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黒のジーク 《書籍版発売中》  作者: ケンイチ
第六章
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第一話

「前に来た時も思ったけれど、この規模の街にしては入るのが楽ね」


「スタッツは冒険者ギルドと商業組合が力を持っているからね。下手に入場を厳しくするよりも、ゆるくしてお金を落としていってもらおうって感じらしいよ。もっとも、その分犯罪者も入ってくるし、街の中にはスラムも存在しているけどね」


 それでも、商業組合の情報網でリストアップされているような重犯罪を犯した者は入場時にはじかれるか、後で冒険者ギルドに依頼と共に情報を回されて排除されるので、スタッツの治安はある程度守られている。


「だから、前の時に正体を隠していても簡単に入ることが出来たのね」

「それと、俺みたいに他国で殺人を犯していたとしても、姿を変えていれば一般人と同じように入れるから、注意は必要だけどね」


 ただまあ、犯罪歴がないか確認されない者はその限りではないので、後手に回ることも少なくない。


「ジークの場合、殺人とはちょっと違う……いえ、考えようによっては、ただの殺人者よりも危険人物よね」


「その自覚はあるけれど、冒険者の中には人を殺したことがある奴というのは珍しくないからね。それが犯罪でないというだけの話で……俺みたいに」


「まあ、バレなきゃ犯罪じゃないとも言うからね」


 冒険者として生活していれば、依頼を受けて犯罪者を討伐することもあるし、依頼中に盗賊や同業者に襲われることもある。そういった場合に人を殺したとしても、それは犯罪とは認められることは無いし、それを目的として犯罪者の討伐依頼ばかりを選ぶ奴もいる。

 俺としては、合法だからと言って人を殺すような仕事ばかりを選ぶような奴には近づきたくないが、考えようによっては対象を選んでいるだけマシな異常者だともいえる。


「それで、最初はどこに行くの?」


「まずは、ばあさん……俺が宿代わりに使っていた娼館だね」


 こんな明るいうちから……と思われそうだったが、そんな目的でないのは皆知っているし、ディンドランさんは前に来た時に顔合わせはしていて理由も知っているので、何も言わずに皆に指示を出していた。

 ただまあ、


「なんでここにいるかなぁ……」


 娼館の目の前まで来た時に、建物の入り口の近くにクレアの使っている馬車が停まっているのを見て、順番を間違えたと思った。しかも運の悪いことに、馬車のところで待機していた親衛隊に見つかってしまい、一人が報告に向かっているのが見えてしまった。


「ディンドランさん、中に向かった奴は、俺たちを見てどう判断したと思う?」


「さぁ……ただ、ジークの姿がはっきりと見えたとは思えないから、もしかすると貴族っぽい一団が聖女のことを聞きつけて近づいてきたのかもしれないと思ったのかもしれないわね」


 それならこのまま通り過ぎた方がいいかもしれない。そう思った時、


「あっ! やっぱりあの時ジークさんを迎えに来たお姉さんですね!」


 クレアが店の中から飛び出してきた。

 その後ろには、慌てた様子でクレアを追いかけてきたクーゲルとフレイヤもいる。


「ディンドランさん、向こうはあなたを見て判断したみたいですが?」

「仕方がないじゃない。流石の私でも、一度接点があっただけの集団の、それも下っ端の顔を全て覚えるなんて無理よ」


 全く警戒していなかったディンドランさんを責めると、逆にそんなことを言われてしまい、俺としてもその言葉には納得するしかなかった。


「お姉さんがここにいるということは、馬車の中にジークさんがいるということですね?」


 ディンドランさんと話している間にも、クレアは大きな声で話しかけながら近づいてきたが、


「そこで止まりなさい。この馬車には、我々の主が乗っております。身元の知れぬ者を、不用意に近づかせるわけにはいきません!」


 ディンドランさんは、クレアのことを知らないと言った体で停止するように指示を出した。

 その言葉を聞いたクレアと、その後を追いかけてきていたクーゲルにフレイヤは驚いた表情を見せたが、すぐにディンドランさんの指示に従い、


「これは申し訳ございませんでした。あなたが知り合いに似ていたものですから、てっきり馬車の中に私の友人が乗っているものと勘違いしてしまいました」


 と、即座にいつもとは違う、聖女と言われても納得してしまいそうな言葉遣いと雰囲気で頭を下げたが、その時のクレアの目には光がないように見えて、俺は強い違和感を覚えた。


「とにかく、我が主がこの店に用があるので、そこを通してください」


 ディンドランさんがそう言うとクレアたちが道を開けたので、そのまま馬車で入り口のすぐ前まで乗り付けて、


「ん? う~ん……やっぱジークさんじゃないですか!」


 俺が馬車を降りたところでクレアに顔を見られてしまい、とうとう正体がバレてしまった。まあ、無視して店の中に入ったけれど。


「ばあさん、居るか?」

「表で騒いでいたけど、どこの馬鹿だい……って、ジークじゃないか⁉ 戻ってくるなら、先に連絡くらい寄越せばよかったのに!」


 中に入ってばあさんを呼ぶと、奥から黒服を伴って面倒臭そうな顔をして出てきたが、俺の顔を見ると驚いた表情に変わった。


「ようやく時間が出来たからな。それに、前みたいに思い付きで動くことが難しくなってな」

「ああ、その辺りの事情は知っているよ。それで、前みたいにこの話し方で行くけど、変えた方がいいかい?」


 ばあさんは、すでに俺が男爵に叙せられたことを知っていたようでからかうように聞いてきたが、それは背中がむず痒くなりそうなので断っておいた。


「それで、今回の要件は何だい? まさか、また国を出てスタッツに移住するというわけではないんだろう?」


「まあな。戻った時はスタッツに簡単に戻ってこれると思っていたが、そういうわけにはいかなくなったから正式に拠点を向こうに移すのと、それでもたまにはこっちに雇用とは思っているから、その挨拶に来たわけだ」


 三年も住んでいなかったが、スタッツはこの世界で第二の故郷と言っていいくらいには馴染んでいたと思う。

 だから、バルムンク王国の王都にまた移ることになったとしても、たまには遊びに来たいという思いもあるのだ。

 それに、そういった目的でもないと、他国に出向くことが無くなりそうだしな。


「来るもの拒まず、去る者追わずというところが、この街にはあるからね。どのくらいの頻度で来るつもりかは知らないが、来た時には顔くらいだしな。少しは歓迎してやるよ」


 と言って、ばあさんは笑っていたが……それを聞いたクレアが、


「えっ! ジークさん、この街でまた暮らすんじゃないんですか?」


 などと、驚愕の声を上げていた。


「元々俺はバルムンク王国の出身だし、スタッツに来る前は王都で暮らしていたからな。事情があって家を出ていたけど、いい加減戻って来いと迎えまで寄越されたし、多少は責任のある立場に就かされたから、また向こうで暮らすことになったというわけだ」


 仕方がないのでクレアにそう説明すると、


「え~……よりにもよって王都ですか~……あそこはうちの偉い人から行くなって言われているんですよね……せめて、王国の端っこの方に住みませんか? 王都から離れているなら、なんとか遊びに行けそうなんですけど……」


 などと言ってごねていた。

 そう言うわけにもいかないし、なぜ王都に近づかないように言われているのか気になったので聞こうとしたところ、


「申し訳ありませんが、その件に関しては他言しないように言われています。本来ならクレア様が話す前に止めるべきなのですが……忘れてくださると幸いです」


 クーゲルにそれ以上の追及は止めるように言われてしまった。

 気にはなるがここから先は厄介事の臭いがするので、これ以上は突っ込まない方がいいだろう。


「そういえば、ジモンの商業組合から届け物が来てるよ。生ものが多かったけど昨日届いたばかりだし、私と私の知り合いで管理したから、悪くなってはいないはずだ。ただ……分かっているね?」


 それは丁度よかった……と思い、礼を言おうとしたら、ばあさんがニヤリと笑って手を差し出してきた。


「送られてきたものの一部と、ドラゴンの肉五kgでどうだ?」


「ほぅ、海産物は期待していたけれど、ドラゴンの肉までつけてくれるのかい? 太っ腹だね」


 海産物だけでも行けたみたいだったが、ばあさんの知り合いにも渡す分も入っているから渡し過ぎではないと思うしかない。


「うちの子を知り合いのところに向かわせるから、少し待っておきな」


 と言って、ばあさんは黒服に指示を出して走らせた。


「それじゃあ、その間にばあさんが預かっている分だけでも確かめてみるか」


 そう言うと、ばあさんは何も何ところからテーブルの上に次々と海産物の入った樽や箱を出していった。


「さっきの言い方で分かってはいたけど……ばあさん、マジックボックスが使えたんだな」

「そりゃぁ、商人にとっては口から手が出るほど欲しい魔法だからね。むしろ、私はこれが使えるから商人になったようなもんだよ。今は娼館の主だけどね」


 届け物を預かっていると聞いて、途中から俺と同じようにマジックボックスが使えるのだろうと思っていたが、やはり正解だったようだ。

 それにしても、それなりに付き合いはあったのにマジックボックスが使えるようなそぶりを見せなかったのは少し気になったが、商人にとってマジックボックスは商売の切り札ともいえる魔法なので、おいそれと他人に気が付かせるわけにはいかなかったのだろう。


「かなり送ってもらったみたいだけど、他にも預けているということはこれ以上送られてきたということだろ? 多すぎる気がするな」


「まあ、初回ということでサービスと言った側面もあるんだろうね。それと、これを持ってきた者たちはまだスタッツに居るはずだから、後で顔を見せに行くと言い。そして、次からはバルムンク王国の王都まで運んでもらえるように頼んだ方がいいね。遠回りにはなるだろうが、向こうもバルムンク王国に行く理由が出来てありがたがるかもしれないしね」


「そういうもんなのか? まあ、俺としてもいちいちスタッツまで取りに来るのは面倒だし、出来るならバルムンク王国の王都まで持ってきてくれた方がありがたいから、言うだけ言ってみるか」


 ばあさんに返事をしながら俺は渡すものを選んで、それらを隅で待機していた黒服に渡した。

 渡す分として選んだ魚は五匹だが、中には大型のブリやタイと言ったものも入っているので十分だろう。


「今日食べる分以外は、下処理してから私が保管しておくかね」


 ばあさんはそう言うと、黒服に魚を厨房に持って行って捌いておくように言った。

 スタッツでは海の魚は手に入りにくいので大丈夫かと思ったが、この店には港町出身の従業員もいるそうだし、川や湖でとれる魚は普段から食べているので、特殊な形をしている魚以外は大丈夫なのだろう。


「それで、ジークたちはどこに泊まるつもりだい? 以前に使っていた物置はまだ空いているけれど……流石に六人で眠るには狭いからね……仕事用の部屋を使うかい?」


「いや、流石にそれはよくないと思うから、宿を探すつもりだ。まあ、もし見つからなかったら、中庭と物置を貸してくれ。馬車を出せば、六人くらいなら何とか眠れるはずだ」


 物置ならともかく、馬車で三人はかなり狭くてまともに眠れないだろうが、最悪の場合は馬車の外で寝てもいいだろう。


「そんなことしなくても、知り合いに声をかけて空いている宿を見つけてやるよ。まあ、スタッツは観光客なんぞ来ることは無いし、無ければ私の持っている不動産からよさそうな家を格安で貸してあげるよ」


 と言われたので、宿の手配はばあさんに頼むことにした。


「そういえばジーク、十日程前にあんたのことを嗅ぎまわっている奴らがいたよ。うちに客としてきたから対応した子がさりげなく理由を聞いてみたけれど、そいつらが言うには自分たちは傭兵をやっていて、戦力になりそうだから会いに来たみたいなことを言っていたそうだけど、どうも傭兵ではない感じがしたね。傭兵にしては上品すぎるというか……まあ、私の勘だから、外れることもあるかもしれないがね」


「傭兵でないとすると、貴族が絡んでいるかもしれない。もしくは、どこかで恨みを買った奴から依頼されたか……どちらにしろ、ろくでもなさそうだな。一応気を付けておく」


 そう言ってばあさんに宿のことをもう一度頼み、次はモニカさんのところに向かうことにした……のだが、


「何でついてくるんだ?」


「え? だって暇ですし」


 クレアが俺たちの一団に交じってスラムへついて行こうとしていた。


「人の許可もとらずに、勝手についてくるな。それと、頼まれても許可は出さないからな」


 しっかりと拒否をすると、クレアはふくれっ面になったが、急に何かを思いついた表情になり、


「それじゃあ、ジークさんにはついて行きません。私は私で、教会に用があるのです。これでも聖女ですから!」


 などと言い始めた。しかし、


「それなら、俺は先に冒険者ギルドに行くか。だから、ここでお別れだな」


 と言って別の方向へと足を向けると、


「そういえば、冒険者ギルドにも用があるんでした!」


 クレアは慌てながら方向転換し、またも俺の後をついてこようとした。


「それじゃあ……」

「ジーク、この様子だと、何を言ってもついてくるから時間の無駄よ。変に騒がれないように、居ないものとして扱いなさい。その方が楽よ」


 やっぱりモニカさんのところへ……と言おうとする前に、ディンドランさんが呆れた顔をして忠告してきた。まあ、行き場所は知られてしまっているので、ここでクレアを振り切ったとしても、モニカさんのところか冒険者ギルドまで追いかけてくるのは間違いないだろう。そもそも、クレアを振り切ろうとしたら、多分ディンドランさんたちも振り切るくらいじゃないと逃げきれないし。


「お姉さん、いいこと言いました! そうです。私のことは居ないものと……えっと、やっぱりそれだと寂しいので、時々でいいので相手をしてください!」


 ディンドランさんの発言に乗りかけたクレアだが、途中で図々しくも注文を付けてきた。

 そんなクレアの態度に、保護者達は何をしているんだ! ……と思い、クーゲルたちを睨んだが、二人は明後日の方向に顔を向けて、あからさまに聞いていないふりをしていた。


「仕方がないか……ただし、邪魔をするようなら問答無用で追い払うからな」


 クレアではなくクーゲルとフレイヤの方を向いて言うと、二人は何度も首を縦に振っていた。そんな中、当のクレアはというと、ディンドランさんの手を握手するように握って大きく振っていた。


「お姉さんのおかげですね!」


「え、ええ……そう思うのなら、手を放してくれないかしら?」


 どうやらクレアはかなりの力で手を握っているらしく、ディンドランさんは顔を引きつらせながらクレアに手を放すように頼んでいた。



「あら? ジークじゃない! 元気にしてた?」


 スラムの教会に向かうと、丁度モニカさんが教会の庭で子供たちと何かの作業をしていた。


「モニカさんも、お久しぶりです。メリッサ、メアリー、ジョンも久しぶりだな」


 いつもいる子供たちに声をかけると、一目散に寄ってきて、


「「「お土産は?」」」


 手を差し出してきた。


「お前ら……まあいい……ほら、これでも食べろ」


 期待するような目で見てくる三人に、少々思うところはあったものの、子供だからこんなものかと思い、マジックボックスから小袋に入った焼き菓子を三つ取り出して渡した。すると、


「ジーク、私の分は?」

「私も欲しいです!」


 続けて、子供よりも大きな手が二本追加された。

 仕方がないので子供たちにあげたものと同じ小袋をそれぞれの手に乗せると、


「ジーク、私は甘いものも好きだけど、こういう時は大人向けのものを渡すべきでしょう?」


 と、モニカさんは自分の小袋をクレアの手に乗せた。

 図らずして二人分のお菓子を手に入れたクレアは、一瞬俺の顔を見て固まり、すぐにフレイヤのところに行って小袋を一つ手渡していた。その後で俺の方を見ていたので、あのままだと俺に回収されるとでも思ったのだろう。

 そしてモニカさんは、クレアがフレイヤのところに行った後も変わらずに手を差し出していたので、


「あまり上等のものじゃないけど」


 高級品とまではいかないが、王都で手に入れたそこそこのお値段のするワインを渡した。


「貰えるものに文句なんて付けないわよ。皆、中で休憩しましょうか?」


 モニカさんはそんなことを言っているが、俺が気に入らないものを渡していたら、絶対にその場で文句を言うような人だ。そもそも、最初に渡したお菓子に文句をつけているので、今言った言葉に信ぴょう性は全く無い。


 モニカさんの言葉に、子供たちは大事そうに小袋を抱えて教会の中へと走っていき、それに続くようにクレアも教会へと入ろうとしていた。ただその前に、


「クレア」

「え? 何ですか? お菓子ならフレイヤにあげましたから、一つしか持っていませんよ!」


 クレアを引き留めた。そして、先程俺が考えたことはやはり正しかったのだと理解できた。


「いや、そうじゃなくて……そもそもの話、なんでクレアたちがスタッツにいるんだ?」


 このままだとおやつタイムに突入してスタッツに来た目的を聞くことが出来なさそうだったので、その前にクレアたちの目的を聞き出しておきたかったのだ。

 それを聞いたクレアは、お菓子のことではなかったからかホッとした表情になり、


「それはですね……()()()()()さんがジークさんに会うためにスタッツに来ると言っていたので、先回りしたんです!」


 と胸を張ってスタッツに来た理由を話した。


「アレックスって誰だ?」


 アレックスと言う名前が出た時、一瞬クーゲルとフレイヤがクレアのところに向かおうとしていたが、それよりも早くディンドランさんがクレアとの間に立ちふさがった為、二人は苦い顔をして諦めていた。


「アレックスさんはですね。()()()()の人ですよ!」


 そんな二人の表情に気が付かないクレアは、二人が秘密にしておきたかったであろう情報を、ドヤ顔であっけなくバラしたのだった。

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― 新着の感想 ―
「アレックスさんはですね。今代の雷の人ですよ!」←何それ怖い、と思いました。何故にジークさんがこの街を訪れる事、そのタイミングまでしっかりと把握していたのかなと。 ジークさんが今代の黒である事だけ…
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