放送事故〜後半〜
内容を濃くできるように頑張りました。
『ダンジョンキーを持っている2名の存在を感知しました。そして、条件が満たされました。これより、エクストラハイボスが出現します。』
えっ、エクストラハイボス!?エクストラボスは知ってるけど、「ハイ」が付いてるのは知らない。あと、ダンジョンキーって、さっき宝箱から出たあの鍵だよね。そんな重要なアイテムだったんだ。
あっ、やっとボスが出てきた。って、あれはスノードラゴンだ。やっぱり、エクストラハイボスは、うさぎじゃないんだ。
「ひな!あれはスノードラゴンって言って、氷魔法を使い、魔法は一切効かないんだ。」
「それって、前にいたドラゴンの強い版ってことだね。うん、やばい」
前回、ギリギリだったしな。コロのスキルも5分しか、もたないし、あられも魔法しかできないしな。やっぱ僕が剣を使えるから、勝つための鍵になってくるのか。
「ひな!作戦を決めたよ。僕が頑張って、コロでガンってやって勝つ。」
「よくわかんないけど、ラジャー」
とりあえず、どのぐらいの硬さか確かめてみよう。スキル『縮地』を使って、、、、あっ、やばいブレスが来る。
「れお、左に避けて!」
左ね、よっとな。
ドッカーン
危っな。威力ヤバ、床がへこんでるんだけど。
「ひな、ナイス。また、どんどん言ってくれ。」
まって、今気づいた。ドラゴンって、空飛ぶじゃん。僕、そういうスキル一個も持っていないんだが。
コロも無理じゃん、ひなもないって言ってたし。あられは?でも、ペンギンって空飛べないじゃん。まあ、一応聞いてみよう。
「ひな、あられって僕が空中に行けるスキルってあるっけ?」
「あるといえばあるけど、、、危険だよ?」
「大丈夫だ。お願い」
「わかった。あられ、スキル『氷山』」
スノータワー?突然、細長い氷山がドラゴンのところまでに階段状になった。こんなスキルあったんだ。本当に助かる。空中ってより、高いところだけど、これなら行ける。よし、行くか。
うお、意外と滑る。だからひなは危険って言ったんだ。でも、このぐらいなら、なんとかなりそう。
ほ、ほ、ほっとな。
よし、行ける。助走をつけて、飛んだ!そして、、、『カキン』
うっ、前回よりも硬い。どうしよう。受け身を取って、落ちた。
「れお、ブレスが来る。そのまま伏せて!」
ブオーン
ありがたい。ひなの指示がなかったら、凍って死んでしまうところだった。
よし、決めた。前回も使った、秘伝の技を使おう。本当の名前は『舞剣術』っていって、舞うように切るからこの名前がついたんだよね。死ぬかもしれないっていうのは、舞うように切るときに、失敗すると自分を切ってしまうからなんだよね。
「ひな、またお願い」
「わかった。あられ『氷山』頑張って!」
集中力を極限まで高められるかが、この技のコツ。すうー。行くぞ!スノータワーに乗って、さっきと同じ状況をつくった。ここからが勝負だ。
「舞剣術 天花」
流れるように剣を振り、ドラゴンの首、、、ではなく、両方の羽を切った。
「コロ、『巨大化』ドラゴンにトドメを!」
そう、れおは硬い首を切るのではなく、飛べなくすることが目的切ったのだ。
「グオーン、、、、」
スノードラゴンは息絶えた。
「やった、、、勝ったんだ!」
「すご〜い!おめでとう。」
コメント
・こんなすごいものを見せられたら、コメントしたくなる
・それなw
・まだ気づかないんだね。
・宝箱、楽しみ〜
わあ、宝箱がある。よし、宝箱を開けてみよう。
「開けるね。」
「うん!」
ピッカーーーーーン
『ま、眩しい』
またまたデジャブを感じながら、宝箱をみた。
コメント
・ズコーーー
・ズコー
・なんでやねん
・どうしてーー
ズコーー
え、、、、一つの鍵?なんかお菓子の絵が書いてあるし。い、いらないんだけど、、、
「い、いらないけど、また使うかもしれないから、倒したれおが持っててよ。」
「わかった、、、」
また、使うかもしれないしね。持ってて損はないはず。たぶん、、、
「あーーーーーー!」
ひなが急に大声を上げた。
「ひなどうしたの?」
「配信つけっぱなしなんだけど!」
「えーーーーー!」
コメント
・やっと気づいたか。
・ずっと見てたぞ
・最後、オチが完璧すぎーー!
「よし、終わりにしよう。ばいば~い」
ー配信が終了しましたー
第1章完結となりました。
ブックマークをつけてくださった方ありがとうございます。これからも、頑張るのでよろしくお願いします。