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三月三一日(日)一八時〇二分


姉は床下のある場所で止まっていた。床上から光が漏れている。かなり細い隙間だが、確かに板と板の間に隙間がある。姉はかなり息が荒かった。額の汗で髪がぐちゃぐちゃに顔に貼り付き、床下の黒い煤のような埃が眼の下に消しゴムのカスのようにこびりついていた。そのまま板を押してみると、腐った匂いがして、ボロボロと木の皮のようなものが落ちてきた。目に入って、姉は悲鳴を上げそうになった。その時姉は触ったとことには鉄のクギのようなものがあるのに気づいた。この木は壊せそうだ。だがここは釘があるから無理だ…。


父は壁の時計を見つめていた。時計は既に夕方の六時になろうとしていた。外は夕暮れで、窓際の女と男の横顔をオレンジに照らし出していた。父は男になろうとしていた。

「大丈夫よ。わたし、これからもあなたさえ居てくれたら、そんな訴えたりなんてこと、しないわ。」

女は男の首筋に下を這わせた。


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