の質問に答えてくれるかい」

「かしこまりました。どのようなことでも承ります」


 エルザは確かな決意に満ちた瞳をしている。


「デュラス将軍には、君の他に使用人は仕えているかな?」

「……?」


 何を聞かれると思っていたのか。

 身構えていたエルザは、表情は崩さずとも若干の困惑を見せていた。


「私以外には、誰も。シャルロットお嬢さまとお屋敷のことについても、すべて私に一任されております」

「少し言い方を変えよう。使用人でなく、たとえば密偵とか他の職でもいい。彼に忠実な者を知らないかい。君のように、ただの人間でなくてもいい。種族は問わない」

「存じ上げません。……何故、そのようなことを?」


 この様子だと、エルザはデュラス将軍の傍に仕えている何者かについては本当に知らないようだ。

 正体不明の何者かに、人間ではないメイドか。彼の周囲はなかなか面白いことになっていそうだ。


「いや、ちょっと気になっただけだよ。彼には秘密が多そうだなと思ってね」

「……左様、でございますか」

「さて、これからの話は雑談。答えてもいいし、答えなくてもいい」


 僕が言うと、エルザは黙って続きを促した。


「君は確か、傷痍軍人だと言っていたね。足に負った怪我を理由に軍籍を離れ、デュラス将軍との縁もあって彼の家に仕えたと。君の様子を見たらどこまでが本当なのか見当すらつかない。良かったら、デュラス公爵家に仕える理由を聞かせてくれないかな」

「シャルロットお嬢さまのためです」


 即答だった。

 彼女は続けざまに言う。


「私の存在理由はこのお方を見守ることのみ。他には、もう何もないのです」


 その時、シャルロットが熱にうなされたかのように呻いた。

 エルザはそんな少女を心配そうに眺め、ただの寝言のようなものだと悟ってほっと息を吐いた。


「君の本当の主は、デュラス将軍ではなくシャルロットということか」

「お察し頂けると幸いに存じます」

「その理由は、彼の亡くなった奥方――ナスターシャという女性と何か関係があるのかな」

「お答え出来ません」


 あまりにも率直な態度に思わず笑ってしまう。


「そういう時は無言でいいんだよ、エルザ。さっきも言ったでしょ? 答えなくていいって。……君とデュラス将軍はよく似ているね。嘘や言い訳が下手だ」

「……私は愛想もなく、無口故、こと最近に至ってはデュラス公爵家の方以外とこのように長々と話すことはありませんでした。とんだ失態です」

「次からは気を付けるといい。――さて、他にも色々と話したいことはあるけど、まずはすべてを終わらせてからか」


 僕はグランデン西方の上空に現れた次元の裂け目を見つめながら、少しばかりの思案に耽った。

 あの現象は一体何だ。今はただひび割れているようにしか見えないけど、それだけで終わるはずがない。

 トトの言っていた『地獄』。それが何を意味するのか、大いに気になるところだ。


 実に面白いじゃないか。

 ハインを一方的に蹂躙し続けただけじゃ、僕の破壊衝動は満たされない。

 退屈と破壊衝動は魔神をも殺す。せいぜい僕が楽しめるような催しが開かれることを期待しておくとしよう。

本日、新元号の令和となりました。

これからもよろしくお願い致します。


それと同時にガガガ文庫の公式サイトの方も更新されました。

刊行予定のガガガブックスの部分にて、本作の書影の3キャラ+1キャラの画像と簡単な説明が載っています。

詳しくは活動報告をご覧くださいませ。

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