放送事故〜前半〜
庭にダンジョンができるのは、もう少し先になりそうです。あと、3話くらい先となると思います。
「よーし、配信おわったー」
「攻略する?」
「うん!」
コメント
・あれ、配信が終わってないこと気づいてないみたい。
・放送事故だね
・2人が放送事故なんて珍しいね
・まあ、気づくまで黙ってるか
配信は終わったけど、せっかくだし、『吹雪』を攻略することにした。すごい強いコロたちがいるからね。
少し歩くとゴブリンが一体いた。たしか、このゴブリンも雪魔法を使うんだよね。
「ひな、倒しちゃうね。」
「うん、お願い。」
スキル『隠密』を使って気配を消し、ゴブリンの背後に回り込んで首を切った。このくらいは僕でも行けるね。もっと増えると厳しいけど。ドロップは、ただの錆びた剣か。売却用かな。
よし、どんどん進もう。
「わんわんわん!」
「コロ、どうしたの?」
「わん!」
コロが走っていった。なにかがあったのだろうか。事故にあったらどうしよう。追いかけなくちゃ。
「ひな、先に言ってるね。」
全力疾走をするコロを追いかけていって、何メートルか走ったとき、急にコロが止まった。どうしたの?
「わん!」
なにあれ!虹色のスライムがいる。テイムしたい。え、コロ、倒したほうがいいの?あっ、そうなんだ。
「れお、はやいよーって、なにこれ。レインボースライム?」
「ごめんごめん。これはコロによると、倒すと宝箱がもらえるらしいよ。しかもその中身は超豪華らしい。」
何にせよ、その人にあったものがでるらしい。テイムしたかったけど、倒すしかないね。
「何が出るのかな。まあ、倒そう。」
「れお、倒しちゃって!」
「ひなはいいの?」
「うん、だってコロが見つけたし」
まあ、一理あるか。お言葉に甘えて、倒そう。なんか弱そうだし、初級魔法でいいかな。
「じゃあ、倒すよ。『ファイヤーボール』」
シュン
あれ、倒せなかった?いや、倒せたね。
『…』
初級魔法だったのに、あっけなかった。レインボースライム?なのに弱くてびっくり。
あっそうだ、宝箱があるんだった。なにが出るかな?超豪華って、楽しみ!
「じゃあ、開けるよ。」
「うん」
パッカーン
『ま、まぶしー』
デジャブのようなことを考えながら中身を見た。え、、、2つの鍵?なんかドラゴンの絵が書いてあるし。正直言って、いらないんだけど、、、1人しか倒してないのに、2つも入っているなんて不思議。
「い、いらないけど、一応持っとこっか。一つはひなどうぞ。」
「ありがとう、、、」
モンスターが弱かったから、やっぱり報酬は良くなかったみたい。超豪華ってなんだっけ、、、
もやもやした暗い気持ちをなくすためにとにかくモンスターを狩りまくった。つまり、ストレス発散だね。
おりゃおりゃおりゃーーー。
ストレス発散してから1時間が経った。ふう、気持ちよかった。また、ストレスが溜まったら来ようかな、、、
倒しまくった結果、ドロップ品が、
・錆びたネジ 70本
・錆びたナイフ 50本
・新品のナイフ 35本
・魔石 150個
ということになった。種類は少ないけど、合計で5万円は超えそう。ストレス発散って怖いね。知らない間にこんなに倒してるんだもん。
まあ、なんだかんだ倒しまくってるとついにボス部屋にやってきた。
「れお、ボスって何だっけ。」
「たしか、スノーキングラビットだよ。」
うさぎなんだけど、見た目は可愛くないから。倒しやすいみたい。あと、雪魔法を使うから、あられは最強だね。ほかの探索者にとっては、強すぎるんだろうけど。
深呼吸をしてから、ボス部屋に入っていった。あれ、ボスがいないんだけど。
「ラビットさーん、どこですか?出てきてくださーい!」
シーン
えっ、ほんとにどこいったの?僕とひな以外いないんだけど。
『ダンジョンキーを持っている2名の存在を感知しました。そして、条件が満たされました。これより、エクストラハイボスが出現します。』
これから1日1つ投稿となりそうです。これからも、『もふ庭』を、よろしくお願いします。