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神の領域に来ちゃった!?

……あれ。ここは、どこ?


 目が覚めると、知らない場所だった。あたりを見回しても何も無い。

どこまでも続いてそうなただの真っ白な場所だった。でも不思議と怖くない。

昔に来たことがある、なんか懐かしい感じがするのだ。


「あーあー。うん、間違えなく声は出る。」

飛び跳ねたり、走ったりしてもいつも通り。

夢ではないのだろうか。でも、この場所に来た記憶がない。


ほっぺをつねれば良いのかな?

ぐぬぬ、痛い。夢、じゃないのか?


そうだ!もし夢ならば、念じれば何かが出るのではないだろうか。

そうだ。僕の相棒コロを思い浮かべよう。


コロ コロ コロ

もふもふでかわいい頼れる相棒


シーン


何も出てこなかった。だめなのか。

本当に、ここはどこだろう。

じゃあ、1週間後の僕の街とか?未来だったら見えるかも。でも、1年後とかはちょっと怖いしね。


そして、目を閉じて念じてみた。


うーんうーーん


すると目を開けた途端、いつもどおりの僕の街は現れた。

白い空間が街に変わったのだ。


ただ一つを除いて。


なんといつもどおりの街に――テイムされたらしき動物(魔物)がたくさんいるのだ!

そのみんなは幸せそうに飼い主?に懐いてたり遊んでた。


「す、すごっ…」

僕は語彙力を失って街を歩いてみた。

しかし、町の人達は喋っているのに声が聞こえないのだ。


ひなたちがいた。誰かと喋っているようだ。

「あっ、ひな!コロ!あられ!おーい」

声をかけたのに、こっちを見もしなかった。僕の声が聞こえなかったようだ。

試しに近づいて手で触れようとすると、するりとすり抜けてしまった。


ここは本当の街ではないようだ。それを示すようにひなが喋っていたのは、もう1人の僕だった。


「ほんとうに、1週間後の街なのか…?」


【そうじゃよ。】


「うわっ、なに!?」

急に頭の中に声が響いた。


【われは神だ。ここは神の領域じゃが、特別にお前を連れてきた。神の特権でな。それに今日本では、お主は眠っていることになっているじゃろう。】


「神様!?つまり、僕は死んでないけど神様のお陰でここに来られたって言うことですか。そして僕は寝ているっていう。すごいな〜。せっかくならひなたちにも見せてあげたかった。」


【そうじゃ。しかし子供のわりにやけに冷静じゃな?1週間後にはこんなに街が変わっているというのに】


「いや、アランが小声でつぶやいているのをコロが聞いていました。あと、子供扱いしないでください」


【そうなのか!?あの馬鹿め。言ってはないけど、人に知られるのはダメだとあんなに注意したのに。】


「あっ、そうだったのですね。アランさん、ご愁傷さま。」

妖精に喋りかけたりできるんだ!アランは自業自得だよね笑

そして、子供の扱いしないでと言ったのにスルーされた。


【まあ良い。アランには伝えてなかった情報がまだあるからそれをお主に伝える。】


「それって、ひなにも伝えていいですか?」


【ああ良いぞ、なにせ聖獣を連れているからな。それと、お主がいつもやっている配信?で今から伝えることを広めてくれ。】


「あっ、広めて良いんですね。わかりました。」

結局夢じゃないってことだよね?これで夢オチだったらびっくりするんだけど。

それと、神様って姿を見せてくれないのかな。結構気になるんだけど。


【見せるわけ無いじゃろ!肌が今荒れてるんじゃ!】


あっそうなんだ、見せられないのか。

肌荒れを気にするって、神様も人間みたいだな笑

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