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黒のジーク 《書籍版発売中》  作者: ケンイチ
第四章
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第八話

「戻ったぞ」

「うひっ!」


 村を調べ終えた俺は、なるべく急いでディンドランさんたちのところに戻ってきたというのに、報告しようと声をかけたエリカは居眠りでもしていたのか、俺の声に驚いて変な声を出していた。


「あ、あんた、わざと気配を殺して脅かしにきてない⁉」

「いや、いつも通りに近づいただけなんだが……なんか、すまん」


 こんな状態のエリカに、「寝ていただろ?」なんてからかったらひどいことになりそうなので、とりあえず謝っていると、


「ジーク、戻ったの?」


 と、馬車の中からディンドランさんが出て来た。こちらは居眠りどころか、がっつり寝ていたようだ。まあ、たまたまディンドランさんの休憩時間だっただけだろうけど。


「それで村の方はどうだった?」

「十人程がクロで、残りはシロと言った感じですかね? もしかしたら、シロと思った奴がボロを出さなかっただけかもしれませんけど」


 俺が村で調べたのは、村人が盗賊の仲間であるかどうか、何かしらの犯罪行為の跡があるかどうかだ。

 その結果、明らかに俺たちを狙っているような発言をした奴や行動に移したか移そうとした奴(この中には、すでに俺が処理した奴も含まれている)、家の中に盗品と思われるものを隠していた奴など、クロとしか考えられない奴らがいることが分かった。


「あの村には総勢で五十もいないようでしたけど、何故その中に盗賊が混じって生活していたのかは不明です。なので、一番手っ取り早いのは生死構わずに全員を動きを封じてから調べること……ですけど、それだと相手側に無関係の人間がいたとしても判断できないので、関係のない村人から多くの死人が出る可能性がかなりあります」


「なら、それは却下ね」


 作戦案を聞いたエリカが鋭い目つきで俺を見たが、エリカが何か言う前にディンドランさんが却下した。


「それならガウェインが援軍を連れてくるのを期待して待ち、数を揃えてなるべく同時に制圧するのがいいと思います。その場合、俺が確実にクロだと判断した奴らには、数人で当たるか実力が上の者を向かわせ、シロかもしれない奴らには説明をした上で動きを封じさせてもらうのがいいでしょう。それでも怪我人くらいは出るかもしれませんが、死者が出る可能性は低いはずです。まあ、盗賊の関係者を除いて……というところですけど」


「確かにそれが一番いいわね。団長が街から援軍を連れてくることが出来れば、その作戦を提案してみましょう。それで、もしも団長が援軍を連れてくることが出来なかった時は、最初のもの以外で何か作戦はあるのかしら?」 


 他国でやるとなると、二番目のものが相手側の被害が一番少ない可能性が高く、何よりもこの国の奴らを巻き込めるので何かあった時に責任を擦り付けるのもやりやすいのだ。もっとも、そうでなくとも他国の貴族(エリカ)が盗賊に襲われたとなれば、外交問題を避ける為に大抵のことはこちらの言い分が通るとは思うけど、それでも余所者である俺たちだけで動くよりは話が通りやすいに違いない。

 しかし、この先の街の奴らがそれが分からずに援軍を寄越さなかった場合は、


「俺が単独で忍び込み、確実にクロだと判断した奴……の動きを封じます。それが粗方終わったところで村人全員を一か所に集めて拘束、その後でまとめて街の衛兵に引き渡すという方法もあります」


 これなら死者の数は抑えられ、面倒な判別は街の衛兵に押し付けることが出来る。まあ、もしかすると衛兵がろくに調査もせずに、無関係の村人も盗賊の関係者として処罰する可能性もあるが……それはこの国の問題であって、俺たちには関係がない。と言うか、同じ村の奴らが盗賊だったということに気が付かなかった時点で犯罪を見逃していたということになり、間接的に盗賊の助けをしていたと判断されても仕方がないことだ。


「単独で忍び込んだとしても、ジークに危険はないのね? ……って、流石にそれは失言だったわ。団長の成果次第では、その案も視野に入れておきましょう」


 ディンドランさんの判断にエリカは少し驚いた顔をしていたが、村から大きな犯罪を犯した者が出た場合、連帯責任として同じ村の住人も罰を受けるのは珍しいということではないので文句は言わなかった……が、不満そうな顔はしていた。



「何だ、エリカ? さっきの三番目の作戦は、ディンドランさんが反対するとでも思っていたのか?」


「そんなことは……いえ、本当のことを言うと、ジークが最初に言った作戦を反対したように、村人に被害が出るような作戦はディンドラン様なら反対すると思っていたわ」


 話し合いを終えると、ディンドランさんはまた馬車に戻っていった。多分、休憩時間のギリギリまで寝るのだろう。

 その間に不満気な顔を見せていたエリカに話しかけたが、やはり自分と同じ考えだと思っていたディンドランさんが、無関係な村人が犠牲になりそうな作戦を認めたことに対してだったようだ。それと、俺が村人を犠牲にする作戦を提案したことに対してもだと思う。


「その件に関してだが、俺の感覚で言えば間違っているのはエリカだと思うぞ」

「何でよ?」


「まず今回の件は、俺たちは襲われただけで本来なら盗賊を街の衛兵に引き渡してそれっきりだったはずだ。その際、引き渡すのは死体で構わない……と言うか、手間を考えたら殺した方が楽だ。何せ、俺にはマジックボックスがあるからな」


 マジックボックスは、生きている時は無理でも死体になると入るので、そこらに落ちている石をポケットに入れて運ぶよりも楽なのだ。

 それをしなかったのは、エリカがこれまでの犠牲者とこれからの犠牲者を気にしたからだ。つまり、今俺たちがしなくていい苦労をしているのは、エリカのわがままが原因なのだ。まあ、そんなことを口に出すようなことはしないが、薄々エリカも気が付いているだろう。


「それと、エリカはディンドランさんが村人を不憫に思ったから死者を出さないような作戦を採ろうと考えたと思っているかもしれないが、それは大きな間違いだ。ディンドランさんは俺たちとは比べ物にならないくらいに修羅場を潜り抜けている。その中には、人の命を奪うことも当然含まれていて、必要なら無関係な村人の犠牲に目を瞑ることもするだろう。なのに今回俺が最初に提案した作戦を選ばなかったのは、エリカに被害が出る可能性が一番高かったからだ」


 そこまで言えば、エリカは何故俺たちが一番早く済み手間のかからない方法を選ばなかった理由をはっきりと理解し、悔しそうな顔をして俯いてしまった。


「まあ、今回の俺を連れ戻すという作戦は、ヴァレンシュタイン家主体のものではあるものの、フランベルジュ家との合同とも言えるようなものだからな。エリカが嫌だと言えば、俺たちには出来る限り配慮する必要があるのは当然だ。つまり、エリカが意見を出すのは当然の権利というわけだ。だから、そこまで気にすることじゃない」


 そう言ってフォローを入れた後で、


「ところで、腹が減ったから何か作るけど、エリカもいるか?」


 マジックボックスから鍋を取り出しながら聞くと、


「ジーク、ドラゴンの肉でお願い!」


 エリカよりも先に、馬車で寝ていたはずのディンドランさんが返事をした。


「ディンドランさん……寝たふりをして聞き耳を立てていたんだね? それと、ドラゴンの肉は帰るまで禁止にしたでしょ? 食べるのは別のやつだよ」


 このタイミングで出てきたということは、ディンドランさんは最初からエリカのフォローを俺にさせるつもりだったようだ。早い話、面倒事を俺に丸投げしたものの、気になって盗み聞きをしていたのだろう。

 本音を言えば、俺も夜食としてドラゴンの肉を食べたいところだが、自分で言い出しておいてこっそりと食べるのは流石にどうかしているだろう。


「確かに、また私たち()()で食べたら、団長が怒り狂うかもしれないわね。それに、戻った後でジークがサマンサ様たちに怒られてしまうだろうし……仕方がないわね」


 ディンドランさんは、すぐドラゴンの肉を諦めたみたいだが……さり気なくガウェインをのけ者にしたり、バレた時は俺だけが怒られると言っているなど、もしもの時は自分に被害が出ないように動くつもりだったようだ。しかし、


「そうですよ。ディンドランさんも、帰って早々にカラードさんとサマンサさんに怒られたくはないでしょ?」


 俺も怒られる時は一人でとは思っていない。いざという時は、ディンドランさんとガウェインを巻き込んでやるつもりだった。


「それは困るわね……念の為、さっきの私の発言は忘れてちょうだい。()()()……ね?」


 ディンドランさんも俺の言った意味を理解したようで、今のは無かったことにしろと圧力をかけて来た。まあ、それが一番互いの為になるだろう。



「ディンドランさん、どうやら二番目の作戦が使えそうです」


「え? 団長、戻ってきたの? どこ?」


 たまたま街がある方向に目を向けたところ、ガウェインが向かって来るのが見えたので報告したが、ディンドランさんにはまだ見えていないようだ。


「まだ二km以上は離れているので、見えなくても当然だと思います。ガウェインは援軍を連れてくることが出来たようで、後ろにそれらしいのが続いていますけど……二十人いるかどうかっていうところですね」


 もう少し連れてくることが出来るかと思っていたが、いくら他国の貴族の名前を出されたからと言って、確定だと判断できない情報に二十人も出してくれたという見方も出来るかもしれない。

 もっとも、その内の半数ほどはここに置いて行く盗賊の見張りをしなければならないだろうから、どう考えても少ない。だが、


「数としては全然足りないですけど、何とかなるでしょう」


 盗賊を倒す()()()()、俺たちどころかガウェインだけでも過剰戦力なので、問題は無いはずだ。


「そうね……って言うか、この暗い中でよくそんな遠くまで見えるわね」


「夜目には人一倍自信があるので」


 そう返すとディンドランさんは感心したような声を出し、その隣にいるエリカは目を細めてガウェインを探していた。


「あっ! ようやく私にも見えるところまで来たわ。皆、いつでも動けるようにしなさい」


 残り数百mと言ったところでディンドランさんもガウェインの姿を確認できたようで、俺たちに指示を出した。



「おう、戻った……って、まさか俺だけのけ者にしてドラゴンの肉を食べたんじゃないだろうな!」


 帰って来て早々に、ガウェインは周辺に漂っている匂いに気が付いて詰め寄ってきたが、


「鶏肉のスープを食べただけだ。ガウェインも食べるなら、パンにスープの具を挟んだものを用意しているがどうする?」


 ちゃんと否定して一応用意していたガウェイン用のものを渡すと、「それならいいや」と言いながらパンにかぶりついていた。


「団長、食べるのは移動中にしてください。それで、連れてくることが出来たのはこれだけですか?」


 ディンドランさんが呆れながら話しかけると、


「うぐっ! ごほっ……そうだ。ヴァレンシュタイン家とフランベルジュ家の家紋を見せても、流石に貴族であっても他国の人間の言う未確認の情報だけでは、手続き上の問題で街の警備隊を総動員して動かすことは出来ないと言われた。まあ、この十八人を出してくれただけでも感謝しなければならないところだな」


 ガウェインは喉を詰まらせながら街でのことを話したが、確かにその通りではあるし想定していたことなので仕方がない話だ。

 それに、俺としてはこちら側に犠牲者が出なければいいだけなので、万が一盗賊に逃げられたとしても、街の警備隊が大変だろうなくらいにしか思わないだろう。


「そのことで、偵察から戻った後でジークがいくつか作戦を考えており、そのうちの一つを採用しようと思っています」


「そうか、ならそれでやるか。ジーク、作戦の説明を頼む」


 ガウェインはディンドランさんが俺の考えた作戦の内容を教える前に採用し、自分と連れてきた警備兵たちに説明するように求めて来た。


「何も聞かずに決めるんだな」


「ディンドランが事前に聞いて進めてくるなら問題ないだろう。それに、村にいる奴らも仲間からの報告が無ければ怪しむだろうから、今から考えるよりはディンドランが認めた作戦で進める方が言いに決まっている」


 呆れる俺に対し、ガウェインはそれが当然だとでも言わんばかりの顔で言葉を返し、連れてきた警備兵たちを呼び寄せた。

 警備兵たちは、ガウェインやディンドランさんではなく俺が作戦の説明をしていることに少し驚いた様子を見せていたが、事前にヴァレンシュタイン家の関係者とでも聞かされでもしていたのか何も言わずに静かに聞いていた。

 

「ジーク、もし村に侵入する前に敵に気が付かれた時はどうするつもりだ?」


「その場合、盗賊たちが様子を見に行った仲間が戻らないことを不審に思って一か所に集まって守りを固めるか、頭目が追加で様子を見に行かせる、もしくは違和感を覚えて村から逃げ出すというのが考えられると思う。その際、最悪なのは村人を人質に取られることだけど、その可能性は低いと思う」


 その理由として、盗賊たちは仲間が何らかのトラブルから戻るのが遅くなっているだけの可能性が残っている為、そう簡単に自分たちの正体がバレるような真似はしないだろうというのがある。


「どちらにしろ、直前で作戦を変更しないといけないことも考えられるから、突入する前にジークに村の様子を確かめて貰った方が無難ね」


「と言うことだ。頼めるな?」


「了解だ。ただ、確かめた結果、即突入しなければいけなかった場合はどうやって知らせたらいい?」


 偵察自体は難しいことではないし、万全を期するなら当然のことだが、万が一俺たちの作戦を気取られていた場合、俺が侵入すると同時か奥まで行ったところで戦闘になるかもしれないが、そうなるとガウェインたちの突入まで俺一人で対応しなければならないことになる。

 もっとも、あの村に居た盗賊程度なら俺一人でも始末するのは容易いのだが……そんな状況になるとすれば盗賊は当然村人を人質にするだろう。そうなれば、俺は村人の命は無視するかもしれない。それが一番()()()()()()からだ。

 まあ、エリカは納得しないどころか、ぶん殴られて罵倒するかもしれないが……それくらいは仕方がないと諦めるか。


「その時はだな……何とかしてくれ」


「ずいぶんと適当だな……まあ、何とかするさ」


 その時になったら、空に向かって火魔法でも放てばいいだろう。


「それじゃあ、行きましょうか? 総員、村の近くまで敵に気取られないように静かに移動。その後、ジークからの連絡があるまでその場で待機。もし緊急の知らせがない場合は、ジークが戻り次第それぞれの担当場所に移動して、ジークの合図で一斉に行動開始。緊急の知らせがあった場合は、即時村に突入。突入後は向かってくる者は敵として無力化し、そうでないものは近くの家に押し込んで待機させなさい。では、出発!」


 いつの間にかディンドランさんが指揮を執り始めたし、作戦開始の合図も俺が出すことになっていたが、反論する雰囲気ではないので黙って従うことにした。



「今のところ、盗賊が俺っちに気が付いているような様子は見られませんでした。ただ、盗賊の親玉と思われる奴は不審に思っているようで、入り口のところに盗賊の仲間が一人立っていました」


「そうか……ジーク、そいつの無力化を頼む。敵に気取られないようにな。俺たちはジークが移動してから、三十を数えて作戦開始だ」


 村の警備兵は、三十秒で大丈夫なのかという目を俺に向けていたが、それだけあれば盗賊を無力化するだけでなく、縛り上げて身動き一つ出来なくするところまで可能だろう。


「それじゃあ、行って来る」


 俺はガウェインたちから離れ、物陰を移動しながら入り口に近づき、入り口の近くに建っている男を確認してから影に潜り込み後ろに回り……


「ふっ!」


 頸動脈を絞めて気絶させ手足を縛った。

 一応口も塞いだが、皆が村の中に入るまで静かにさせておきたかったので気絶させたまま近くの茂みに隠したが……運が良ければ勝手に意識を取り戻すだろうし、悪かったらあいつの日頃の行いに問題があったということだ。


「『ダーク・ミスト』」


 男を隠し終えるとほぼ同時にガウェインたちがやって来たので、バレる確率を少しでも減らす為に村の中に薄くだが黒い霧を発生させた。

 街の衛兵たちは急に視界が少し悪くなったので驚いた様子だったが、ガウェインたちが足を止めなかったのでそのまま各々の配置場所に向かっていた。


(もういいだろうな)


 突入から一分と少しと言ったところだが、これ以上は気が付かれる可能性を高めてしまうだけだろう。それに、広い村ではないのでもし遅れている奴がいたとしても、作戦にそれほど支障は出ないはずだ。


「作戦開始だ」


 俺はダーク・ミストを解除すると同時に空に向かって魔法で作った火の玉を放ち、数十m上空で破裂させた。

 音だけ立派な花火のようなものだが、かなり大きな音が出ているし、暗闇の中だと赤一色でもかなり目立つので合図としては分かりやすいはずだ。


「何が起こった!」


 音に驚いて、俺が担当する家から親玉と思われる男が慌てて飛び出して来たが、ドアを開けた瞬間に陰から顎を殴って気絶させたので、俺の存在に気が付くことは出来なかっただろう。

 親玉を縛り上げて動けなくした俺は屋根の上に上がり、


「この村には重大な不法行為をしているという疑いがかかっている。抵抗せずに、こちらからの指示があるまで大人しく家の中で待機するように! もしもこの警告が受け入れられずに抵抗するというのなら、こちらは武力の行使をためらうことは無い!」


 大声で警告した。ただ、俺の声では村中に聞かせることは出来ないので、移動しながら何度も言った方がだろうと思い、別の屋根に飛び移ろうとした時、俺の思惑に気が付いたガウェインが代わりに声を張り上げた。それに続いて、ヴァレンシュタイン騎士団が声を出し、街の警備兵たちも同じように叫んだので、無関係な村人の抵抗は無くなるかもしれない。


 俺が警告を出す必要が無くなったので、周囲の状況を確認しようと屋根の上から当たりを見回すと、街の警備兵たちの中には盗賊の無力化に手こずっている者が数人いたが、ガウェインたちは流石に終わらせていて、無力化した盗賊を縛り上げて移動させているところだった。

 なので俺は、縛り上げるのに苦労しているであろうエリカのところに向かってみようと思い、エリカが担当していたはずの方向に顔を向けると、


「何で苦戦しているんだ?」


 縛り上げるのに苦労しているどころか、未だに無力化出来ていないエリカを見つけてしまい、驚きのあまり足を滑らせてしまいそうになった。

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