表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
68/86

夜での会話

そして街に動物が現れる前の日。

僕は、ひなといっしょに過ごすことにした。


僕の家のリビングで、一緒に喋ってる。

「とうとうもう、明日か。」

「そうだね、強制的に眠らせるってどういうことなんだろう。」

「たしかに。僕の家に一応ベッドがいくつかあるから、目覚めたらそこにいるのかな?」

「魔法だ!昔なら、非現実的って思われていたから、こんな事が可能とは思って内容ね。」

「そうだね、5年前の出来事なのにもっと昔に感じられるな。」


ちらりと時計を見ると、時計の針はもうすぐ12時をさそうとしていた。

あっ、なんか面白い番組はやっているのかな?


「テレビつけて良い?」

「うん!お願いします。」


テレビを付けると、明日になるまでのカウントダウンをしている番組があった。

もしも、僕の話が嘘だったらどうするんだろ。

本当なんだけどさ。


「これ、カウントが終わった瞬間にどうなるんだろー?」

「みて、みんな自分の隣に布団が敷いてあるよ。きっとそこで寝るんだよ。」

「ほんとだ!」


普段なら見られない特別な光景で思わず笑ってしまった。

「ぼくたちも、そうする?」

「したい!!」


決して、怪しいことをするわけではない。

ただ、おきた後にすぐ確かめ合うことができるからだよ。

本当だからね。


「わふーん」

「ペーン」

コロたちもお疲れみたい。


「どうする?もう寝る?」

「うん、そうしようかな。」


ささっと布団を敷いた。

それに、すでに自分たちの家で夕ご飯とかお風呂とか済ませている。

だから、もう今すぐ寝られる状態だ。

別に、強制される前に寝てもいいしね。


「じゃあ、お休み」

「おやすみ〜」

布団に入って目を閉じると、疲れていたのかあっという間に眠りに落ちていった。



〝わんわ…んわん〟

〝ピーピー〟

〝れ……きて〟


うーん、遠くからなにか声がする?

でも、ひなとは家が別だし。どうして?

そうだ、まだ夢なんだ。寝よう。


〝よしコ……られ、れおにダイ…トアタック!〟


んん?やっぱり、気のせいだよね。

ひながいるわけじゃない……


わおーん!!

ピーー!!


「いてっ!んん?あれ、ひな?ってことは夢か。おやすみ〜」


「れおーーー!!!今日は、あの日だよ!外の世界を見ようって約束したじゃん!!」


「あっ、そうだった!おはようひな。外の世界を見るという約束はしていない気がするな。」

「したよ。れおが寝ぼけてるだけ!早く着替えて、寝癖直してきて!」


眠いという気持ちを抑えながら改めてひなを見てみると、寝たときの格好ではなかった。

なんかロゴが入っている白いTシャツに脚長効果が期待されそうな黒い長ズボン。

動きやすそうでもあるお洒落な服装だった。


しかしまだ眠かったので時計を見てみると、まだ5時にもなっていなかった。

何時におきて、いつの間に自分の家に戻ったのか知りたかったが、眠くて頭が回らなかった。

僕は朝に弱いしね!


まあ、そんなことは置いといてひな言われたとおりに着替えた。

外を見に行くというので、動きやすいほうが良いかと思いジャージっぽいラフな服装にしといた。

おしゃれとか興味ないから。


あと、寝癖を直した。

いつもよりは爆発していなかったから良かった。

今日は手入れが楽。


「ひな、準備できたよ。」

「おっけー、コロ、あられも行こうね。」

「ピー!」

「わふーん」


ほらみて!

コロは僕と似たのか、まだ目が起きていないよ。

やっぱ、主人に似るというわけか。


タレ目のコロもかわいいので思わず写真を撮ってしまった。

これから、こんなに可愛い動物たちが街にあふれるというわけか。

やばい、楽しみになってきた。


あっ、テレビの結果見てない。

今更遅いし、後ででいっか。

ブックマークをつけてくださった方、ありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新作の連載です! 「与一、死んだかと思ったら異世界転生をしていてた件〜弓で最強を目指します!?〜」 ncode.syosetu.com/n5855ju/ ハイファンタジーが好きな方はぜひ!
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ