栄光も未だ滅びず
「同志諸君、2ヶ月に渡る臨時訓練、よく耐えきった。しかしまだ終わりでは無い、我らはただいまよりキエフへと直行する!」
「おい、いよいよだぞ。どれだけナチ軍を撃ち殺せるか競走しようぜ。コルニーロフ」
「競走してたらすぐに胸を貫かれるぞ。」
「ちぇっ」
「我々はたった今から訓練の成果を出すことになる。それは馬に乗り、振り落とされることなくキエフまで直行できるかが諸君に問われる」
「馬に乗るのはバッチリ覚えたぜ!」
「諸君よ馬に乗れ!今すぐ出発するぞ!」
「馬ってのは速いな、もうウクライナだ」
「ここら一帯はぬかるんでるから不安だな。これで滑ったら大怪我だ」
「やっと着いたぜ。中々速くて爽快だったな!」
「あぁ…でも俺たちは今から本当に戦闘するんだ。引き締めて行かないとな」
「諸君らに指示を出す!まずユーリとコルニーロフはあそこの建物でナチ軍を待ち伏せし、ナチが来たらこのライフルで射殺しろ」
「分かりました!」
「へへっ、俺の父ちゃん武器商人だったんだ。だからこのライフルは触ったことあるぜ」
「使ったことは?」
「そん時はまだ俺もチビだったから使ってはねぇよ、触っただけだ。ま、父ちゃんは1ヶ月前のウーマニの戦闘で死んじまったけどな」
「そうか…でもお前言っただろ?どっちがナチ軍を多く撃ち殺せるか競走しようって。あの勝負、乗ってあげてもいいぜ」
「へへっ、お前本当はやりたかったんじゃねぇの?」
「そんな訳ないだろう!俺なりの同情だ!」
果たして、この戦争は終わるのだろうか、また両親に会えるのだろうか。




