第四話 魔導の女神:フィーレア
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「レクシア様が作った女神の誰かが?」
ガルドは、ゲイルの推測に疑問の声を上げる。それもその筈、レクシア様が作った女神は皆レクシア様に従順である為、そんな事をするという事はレクシア様に対しての宣戦布告そのもの。どんな手を使っても原初の女神であるレクシアには勝てない事を作られた女神は知っている筈…
「んー…だけど他に思い当たるものもないし、取り敢えず【お師匠】が何か知ってるかもしれないから、行ってみよう」
そう言ってゲイルは席から立ち上がり、テーブルに立てかけていた杖を手にとって床を2回ほど叩く。すると、目の前に白い門が出現した。ゲイル達は、その門を躊躇なく潜り、お師匠のもとへ向かった…
「お師匠、居…」
「ゲイルぅーーーッ!!」
ゲイルは、目の前から猛ダッシュで抱き着こうとする女性を軽やかに回避、女性は門を潜り先程までゲイル達がいた部屋に突撃…直後、ズザザーーッドン、ガシャンッ!!という音が響いてきた。
「…解除」
ゲイルは白い転移門を解除し、女性とはこれでおさらば…かと思いきや。
「もう、久しぶりに会ったっていうのにそれは酷くないかしら?」
突如、先程と同じように白い転移門が目の前に出現し、手でホコリを払うような仕草をして女性が現れる。
その女性は、ゲイルと同じ深い緑色の髪を腰まで伸ばし、紫色の瞳をしていた。
「チッ…お久しぶりです。魔導の女神、フィーレア様」
「…ねぇ、今舌打ちしなかった?」
女神:フィーレアの問いに、ゲイルは「気のせいでは?」と返すのだった。