ゲーム・ラブ 〜僕があの人に出会ってから変わった話
小説家初心者なので間違いなどがあったら教えて下さい
僕があの人に会ったのは僕が高校生になったときだった。
「裕治ー、もう家でないと学校遅れちゃうわよー」
毎朝、母はこうして僕が遅れそうになったときに教えてくれる。
僕はこうやって呼ばれる前にはほとんどの場合朝ご飯を食べずにゲームをやっている。
今一番やっているのは最近出たRPGゲームだ。
このRPGゲームは最近出たばかりなのにもう話題になっていて、今はどこも完売しているそうだが、僕は発売当日にお店に並んで苦労して貯めた自分のお小遣いで買ったのだ。
「わかったー、あと三分ぐらいで行くよー」
そういって、僕はゲームをセーブし、学校指定のバックを背負い玄関ドアを開いて学校へ向かった。
僕が学校へ向かう前はほとんどこんな感じなのだが、遅刻したことは一度もない。
おそらく理由は家から学校への距離が近いからだろう。
昔から僕の家は学校から近かった。
小学校も中学校も僕の家の近くにあったので昔から学校に行く前はゲームをしていた。
そのことを小学校のとき、クラスメイトに言ったら、
「へえー、俺も家が学校から近かったらなあー」
と、クラスメイトが言っていたっけな。
もう僕には小学校の記憶があまりないので記憶が朧げだが確かそう言っていた気がする。
そうだ、こんなことを考えている暇はない。早く学校に行かなければ遅刻してしまう。
そうして急いでいる間に僕が通っている高校が見えてきた。
僕が通っている高校の名前は鈴音高校。
ここはこの高校だけにあるゲーム部が有名であり、僕はそのゲーム部に入っている部員の一人だ。
ゲーム部は週に2回活動があり、テスト前二週間の場合部活はおやすみになっている。
僕もこの制度にはすごく満足している。
なぜならお母さんに悪い点数をとったらゲームを一生させてもらえなくなるからだ。
僕は若干ゲーム中毒者なのだが、自分でもあれだが成績はいい方だと思う。
なぜならテストの点数では毎回ランキングに載っているし、お母さんからも褒められているからだ。
ゲーム部では今流行っているゲームなどをやって感想を述べたり、自分でゲームを作ったりすることができる部活だ。
今日は自分たちでゲームを作る日だった。
そのときはグループで一ヶ月ゲーム制作をしてコンクールに応募することを目指していた。
僕のグループのメンバーは仲がいい優斗と学年一の美人・恵美だ。
グループで一緒になることが決まったとき、学年一の美人がグループにいて嬉しいという気持ちと部員たちが睨んできて苦しいという気持ちが混ざっていた。