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三月三一日(日)五時一分 


試練が始まる。

男が口角を釣り上げて「試練が始まりました。」と言った。

妹は姉の目線から自分を眺めていたので頭がぼうっとしていた。姉の目線から見た自分は姉にそっくりだった。妹は目が二重だが、姉は目が一重だった。しかし目を閉じた時の顔はそっくり。今までそんなことに気がつくはずもなかった。

「お姉さんを見なくていいんですか。」

と男は言った。

「始まっていますよ。」


アラームだと思ったのは姉が三日前に書いた予定送信のメッセージだった。姉はそれを見つめていた。正確にはメッセージは見ていなかった。アプリには発送元の端末の住所が出るようになっていた。姉はスマートフォンを父の車の中に置いてきたことを思い出していた。そして、発信元の住所が家でも、父の職場でも車道でもない、知らない一般住宅の駐車所の中にあることについて考えていた。


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