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黒のジーク 《書籍版発売中》  作者: ケンイチ
第五章
83/117

第四話

「なあ、ジーク……一応聞くけど、時間を戻せる魔法を使えたりしないか? この部屋に入って来る少し前くらいまで戻せるような……」

「出来るかそんなもん。仮に出来るとしたら、これまでに何回ガウェインをぶっ刺しているか分からないし、そもそもガウェインならまた同じことをやらかすだろうから使う意味は無いな」


 今ガウェインは、俺の後ろで床に正座させられている。ガウェインの鼻の辺りはブラントン先生に殴られて赤くなっており、鼻血も出ていたが治療はさせて貰えていないので、自分で鼻に布を詰めて血を止めている最中だ。

 俺を今代の黒だと先生にバラしたことについて、ガウェインはアーサーとエンドラさんに嫌味を言われた程度で怒られはしなかったが、それはこの後やって来ることになっているカラードさんとサマンサさんに引き渡されることが決まっているからだ。


 一応、ヴァレンシュタイン子爵家の養子である俺はガウェインに罰を与えることも可能だが、別にガウェインは俺に忠誠を誓っているわけではないので効果はないし、俺自身がそう言った権利を持っているとは思っていないので、形だけではあるが鼻血を魔法で治療しないことと、大人しく正座してカラードさんたちを待つことを指示するだけにしておいた。


 なお、本来ならカラードさんたちも秘密裏にお忍びで試験を観戦する予定だったが、エリカの弟が敵対派閥に加担したことでフランベルジュ伯爵が急遽見学することになり、同じ場にヴァレンシュタイン子爵家の当主がいると試験終了後にややこしいことになるかもしれないので見学を見送ったらしい。

 そのことも、フランベルジュ伯爵がエリカの弟を連れてさっさと学園を後にした理由の一つだそうだ……などと、ガウェインが正座している理由を思い出していたところで、少し気になることがあった。それは、


「なあ、エリカ」

「何?」

「エリカの弟って、何て名前だ?」


 あれだけボコボコにした相手の名前を全く知らないということだ。

 これが敵対派閥の奴らだったら別に気にもしないところだが、仮にも同じ派閥でその姉と父親と知り合いなのに、今まで気にならなかったのが不思議なくらいだった。


「ジーク、今更それを聞くのか?」

「まあ、ジークらしいと言えばそれまでだけど……普通はもっと早くに聞いておくことじゃない? それこそ、試験が終わったすぐ後にでも」


 これにはアーサーとエンドラさんも呆れたらしく、


「あの子、あそこまで痛めつけられたのに、終わった後は完全に興味を失われていたのね……やれと言ったのは私だけど、これには流石に同情するわ」


 エリカに至っては、弟に同情しながら何とも言えないと言った感じの顔をしていた。


「エイジよ、エイジ・フランベルジュ。歳は十五で、来年高等部に上がるわね」


「ちなみに、中等部の卒業試験で総合二位ね。実技が一位で、学力が四位」


 と、エリカに続いてエンドラさんがエリカの弟……エイジの情報を教えてくれた。


「総合二位と言うことは、かなり優秀なんだな」


「そのかなり優秀なうちの弟を、あんな一方的に叩きのめしたジークが褒めても、嫌味にしか聞こえないわね」


 俺としては学力はともかくとして、実技の方は集団で何もできなかった奴らと比べればかなりのものだと思ったのは本当だ。まあ、比較対象が大したことないので誉め言葉に聞こえないとは思うが……それでも、学生としては十分なのは間違いない。


「まあ、学生としては十分優秀なのだけど……ジークやカレトヴルッフさんの代と比べると、大分見劣りするのは確かね。もっとも、あなたたちの代は歴代の中でも飛びぬけているから、そのせいで劣っているように見えるというだけの話よ」


 エンドラさんも、大体は俺と同じ意見のようだ。

 ただまあ、経験豊富でこれまで何人もの学生を見守って来たエンドラさんに比べると、俺の場合は半分以上勘で言っているようなものだが、それを言うとまた呆れられそうなので黙っておくことにした。


 そんな俺がいない間の学園情報を中心に盛り上がっていると、


「エンドラさん、カラードさんたちが来たみたいです」


 この部屋に近づいてくる二人組がいたので気配を研ぎ澄ましたところ、カラードさんとサマンサさんだと分かったのでエンドラさんに報告した。


「今どの辺り?」


「この建物に入ってすぐくらいですね。ああ、今階段を上り始めました」


「よくその距離で分かるわね……私も自信がある方だけどはまだ感じられないから、気配を感じ取る能力はこの国でも一番でしょうね」


 エンドラさんはそう言って褒めてくれたが……多分その頭には『単純な』と付くだろう。

 俺の場合、範囲内のどの辺りにどういった感じの魔力を持つ者がいると分かるが、常時発動しているわけではないし、今回の場合はよく見知った二人なのですぐにその正体を判断できたが、普通はそこにどんな感じの奴がいると分かるだけだ。

 便利ではあるが範囲内に入ってきたのが魔力を誤魔化すことに長けた相手だった場合、逆に嵌められることも有り得る。例えば、目の前にいるエンドラさんとか、多分サマンサさんもその相手に当てはまるだろう。

 さらに言えば、俺の能力がエンドラさんよりも上と言っているがそれが本当だとは思っていない。確かに範囲の広さだけなら俺の方が上かもしれないが、精度や別の能力を含めて総合的に見れば、エンドラさんの方が上になるはずだ。


(エンドラさんなら、風だけでなく空気に関係する魔法をいくつも知っているだろうし、俺が知らない方法……空気の振動などを使って情報を集めるくらいのことはやっていそうだ)

 

 そんなことを考えながらエンドラさんの方を見ると、エンドラさんもちょうど俺の方を見ていて……ニヤリと笑っていた。

 あの感じからすると、俺の考察はほぼ当たっているとみて間違いないだろう。

 などと思っていたその時、


「先生、失礼します」


 サマンサさんとカラードさんが、学園長室に到着した。

 そして、二人にエンドラさんが入室を許可し、入って来てエンドラさんに挨拶をしたすぐ後で、


「……ガウェイン、何をやらかした?」


 正座をしているガウェインを見つけ、詰問を開始していた。

 俺が事情を話すとカラードさんはすぐにガウェインを引き摺って学園長室の端の方へと移動し、時折声を荒げながら説教をしていた。

 流石のガウェインも、説教の相手がカラードさんでは平謝りするしかなかったようで、謝罪の言葉以外はほとんど聞こえてこなかった。


「つまり、ジークは無事に卒業できるということですね。ジーク、よくやったわ! もう少し厳しく勉強させた方がいいかと思って心配していたけれど、ちょっとジークのことを甘く見ていたようね!」


 サマンサさんは背後で行われている説教を完全に無視し、エンドラさんから俺の試験結果を聞いて喜んでいた……って、もしもあの地獄のような勉強よりも厳しくされていたら……下手をすると俺はそのうっ憤を実技試験で晴らしていたかもしれない。


「それにしても、実技試験の方はかなり暴れたようね。まあ、あなたらしいと言えばそれまでかもしれないけれど、もう少し手加減をしても良かったんじゃないの?」


「その件についてですが……サマンサ様、フランベルジュ伯爵家の者が大変なご迷惑をかけてしまい、まことに申し訳ありませんでした。うちの弟が馬鹿な真似をしなければ、予定通りサマンサ様とカラード様がジークの実技試験を見学するはずだったのに……後日、父であるフランベルジュ伯爵が謝罪に参ります」


 実技試験の内容を聞いたサマンサさんが俺に苦言を呈すると、それを聞いていたエリカがすぐに謝罪を始めた。

 

「ああ……いえ、確かに急なことだったけれど結果は分かり切っていたことだから、別に見なくてもよかったのよ。ただ、ジークが我を忘れてやり過ぎそうな場合の為に行った方がいいかくらいだったから、それをフランベルジュ伯爵が引き受けてくれるのなら、私たちが行かなくてもいいとカラードと話して決めたわ。それに、ヴァレンシュタイン家はいかなくても問題は無かったけれど、伯爵家はそうではなかったし、下種な話をするなら伯爵家に恩を売れる絶好の機会だったから、あなたがそこまで気にする必要はないわ」


 とエンドラさんはエリカに答えていた。

 かなりエリカに気を使っているみたいだがその言葉に嘘はないだろうし、無理に見学に来て派閥に混乱が起こる可能性が出るくらいなら、伯爵家に恩を売った方がいいというのも本当のことだろう。

 あと、エリカが気にする必要はないと言っていたが、その分は当主が気にすることだとも取れる。まあ、伯爵もそれくらいの覚悟はしているだろうから、近々何かしらの反応があるだろう。


「ジーク、そのことに関してだが、フランベルジュ伯爵と話し合うことになった場合、ジークにも男爵としてその話し合いに参加してもらうことになる……と言うか、ジークが話し合いの中心になるだろう」


 ひとしきり説教を終えたカラードさんが、ガウェインを置いたままにしてこちらに戻って来きて、椅子に座りながらそんなことを言いだした。


「参加は分かりますけど、中心と言うのは何でですか?」


 伯爵との話し合いへの参加自体は、俺が伯爵の息子をボコったので想定していたが、その話の中心になるの意味が分からなかった……と言うか、面倒臭いのが分かり切っているので、参加だけして面倒なところはカラードさんたちに丸投げしたいというのが本音だ。


「ジーク、面倒臭いと思っているみたいだけど、これはあなたが招いたことよ。貴族の一員になったのだから、ちゃんと責任を持たないとね」


 俺の反応を見たサマンサさんがからかうように笑っているが、一員だと思っているから話し合いに参加するのだが……と思っていると、


「ジーク、本当に分かっていなかったんだな。今回の件は、フランベルジュ伯爵家の嫡男が敵対派閥と組んだことで、伯爵家がウーゼル陛下の派閥から離反したと取られるところだった。それをジークが自身の試験内での話として処理したことで、伯爵家内での揉め事と言い張ることが出来るわ」


「ついでに言うと、敵対派閥の生徒たちと伯爵家の息子で別々に戦ったのも良かったわね。あのおかげで、伯爵家の息子と他の生徒たちは別の組織だという構図が、傍から見ても分かりやすくなったわ」


 サマンサさんとエンドラさんが続けて話したが……それでも意味が分からない。

 そんな中、


「もしかして、それを男爵のジークがしたから話し合いの中心になる……と言うことですか?」


 エリカが何かに気が付いたようで、サマンサさんとエンドラさんに答えていた。


「流石にジークとは貴族としての経験が違うな。もし今回の件を、ジークがヴァレンシュタイン()()()の一員として対処していたのなら、ジークは話し合いに参加()()()()でよかった。何なら、いなくても問題ないくらいだ。だがしかし、ジークは()()()()()ことを収めた。つまり、元々子爵家が伯爵家との話し合いにおいては部外者とも言える立場なのだ。まあ、伯爵とは話し合わなければならないこともあるし、私たちはジークの後見人と言う立場でもあるから同席はするがな」


 こんなところで、個人的に男爵を得たことが仇となったようだ。


「無いとは思うが、何か揉め事に発展しそうなら王家が仲裁に入ることも可能だ。フランベルジュ伯爵家もヴァレンシュタイン子爵家も王族の派閥だし、当然ヴァレンシュタイン男爵家も同じように見られているからな……と、そう言えばサマンサ殿、母上から伝言です。『ジークの出自の件、調()()()()()()()』とのことです。詳しくは一度直接お聞きください」


「了解しました」


「ジークの出自? ……あっ! 申し訳ありません!」


 アーサーとサマンサさんの会話に、エリカが不思議そうに呟いたが、何故か急に謝罪した。


「いや、構わない。どうせいずれ広がる話だ。サマンサ殿、構いませんよね? それとジークも?」


「ええ、問題はありません。ただ……ジークは少し意味が分かっていないみたいですけど」


 サマンサさんに指摘されて俺がバレたと思っていると、アーサーは苦笑いをしながら、


「ジークへの説明代わりに、私から話そう。エリカ嬢、ジークはカラード殿とサマンサ殿の養子となったわけだが、サマンサ殿は王妃である私の母上の従姉妹でもある。その母上は侯爵家の出であり、つまりジークは侯爵家の血の繋がらない縁戚となる。そんな人物が急に現れたのだ。侯爵家としては、当然その過去を調査しなければならなかった」


 アーサーは、いきなりそんな話をエリカに始め、エリカも真剣にその話を頷きながら黙って聞いていた。


「ただ、ジークの過去はその全てが謎……その為、調査は難航していたが、ひょんなことからその調査が一気に進むことになった。それが、フランベルジュ伯爵のもたらした情報だ」


「父上が?」


 エリカは、急に出て来た父親の名前に驚いていたが、俺としても何故そんなk十になっているのか驚きだ。まあ、サマンサさんとカラードさんが黙って聞いていろと目で訴えていたので、面白そうな作り話だと思ってツッコミは入れずに黙って聞くことにした。


「伯爵がもたらした情報とは、ジークが偽名として名乗っていた『レヴァンテイン』という家名だ。その家名に聞き覚えのあった母上は、侯爵家にある家系図を探した結果、侯爵家の家系図に似たような『レーヴァティン』と言う名が書かれていることを発見した。それだけなら根拠の薄いただの偶然で終わる話だが、ジークが断片的に覚えていた記憶から、レヴァンテインはレーヴァテインが変化した名前だという可能性が高まり、その後の調査でジークがレーヴェテイン家の関係者だということがほぼ確定となったというわけだ」


 色々と言いたいことはあるが、とりあえず真っ先に思ったのは……『そんな重要なことは、あらかじめ俺に教えておけ!』だ。まあ、エリカとブラントン先生がいるし、何よりもカラードさんたちが睨んでいるので叫びはしないが……とにかく、一番驚いているのはエリカやブラントン先生ではなく、俺と言うことだけは間違いない。


「それは、本当のことなんですか? いや、あの! 侯爵家や王妃様を疑っているというわけではなく!」


 エリカは自分がアナ様たちを疑っているというとも取れるような発言をしたことに、慌てて弁明していたが、そんな様子を見たアーサーは笑って、


「半分はな。もう半分は、不確定なことが多すぎて、侯爵家や母上の都合の良い()で固めた話かもしれない」


 と言った。全てを知っている俺としては、半分どころか全てが嘘だと分かっているが、わざと半分は嘘だと入れることで、もう半分は本当なのだと思わせる為だとは理解しているので黙っておいた。

 ただ、この後で俺が断片的に覚えていたという話をエリカに聞かれた時に、間違いなくボロが出てしまうので、その辺りをどうするのかと思っていると、


「エリカ・フランベルジュ、ミック・ブラントン、これは侯爵家と王家、そしてヴァレンシュタイン家に関わる重要な秘密である。二人はジークと親しい仲であるから話の流れで教えはしたが、王家と侯爵家より正式な発表があるまでは、例え相手が家族であっても秘密にするように。それが守られなかった場合、王家から何かしらの罰があると心得よ」


「「了解しました!」」


 アーサーは強権を発動して二人の行動を制限した。これでエリカは自ら進んで余計な情報を知ろうとはしないだろう。その間に俺はアナ様と侯爵家の考えた設定を覚えることが出来るというわけだな。


「アーサー様、これ以上話せない話はここまでにして、ジークたちの卒業パーティーの話でもしましょう」


 サマンサさんがエリカとブラントン先生の意識を俺の過去から逸らせる為なのか、今度ある卒業パーティーの話題に持っていこうとしたが……正直、俺はいまいちそのパーティーがどういったものなのか分かっていない。

 ただ漠然と、卒業の記念に行うパーティーくらいにしか思っていないのだが、どうも話に聞く限りではそれだけではないように思えるのだ。

 それを知るという意味では、この話題はちょうどいいのかもしれない。


「そうですね。ジークはこれまでのパーティーに参加していませんでしたから、どういったものか分かっていないでしょうし、それに今回のパーティーの目玉は、いい意味でも悪い意味でもジークになるのは間違いないですしね」


 アーサーもサマンサさんの意図をすぐに理解したらしく、話題を逸らすことにしたみたいだが……その内容は、またも俺が中心になるみたいだ。


「主役じゃなくて目玉と言うのは、何か根拠があってのことなんだよな。それに、いい意味と悪い意味と言うのは何だ?」


 聞くのは怖いが、聞いておかないと本番で取り返しのつかないことが起こりそうなので尋ねたところ、


「ああ、父上も言っていただろ? モテるとな。その本番が始まるというわけだ。女学生たちにしてみれば、その始まりにして最大のチャンスだから、あの手この手で迫って来るだろうな」


 子爵家の家督は確定ではないが最有力とみなされているし、現時点で男爵を持っているということは、もしも誰かと結婚し子供が出来れば、最低で男爵、もしかすると男爵と子爵の二つを自分の子に継がせることが出来る。

 そう言った意味では、アーサーとウーゼルさんの言う通りモテると言って間違いないかもしれないが……あまりそう言った女に迫られるのは嫌なので参加を辞退したい。しかし、


「余程の理由がない限り、パーティーの参加は辞退出来ないわよ。何せ、参加することで最後の卒業資格を得ることになっているからね」


 エンドラさんにより、最も有効な手段が使えないことが判明してしまった。それにあの感じでは、最初に軽く顔見せて、途中で帰るというのも無理そうだし……そうなると、なるべく気配を消して会場の隅に隠れているか、逆に近づきたくならないように工夫するしかないかもしれない。


 そんなことを考えていると、


「ジーク……普通はそんなことを考える前に、誰かパートナーになってくれる人を探すのが先なんだが……」


 つい思っていることが口から出ていたようで、アーサーが呆れ顔でそんなことを言い、同じく俺の呟きを聞いていたサマンサさんたちもアーサーの言葉に同意していた。


「ジーク、せっかくだからそのパートナーを、ここにいるエリカに頼めばいいんじゃないか? エリカなら知らない仲ではないし、何なら学園生の中で一番仲がいいだろ?」


 ガウェインが名案だとでも思っていそうな顔でそう言うと、サマンサさんとエンドラさんが真っ先に賛成し、カラードさんも「ガウェインにしては珍しくいいことを言った!」と褒めていた。しかし、


「それは……最後の手段ということで保留。後が面倒臭いことになりそうだから」


 と言った瞬間、サマンサさんとエンドラさんが鋭い視線を向けてきて、


「ジーク!」


 そのすぐ後に、俺の顔面にエリカの拳がさく裂した。

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