もふもふたちとの出会い
宝箱から出た卵をお互いに持ち帰った。前にも言った通り、ひなとは家が隣同士だ。だからひなが、
「せっかくだし、お互いが見える場所で温めようよ。」
「そうだね。じゃあ、2階のあそこで。」
「OK!」
そうして僕たちは大切に温めていた。
◇
〜10分後〜
<side れお>
大切に温め続けたら、ピキッと、突然卵にヒビが入った。驚いてひなに報告しようと、ひなのほうを向くとひなも同じ状況だったみたい。ここから出てくる子を想像しながら、また温めていた。
そうして、約1分後、、、
「わおーん」
中からかわいい子犬が出てきた。おはよう〜って言っているみたい。なぜかわからないけど、この子犬の言葉が通じるんだよね。
「おはよう、子犬さん」
「わんわん!」
えっ、子犬じゃなくて狼なんだ!ごめんごめん、勘違いしてた。「ペロッ」えっ、舐めてくれたの?ありがとう。
『ピーンポーン』
突然家のチャイムがなった。この子を抱えながら玄関のドアを開けてみると、ペンギンを抱えたひなが立っていた。
「どうしたの?」
「いやーかわいいペンギンが生まれて、れおに見せたかったから来ちゃった!」
「しょうがないな〜。じゃあ、一緒に名付けしよう。上がって」
「ありがとー!」
家に誰もいないから、ひなに家に上がってもらって、リビングで話している。
それにしても名前かー。そりゃあ、決めないとね。何がいいんだろう。しろ?ぽち?違うな、、、うーん狼だし、ウルフ?うーん、、、
ひなは決めたのかな?聞いてみよう。
「ひなは、ペンギンの名前決めた?」
「うん!あられにしたよ。『ひなあられ』ってことで。『わたあめ』とも悩んだんだけどねー。」
「わあいい名前だね。」
「れおは?」
「悩み中、、、」
「そっか、いいのが決まるといいね」
うーんどうしよう。こういうときは狼の目を見て、、、うん、決めた。
「よし、君の名前は『コロ』にしよう!」
「わおーん!」
「えーーー、いいのそれで?」
「なにが?」
「(あっ何も考えていない目だ。)」
「なにか言った?」
「何も言ってないよ〜」
ふーん。
まあ、コロよろしくね。
<side ひな>
温め続けたら、突然卵にヒビが!びっくりして、れおの方を向くと、れおも同じ状況みたい。
そうしたら約1分後、
「ピーピー!」
ペンギンの赤ちゃんが出てきた。か、かわいすぎる。もふもふ〜〜〜〜。幸せ〜〜。
隠していたわけではないけど、私は一番ペンギンが好き。いつか飼いたいって思ってたから、夢がかなっちゃった!
そうだ!ペンギンをれおに見せよう。
『ピーンポーン』
れおが出てきた。突然来たから、びっくりしてるみたい。
「いやーかわいいペンギンが生まれて、れおに見せたくて来ちゃった!」
「しょうがないな〜。じゃあ、一緒に名付けしよう。上がって」
「ありがとー!」
れおの子犬もめっちゃかわいい。あっ、犬じゃないの?狼なんだ。れおの家にお邪魔した。いつ来ても綺麗だな〜。しっかり整理されている。
まあいいや、ペンギンの名前を考えよう。うーん、わたあめとかどうかな?ふわふわだし。
そう考えていた瞬間、ビビッときた。そうだ。私はひなだから『あられ』にしよう。『ひなあられ』なーんてね。
「ひなはペンギンの名前決めた?」
「うん!あられにしたよ。『ひなあられ』ってことで。『わたあめ』とも悩んだんだけどねー。」
「わあいい名前だね。」
「れおは?」
「悩み中、、、」
「そっか、いいのが決まるといいね」
れおってネーミングセンスないからね。どんな名前になるんだろう。
「よし、名前は『コロ』にしよう!」
「わおーん!」
えっ、『コロ』!?いくらなんでも、、、って、狼もOKみたいだし。
「えーーー、いいのそれで?」
「なにが?」
「(あっ何も考えていない目だ。)」
もうそれしかないみたい。よし、諦めよう。
「なにか言った?」
「何も言ってないよ〜」
まあ、あられよろしくね。
ブックマークをつけてくださった方、ありがとうございます。また、思ったよりも見てくれる人が多くて嬉しいです。これからも頑張ります。
もし良ければ、感想と☆☆☆☆☆を、お願いします。




