月は私と飛んでいく
掲載日:2015/11/22
私は、所属を持たないフリーの星。
宇宙のあちこちを飛んでいる、流れ星。
色々な場所に行けるから、毎日楽しいのだけど、不安定な気持ちになるの。早く、パートナーが欲しいわ。
そんな時に現れたのが、あなた。
銀河系、太陽系、第三惑星地球の周りをまわる衛星「月」
でこぼこした、灰色の美しい姿。
寡黙に地球の周りをまわっている真面目なあなた。
好き、大好き。気持ちが高まるばかり。
キス、して。
月と話すと緊張するから、近くの火星や木星と話してばかりいた私。
そんな私を見かねた、火星と木星が、月と私を引き合わせたの。
「ずっと前から、君が好きだったんだ」
って月が私に、映画スターのように告白してきたの。あ、宇宙にも映画あるのよ。
月と私は結婚するの。火星と木星が証人よ。
これから新婚旅行に旅立つの。銀河系一周旅行。私は月に乗ったり、横に並んだりして飛んでいくの。
あれ、月は地球の周りをまわっているのではって?
いいのよ、結婚休暇。一か月くらいお休みしてもいいよね。
月、あなたを愛しています。




