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私じゃないの2  作者: 長谷川ラジオ
1/2

第一話 発射と乾杯

5

4

3

2

1

発射

ドアァァァン

ゴーッ

ピーッピーッピーッ


「やったー!打ち上げ成功よ^XXXXXさん。」

「おめでとー、Y.Yさん。1ッ発で成功なんてすごいわ。」

「うーん、私がやってからは1ッ発でうまくいったみたいだけど、

 これまでにたくさんテストされてきたんで、私がやったことはほんのちょっとね。」

「とにかく発射で成功って気持ちいいわ。乾杯ね。」

オレンジジュースで乾杯だ


「こんど作った人工衛星は、違う波長の超音波のパルスを測定して地下にある空洞を見つけるのよ。

 地下道やトンネルを作るときに、もともと空洞があって崩れたりしないようにするの。」

「さすがにY.Yさんだから難しいけど役に立ちそうね。」

「こんなの簡単なのよ。スマホのアプリで見られるようになってるの。

 あっ、このアプリいる?あると便利かも。」

「せっかくだけどご遠慮しとくわ。もう大丈夫と思うけど情報局に目をつけられたら大変だから。」


「そうだ、よかったら今日の夕食はごちそうするわ。」

「でも私食べられるものに制限があるから。」

「心配しないで。大丈夫よ。30分後に一階の入り口で会いましょう。」


―――――――――――――――――――――――――――――


「Y.Yさんお待たせー」

「XXXXXさんすごーい、おしゃれなスカーフね。」

「最近、ヒジャブもかわいいのがあるの。ちょっと高かったけど素敵なんで買ったんだ。」

「じゃあ行きましょう。でもそんなにおしゃれな店じゃないからね。」

「ごちそうしてもらえるなら何でもOKよ。」


Y.Yさんと駅方面へ

そして、止まったのが 「ここよ」


牛丼屋の前!

Y.Yさんがどんどん入っていっちゃうので、あわてて着いていったが

「あの、私、牛肉たべられないわ。」


「大丈夫よ。

 うな丼2つとサラダ2つ。」


「うな丼って何?」


「焼き魚とライスだから大丈夫よ。」 そう言われてもちょっと心配


―――― しばらくして うな丼 登場! ――――  見た目可愛くはない


早速、お箸でモグモグ

「しょうゆかしら変わった味ね。でもおいしいかも。」

「私は他の研究員の人達とお祝いの時はうな丼を食べるのよ。どお?」

「初めて食べた~。ありがとう。ゴチソウサマです。」


―――――――――――――――――――――――――――――


2人で家に帰ると、そこには管理人さんの姿が。今日はどうしたの。

「ああ、XXXXXさん、Y.Yさん、お食事だったのかい。」

「今日は2人で、外食して帰ってきたところです。」


「ちょうど良かった。

 実は203号室のI.Mさんが急に帰国することになってね。

 慌ただしくもう出て行っちゃったんだよ。

 住居の皆さんにはお世話になってありがとうございましたとのことだ。」


「んー、残念だわ。せっかく仲良くなってきたのに。もう既に帰られたんですか。」


「荷物をまとめて今日中の飛行機で帰るみたいだった。まあ彼女は韓国で近いからな。


 それと、すぐに次に入る人が決まって、YXY国の女子学生が明日から来るらしい。

 どんな人かはまだ分かってないんだが、ここに住もうというのだから、

 とりあえずは分かって来るんだろう。

 心配ないと思うが、仲良くしてやっておくれな。」


どんな人だろう。待ち遠しいわ。

がんばろう。良いことがたくさんありますように。


挿絵(By みてみん)

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