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世界最強の魔王ですが誰も討伐しにきてくれないので、勇者育成機関に潜入することにしました。  作者: 両道 渡
第2章 『戒められし魔神編』

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幕間「北方の大竜将と、死霊の長」

 エルベリア帝国とゼナン竜王国の国境。

 高い山脈の上空に、空中移動要塞リンドヴルムが浮遊していた。

 緑を基調とした要塞の自動防衛術式が解除され、身長2メートルを超える大男がリンドヴルムの縁に足を踏み出した。


 武骨で筋肉質な身体を赤い鎧で覆った男は髪はぼさぼさで無精ヒゲを生やし、その体格も相俟あいまって粗野な印象を与える。

 手には身の丈以上もある大槍を持っている。魔銀と竜の牙で加工された槍の矛先には、鋭い剣状の突起がいくつも突き出していた。

 男はその凶悪な形をした槍を軽々と振り回す。そしてその剣呑な目付きが一層鋭くなり、彼の瞳孔がまるで爬虫類のそれのように細長くなったと同時に。


「ぐうおおおおおおおおおぉぉぉッッ!!」


 竜の咆哮と形容するに相応しい声を上げながら、移動要塞から飛び降りた。

 凍てつく空気をものともせず、大男は凄まじい速度で落下する。

 その時、空の彼方から凄まじい勢いで飛翔する何かがやってきた。


 それは大男の身長の2倍ほどもある飛竜だった。

 身体は真っ赤に染まり、大きな翼を巧みに操って急降下してくる。


 男はその竜が真下に迫ったと同時に、その巨躯にずんと降り立った。

 地上から僅か数十メートルのところで速度を低下させた飛竜は唸りながらも主の方へと顔を向けた。


「待たせたなぁ、相棒。よぉし、いい子だ。西方の練兵場に向かえ」


 赤き飛竜は頷き、そのまま滑空して山脈を越える。

 その先はゼナン竜王国の領土。そして兵士たちの練兵場があった。

 地上で大声を上げながら特訓をしていた兵士たちの誰もが、赤き飛竜とそれに騎乗した大男の存在に気が付いて動きを止め、その場で敬礼した。


 飛竜が凄まじい速度で滑空を続ける中、男は飛竜の硬い鱗をばんばんと叩いてから一気に跳躍。

 用の済んだ飛竜が飛び去っていくのと同時に、大男は地面に降り立った。


「お疲れさまであります、我らが大竜将だいりゅうしょうベルガー閣下!」

「どうだぁてめえら、わざわざ西方までやってきた訓練の様子はよ」

「はっ! みな、活気付いております! この広き練兵場での訓練は竜騎兵にとっては願ってもないことであります!」


 副官の男の言葉を耳にしながら、中隊規模にも及ぶ兵士たちと飛竜の姿を見つめる。

 微動だにせず敬礼している兵士と、その場で身じろぎもせずにこちらを見つめているのみの飛竜を目にして大竜将――ルドルフ・ベルガー大将は言った。


「ほう、調子が良さそうじゃあねえか。これならいつ帝国に攻め入っても大丈夫そうだなぁ?」

「この場にいる全員がその気持ちであります! 憎き帝国を倒すためとあらば、己が命を顧みずに特攻を仕掛けても後悔は微塵もありません!」

「へっへ、威勢がいいのは結構だ。だが、向こうにはやべえ奴がいるだろ? ド派手にドライグをぶっ壊したあのイケ好かねえハーフエルフのリューディオ・ランベールと、単騎でベルーダをぶっ潰した大英雄さまを筆頭にな。いくらてめえらが歴戦の強者であっても、あいつらみたいな規格外の化け物には勝てねえ。無謀なこたぁやめといた方がいいだろうなぁ」


 ベルガーは無精ひげを擦りながら、5年前の戦のことを思い出していた。

 最初は圧倒的優位だったゼナン竜王国が徐々に追い詰められる原因ともなった『フォルカス大山脈会戦』を。

 当時、帝国は空中移動要塞ドライグを前にして防衛に徹するほかないとベルガーは判断していた。


 実際、最初はその通りだった。

 分間300連発にも及ぶ禁術規模の魔導砲による制圧力は圧倒的で、アレを防げる魔術師などいないと高を括っていた。

 南方のミルディアナにいるオードラン元帥率いる『ミルディアナ領魔導軍団』もドライグの手にかかれば何のことはないと判断した。


 無論、魔導砲を延々と撃ち続けることは出来ない。

 どうしても魔力を回復するまでに多少の時間が必要な上に、1日の間で撃てる回数にも限度はあった。しかしそれでもなお、彼の空中移動要塞に対抗出来るはずがないと。そう判断していたのだが。


「……ああ。いま思い出しても腸が煮えくり返ってくるぜえ。あのハーフエルフ野郎の面は死んでも忘れられそうにねえ」

「正に規格外でありました。あのような逸材がいるなど、当時の我が国では誰もが想像すらしておりませんでしたからな」

「ドライグの魔導砲の直撃を防げる奴は神使の中でもそうはいねえ。あの天才と謳われ、複数の神からの加護を得ていたオードラン元帥ですら、1人じゃ結界を維持することが出来なかったんだからなぁ……それがあの野郎のせいで常識が変わっちまった」


 防衛に徹していたミルディアナの魔導軍団の中から、機を見て抜け出たリューディオがドライグに対して強大な魔法を相次いで放ってきた。

 その威力はドライグの魔導砲の砲撃をも上回っていた。

 オードラン元帥が率いる部隊の壊滅と同時に、ドライグ側でも即座に脅威だと判断したリューディオに向かって集中爆撃を行なった。しかし、彼の張った術式結界の硬度は次元の違うものだった。


 300連発の魔導砲の直撃でも結界を完全に破壊することは出来ず、逆に強大な魔法によってドライグは撃墜の憂き目に遭った。

 当時、ドライグでの指揮を務めていたベルガーは逃げ出すほかなかったのだ。

 苦い記憶を思い出して怒りが募り、内心で化け物めと舌打ちする。だが、今はそれよりも重要なことがあった。


「まあ昔の話はいい。それよりもリンドヴルムが妙なものを察知した」

「妙なもの……と仰いますと」

「『空間の揺らぎ』だ。今はまだ誰も気付かねえほど弱々しい反応しかねえが、エルベリアの西方領とテネブラエ魔族国の国境付近でそれが起きてる」


 今回、ベルガーは国王直々の命によって、中隊規模という少数の竜騎兵を用いた演習を行なうことになった。

 しかもそれは、エルベリア帝国との国境沿い付近にある練兵場だ。いくら訓練に適しているとは言え、飛び交う竜騎兵の姿を見られればあの国を無駄に挑発することにも繋がりかねない。

 何故国王からそんな命令を出されたのかは皆目見当がつかなかったが、あるいはこの事態を予期していた可能性もある。


 何を考えているのかまるでわからない現竜王だが、彼には様々な神にも通ずる力があるとされている。

 この微小な異変がやがては肥大化するのを防ぐために自分たちが派遣されたと言われても、ベルガーは笑って否定することは出来なかっただろう。


「空間の揺らぎでありますか……。ここ数百年の歴史の中で、我らゼナン竜王国と帝国にそのようなものが観測されたことは一度もなかったはず」

「ああ。ゼナンと帝国ではなかった。だが、今は獣人共と戦をおっ始めてるキアロの方じゃ、度々そういうことがあったみてえじゃねえか」


「確かに。キアロ・ディルーナ王国と言えば、姫竜将ラフィーユ・バルハウス閣下が客将として招かれておりますな。あのお方は魔導のみならず歴史の造詣も深い故、何かしらの事情をご存じやもしれませぬ」

「ラフィーユかぁ、いい女だよなぁ。慈愛に満ち満ちた聖女さまっていうのはああいうのを言うんだろうぜぇ。強引に押し倒したら、あの優しい微笑みがどんな表情に変わるのか試してみてえもんだ」


 ベルガーは愛らしい姫竜将の姿を思い浮かべながら、下卑た笑みを浮かべていたが――すっと無表情に戻った。


「でもまあ、ああいういつも笑顔の奴が一番信用ならねえんだ。ふとした気の緩みに付け込んできやがる。あの女は見目もいいし人の心を揺さぶることに関しては右に出る奴はいねえ。せいぜいてめえらもあの見た目に騙されねえこった」

「は、はっ! 心得ております……! いくら年若い少女とは言え、この屈強なる戦士たちが集うゼナン竜王国にて竜将りゅうしょうの地位に就けるほどのお力があるのは間違いありませんからな」

「とは言え、空間の揺らぎはキアロと根強い関係があるかもしれねえ。そのあたりはラフィーユに話を聞くのが一番だろうが……俺の勘が鈍ってなけりゃ、もうそんな暇はねえなぁ」


 大竜将が不敵な笑みを浮かべたのを見た副官が緊張した表情になる。

 配下の者たちも直立不動のまま次に続く言葉を待っていた。


「近いうちに帝国とテネブラエの国境で何かが起こる。これまでに経験したこともないようなとんでもねえことがだ。それが帝国内だけで収まるような現象なら放っておけばいいが、どうにもそうはなりそうにねえ。その場合は前言撤回だ。俺たちで帝国に乗り込んでそれを鎮圧しねえといけねえわけよ」


 その言葉に誰もが衝撃を受けていた。

 副官の男もまたその1人だったが、務めて平静な口調で言う。


「帝国とは不可侵条約が締結されております。無論、そのような行動を起こせば内政干渉にもあたりますが……?」

「帝国だけじゃなく『自国に危機が迫ってる』ってなら話は別だ。それに俺たちは何も帝国の奴らをぶっ殺しに行くわけじゃねえ。あくまでも放置すればやべえことになる異常事態を鎮圧するために動くだけだ。感謝されこそすれ、非難される謂われはねえ。――まぁ」


 大竜将はにやりと笑む。


「帝国軍が邪魔になるようだったらその限りじゃねえけどなぁ」


 獲物を前にしたかのような獰猛な笑みを見て、その場にいた誰もが身体を硬直させずにはいられなかった。


「よぉし、てめえら。それまでは今まで通りに訓練に徹しておけ。俺もしばらくはここにいるからな。少しでも役に立たねえと判断した奴の首は叩っ斬ってやる。覚悟しろ!」

「はっ!!」


 竜騎兵たちの敬礼に満足したベルガーは、エルベリア帝国の方を眺め、今後何が起こるのかを予想するのが楽しくて仕方がない様子でにやついていた。

 あの空中移動要塞が察知した異変――それが戦乱の種となることを望むかのように。







 テネブラエ魔族国にあるルシファーの宮殿。

 その一角に設けられた巨大な図書館で、最強の魔王ルシファーの第二夫人たる長い黒髪の少女――ジゼルは古びた書物を漁っていた。

 フリルがふんだんにあしらわれたドレスを着飾った少女が、手にした本のページをめくる。


 すべてが古代語、あるいは失われた独自の言語で綴られたものであり、常人には到底理解出来ない代物ばかりだったが、永い刻を生きて書に親しむ彼女にとってはただの読書と何も変わらない。

 膨大な蔵書量を誇るその場所で彼女が熱心に本を読み続けていると、図書館の中にもう1人の少女が現れた。


「ジゼルさま、少々よろしいでしょうか」

「……構わないわ。どうしたの?」

「レヴィアタンさまがお越しです。危急の件だとか」


 真祖の吸血鬼でありルシファーのメイドでもあるカーラがそう告げると、ジゼルはぱたりと本を閉じる。


「レヴィが? 彼女が急ぎの用件だなんて珍しいわね。わかったわ、行きましょうか」


 図書館から出たジゼルを先導する形でカーラが歩きながら訊ねた。


「件の空間の揺らぎについて、何かおわかりになりましたか?」

「キアロ・ディルーナ王国では類似した現象が何度も起こっていたという記録が残っていたわ。それも、人為的な力によるものだとか」


「空間の揺らぎは、やがては『次元の裂け目』を作り出します。それと何か関係があるのでしょうか」

「あの国では魔導生物を造っているけれど、実験に失敗は付き物。上手く造れなかった魔導生物は次元の裂け目の中に放り捨ててしまったという記録があったわ。酷い話ね」

「失敗作はどこへ繋がっているかもわからない場所で遺棄するというわけですか。あの国のやりそうなことです」


 つい先日、グランデン領でわずかな空間の揺らぎを感じた。

 それが気になったジゼルは、ここ数日間図書館に籠もり、空間の揺らぎとそれが最終的に巻き起こす次元の裂け目に関する事象を調べていた。

 そしてほんの数時間前、またしても空間の揺らぎが起きた。今度は以前よりもはっきりと感じられたそれはもう無視出来るようなものではないと思った。


 帝国で何かしらの異変が起きている可能性は高い。

 そして現在進行形で起こっている神殿襲撃事件との関連性も疑われる。

 自分の予測が正しければ、何かとてつもないことが起きる前触れのはずだ。


 そう考えながら、いつも夫人たちが使う宮廷の庭園にある茶室に向かうと、そこには不思議な雰囲気を纏う少女がいた。


「久方ぶりじゃな、ジゼル」

「ええ、お久しぶり。レヴィは元気にしていたかしら?」

「老いも病もないこの身にそれを聞くか」


 穏やかに笑ってティーカップを傾けた少女は、11、2歳程度の外見で幼さを色濃く残しているように見える。

 長い黒髪に、人形のように整った顔立ちをした少女はしかし愛らしい顔に憂いを滲ませていた。


 身につけているのは白衣びゃくえと呼ばれる真っ白な服に、袴と呼ばれる赤い下衣したごろも

 特異な衣装であり、長く生きたジゼルからしても彼女以外にこのような衣服を身に着けている者は見たことがない。

 訊けば、古代の先史文明期時代にどこか別の大陸で着用されることがあった服らしい。


「レヴィは身体が元気でも、いつも心が落ち着いていないもの。無理はしないでね」

「……ぬしは何でもお見通しじゃな。ついこの前までは、まだまだか弱いわらべでしかなかったというのに」

「ふふ。私がこの地に来てから、もう900年も経つのよ。人間は変わるわ。魔神とは違って、外見も中身も」


 少女に向かい合う形で椅子に腰かけたジゼルは、早速紅茶の用意に取り掛かるカーラを横目に語りかけた。


「レヴィ、死霊のみやの方はいいの? ついこの前までは荒ぶる怨霊が多くて大変そうだって聞いていたけれど」


 死霊の宮とは、レヴィアタンが住まう宮殿のことを指す。

 その名の通り、彼女の領地には亡霊やゾンビといった死者アンデッドが多数徘徊している。

 最近こそ怨霊たちが騒がしかったが、いつもはレヴィアタンの力により死せる者たちの心が落ち着いているために物静かな場所だ。


「うむ、わらわが対話を続けてな。みなの心も幾分安らいだ。もはや案ずることはなかろう。……それよりもじゃ」


 レヴィ――少女の姿をした、魔神の王族の7柱がうちの1柱であるレヴィアタンはその生気のない瞳をジゼルへと向けた。


「帝国の西方領にて、多量の死の気配を感じ取った」

「……例の事件と関係しているのかしら。貴女にはまだ伝えていなかったけれど、少しだけ耳を貸してくれる?」


 紅茶を飲み、茶菓子を食べながら優雅に語りかけるジゼルを、レヴィアタンは神妙な面持ちで見つめていた。

 話が終わった時、魔神の少女は言った。


「神殿の襲撃事件が5件か……もはや死者は夥しい数に上っているじゃろうな。そしてその際に起きた空間の揺らぎについては、わらわも一瞬だけだが感じ取ることが出来た。もうじき、何かが起きよう」

「西方領には陛下がいらっしゃるわ。……大丈夫かしら」

「何を心配する必要があるのじゃ。あやつは何があっても動じないどころか、むしろ危険であればあるほどそれにのめり込む性質だし、それに見合う力もある。杞憂というものではないかのう」


「そうは言っても、今の陛下は人間の身体なのよ。ルミエルたちが並の神使より強い身体に調整しているとは言え、非力な私がきゅって優しく抱きしめただけで身体が破裂してしまうほどに脆弱なんだもの。どうしても気にかかるの」


 物憂げな第二夫人の言葉に、幼い姿の魔神はふっと笑う。


「ぬしより力の強いレナが傍にいて生き永らえているのだから問題あるまいよ。むしろ今まで愛欲に暴走したレナに殺されなかったことの方が不思議じゃ」

「あの子はいつも冷静で理知的だけれど陛下と2人きりになると、とても甘えん坊になってしまうものね。でも、加減はよくわかっているから平気よ。もっとも、ルミエルには一度首の骨を折られてしまったみたいだけれど。この前、私も不意を突かれて1回死んじゃったわ」


 首をかくかくとさせながら、なんでもなかったことのように語るジゼルを見てレヴィアタンは溜息を吐く。


「ぬしらはもう少し命というものを大事にせぬか……。いや、まあもういい。話が逸れてしまったが、帝国の西方領からは死の気配が色濃く漂って来ている。じゃが、不思議なことに死霊たちが彷徨ってはいない。無念の死を遂げた者であれば、そのまま無害な亡霊でいようが、悪意を持った怨霊となろうが方々に散り散りになるものじゃ。特にわらわの住まう死霊の宮は亡霊を惹き寄せる性質を持つが、それにつられてテネブラエの地へと来ることもなく――まるで何者かに統率でもされているかのようにゆっくりとグランデンへと向かっておる」


 死霊を束ね、癒すことを信条とする魔神の言葉にジゼルは頷いた。


「まず間違いなくグランデン内部の神殿を襲撃するための予兆でしょうね。ただ、回りくどいやり方だわ。神殿には神聖術式を扱える者も多いはず。単に死霊を襲撃の道具として使うのは非効率的ね」

「そうじゃな。黒幕の目的は恐らく次元の裂け目を作って何かをすることであろうが、死霊の群れは単なる囮に過ぎぬのではあるまいか……操られている者たちは何とも不憫なことよな」


「私の方でも空間魔法で監視を続けましょう。レヴィはもしもの時に力を貸してくれるかしら」

「元よりそのつもりじゃ。人間たちの事情に首を突っ込むつもりはないが、それに巻き込まれて死ぬる者たちを癒すのがわらわの務めなれば」


 多数の死霊が現れ、更に大勢の人間の命が喪われる。

 そう断言しているに等しいレヴィアタンの言葉を聞いて、魔王の第二夫人はすっと瞼を閉じた。


「……陛下。無茶はしないでね」


 愛しい夫の姿を脳裏に浮かべながら、そんな呟きがぽつりと漏れた。

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