大事なお知らせ配信
れおのリビング。
今は大事なお知らせをするために配信をしてるよ。
「やっと落ち着いた……」
「ごめん、本当に。」
コメント
・やばい、視聴者数が過去最多になっている。
・ホントだ、視聴者数10万超えてるぞ。
・うおーすげー!
・今北産業
・大事な話と聞いて、みんな暴走
・おけ把握
コメント欄が早すぎて、なにも見えない。
かろうじて見えたのは、視聴者数が過去最多になっているということ。
10万超えしてて、めっちゃびっくりなんだけど!
その分、多くの人にこの情報を届けることができるから良かった。
「じゃあ、落ち着いたことだし説明するね。」
コロとあられがホワイトボードを持ってきてくれた。
おお、有能!
早速持ってきてくれたホワイトボードを使ってみんなに説明するか。
「まず、僕は昨日の夜──みんなが寝てる時だね。その時にさっきひなが行っていた通り、神の領域に行ったんだ。勝手に神様が僕を連れてきたらしい。そこで、僕を連れてきた神様と話してきたんだ。」
コメント
・えぇっ!神の領域!?
・神 の 領 域
・すげー!
・神様ってどんな姿なんだ?
・いいなー!
・れお死んでなかったのか
・神様の領域ってどんな感じなんだ!?
・コメント欄速すぎw
・Do you met GOD ?
・外国ニキもあらわれたぞ!
・もう、トップ配信者だね。
・もう少しkwsk
「ちなみに神様の姿は見れてないよ。なんか、肌荒れしてるみたい。」
「気になったのに〜」
神様って万能じゃないんだね。ずっと衰えなそうなイメージなのに。
美容にも気をつけないとなんて、人とほぼ変わりないね〜。
コメント
・肌荒れw
・女性かな?
・いや、男性でもあり得るだろ。
・どうやって手入れしているのかしら。
・こっそりと…?
・違法やん笑
「じゃあ、今度こそ話した内容を説明するね。ひな、書記をお願い。」
「まっかせてー!」
ひなは元気よく返事をすると、マーカーを持って、ホワイトボードの前にたった。
ひなは、生徒会もやっていてから、こういうのに慣れてるんだよね。
僕の彼女、めっちゃ優秀すぎる。
「じゃあ、聞いたことをそのまんま読むね。」
一応、全文書いてあるからそれを読めばいいよね。
「3日後の夜、全世界の人々が強制でベッドの上などで眠らせられる。そして起きた後に、その人にぴったりな魔物の卵がある。それは全人類にあり、その人に必ずになつくのだ。そして、魔物はすでに契約されており捨てることが許されない。しかし、生涯の良きパートナーとなるだろう。食事は人間のものと同じだ。ただし、すでに聖獣がいる人はもらえない、だよ。それと、戦争のためではないから、しっかりと大切に育ててだって。」
一応全部読んでみた。こんな感じだったよね?
「よしっ、こんな感じでいいかな?」
あっ、ひながまとめてくれてる!すごい、めっちゃわかりやすい。
「ひな、めっちゃわかりやすいよ!」
「えへへ、ありがとう!」
誰もが振り向くような、可愛い笑顔だった。
僕の胸にクリティカルヒット。
コメント
・えっっっっっっっ!!!!!!!!
・俺にもペットが!?
・もふもふーーーーー!!!
・やばい、すごすぎる!!
・世界が変わるぞ。
・早く3日後来てくれ!
・鳥を飼いたい!!
・猫が良い!!
・まちきれないよぉぉぉ!
・トレンド1位だーーーー!!!
・すげぇぇぇ!!!!
・やっぱり、おまつりだぁぁぁっ!!!!!!
・もっと拡散しろーーーー!
・れおたち有名人だー!!!
・ひなかわいい!
みんな、楽しみにしてるみたい。良かった。
「じゃあ、伝えたいことが言えたから配信を終わりにするね。」
「3日後にまた配信する予定だよ。せーのっ」
『ばいばーい!』
ー配信が終了しましたー
次回は掲示板回です。




