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三月三一日(日)一八時五〇分


視界の真っ白が取れた時、姉の後ろの生きる炎は消えていた。父が消火器をもって立っていた。姉の髪の毛は先が少し焦げて黒く、チリチリと音を立てていた。父は消火器を投げ捨て、女を引き剥がして下着姿の姉を抱き寄せた。

父が何度も謝るのを姉は聞いた。女がヒイヒイ言いながら姉を見ていた。

「私の幸せは」姉の目からホコリと煙で真っ黒になった涙がボロボロと落ちた。姉はひとりごちに呟いた。

「お前の上にあるわけじゃない。自分じゃない誰かのために生きてることそのものだからお前なんかに分からない。」


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