0-1 登場人物1
*黒崎零
五月三十日生まれ。十六歳。
日本国防軍第二五師団所属。別名『殲滅犯』。
世界に十二人しかいない戦略能力者のうちのトップ『最高支配者』と呼ばれる世界最強の能力者。
圧倒的な力だが、その力はいまだ不明。
義理の妹の靜美がいる。
また、女性の体に対して、極度の反応を示さない(ただし男の本能としては少しあったりもする)。
*レイ・ギルティ
黒崎零がこの時代に来て使っている名前。
『半永久的人体冷却装置』により、一部、記憶障害を起こしている。
また能力は過去と同様の力を発揮するが、原因不明の能力暴走にその能力を失う。
その副産物として、異能によってできた現象を元に戻す力を手に入れる。
また、生まれつきの体質として持っていた、世界の情報を観る力『真実ヲ見ル目』を使うようになってきた。
魔術都市に来てからは、どこにでもある普通の学校に通うようになった。
リンカ・アルヒィドとの関係は、一応従兄弟と名乗っている。
ちょっと馬鹿だが、真面目な時は真面目。
*リンカ・アルヒィド
レイが森の中をさまよっている時に遭遇した少女。
当初は黒いドレスの様な鎧を着ており、新人類を敵対視していたが、レイと出会い、ビルビットと交流をしていくうちにその考えは少なくなってきた。
また、能力や、この時代で言う『魔術』に該当しない異能の力を使う。その原理、仕組みなどはいまだ不明。また化け物クラスの力(物理)普通に使うことができる。
とても大食いの人物で、レイ曰く、『お前の腹はブラックホールかミンコフスキー時空か!?』というぐらいの大食いである。
ちなみに、リンカはレイと出会ったときから記憶消失しており、名前も覚えていなかったので、レイが恥ずかしがりながら『リンカ』という名前を付けた。名前の由来は不明。ただ、レイの記憶のどこかにある名前であることは間違いない。
*ビルビット・クロウゼル
二八歳(西暦に直すと十六歳)。
旧人類であるレイの通訳。古代語(英語)が分かる数少ない人物。(*そもそも古代語を学ぼうとする人が少ない)
家族は居なくて、今はアルフリッドの家に仕事を手伝うことを条件に、住まわせてもらっている。アルフリッドの先輩にあたる。
また、ビルビットの容姿が、レイがかつて知っていた人物の瓜二つであったことから、レイが少し混乱してしまった経緯もある。
得意魔法分野は、精神支配魔法系。
とても優しく、誰からも愛されている。
*アルフリッド・シーレ・カタスト
二十四歳(西暦に直すと十四歳)
魔術都市を取りまとめる『七族』の一つ、カタスト家当主であるレーフストリ・クローズ・カタストの娘にして、次期当主。
親譲りの赤い髪と赤い瞳が特徴。
一応お姫様のような存在だが、アルフレッドはその立場が嫌いなようで、お姫様のような上品な敬語を使ったりはしなく、少しおてんばな性格の持ち主だ。
学校では生徒会の書記を務めており、成績優秀、容姿端麗、運動万能といった全てを備え付けた人物で、レイ曰く、『まさしくアニメのヒロインにするなら最もふさわしい人だ』というぐらい凄い人物だ。
ただ、人一倍他人の不幸ごとに敏感なところがある。
得意魔法分野は、発火魔法系。
今後の活動については活動報告のところに書いておきましたので、そちらも見ていってください。






