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黒のジーク 《書籍版発売中》  作者: ケンイチ
第三章
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第十六話

「さて、アキノとの約束の時間まで……まあ、正確には決まっていないが、忙しいかもしれないからゆっくり飯でも食ってからにするか?」


 アキノは昼からと言ったが、アキノも食事休憩をしなければいけないだろうから、俺たちも食事をしてからの方が時間が合いそうだ。

 そう思っておっさんたちに提案したが、


「いや、ジークはあの嬢ちゃんに嫌がらせがしたいだけだろ。そんな悪だくみに、俺たちを巻き込もうとするな!」


 と拒否するおっさんだったが……


「それならおっさんはいいや。フリック、チー、懐が潤っているし、俺の奢りで飯食いに行くか? ……じゃあ、歩きながらどっか美味そうな店を探してみるか。そう言うわけだから、じゃあなおっさん」


 フリックとチーは奢りと聞いて迷わず同意したので、置いてけぼりを食らうことになってしまった。

 まあ、置いて行かれてすぐに俺たちの後をつけてきたので、結局一緒に昼飯を食べることになり、仕方がないので奢ることになったのだが……おっさんとチーは奢りということで真昼間から酒を飲もうとしていたのが、流石にそれはこの後で使い物にならないどころか邪魔になりそうなので止めさせた。


 そして頃良い時間を見計らい、おっさんたちを連れて商業組合に行くと、


「……お待ちしておりました」


 入り口付近でアキノに出迎えられた。どうやら俺を待ち構えていたらしい。

 そしてアキノに案内されてこの間と同じような部屋に通された俺は、椅子に座って早々に、


「申し訳ありませんでした!」


 アキノに土下座で謝罪された。


「あぁ、やっぱり分かっていてやったのか」


 少し不機嫌そうな感じを装ってそう返すと、一瞬だけアキノの体がびくりと動いた。


「中立を装って、一方的な肩入れはしないと言っていたのに、漁業組合の責任を軽くしようとしていたと言われても仕方のない提案をしていたからな。しかも、商業組合への報告を後回しにしている状態なのにもかかわらず、商業組合を代表しているような立場を取っていたしな」


 商業組合の名前を出して俺と漁業組合の間に入ったのなら、完全に中立を貫かねばならない立場だったにもかかわらず、実際は漁業組合の意に沿うような提案をしてきたのだ。

 もし仮に俺があの場で拒否していたら、商業組合の面子も潰すことになる……と思わせて、少しでもあの男の家族への負担を減らしたかったのかもしれないが、アキノは気が付いていなかったのだろう。俺があの男のことをグランドに預けた時点で、あまりこだわるつもりはなかったということに。

 まあ、流石に軽い罪で済ませようとすれば、相応の抗議か実力行使に出ただろうが、ある程度納得できる罰を与えるのなら、それ以上の文句は言わないつもりだったのだ。本当に許せなかったのなら、あの時グランドで試すようなことはせずにさっさと無力化し、あの場で男の命を奪っていただろう。


 だから、俺からすればあの時のアキノは、頼んでもいないのに勝手にしゃしゃり出てきて、余計なことをしただけの存在だったのだ。


「まあ、今となっては終わったことだし、そのことで別にアキノの立場を悪くするつもりは無いんだけどな」


 そう言うとアキノは明らかに安堵した雰囲気になり顔を上げたが、


「ああ、そう言えば、アキノに頼みたいことがあるんだった」


 と言うと、途端にアキノの表情が凍り付いた。


「別に難しいことではないと思うが、定期的に送ってくれるものの中に、毎回味噌と醤油、それと塩を入れて欲しくてな。後、出来ればコメで作った酒や調味料もな。聞くところによると、味噌や醤油は色々な種類があるそうだし、酒の方も酒精の強さや作り方によって風味がかなり違うらしいから、色々試してみたいんだよな」


 しかし、俺の要求が無理難題ではないと分かると、


「え、ええ、お任せください! ジーク様がご満足していただける品を、必ずご用意いたします!」


 といった具合に、立ち上がって胸を叩いていた。

 その後の話し合いでは、時折俺の様子を窺うようなところはあったものの、初めて会った時のアキノの調子に戻っていた。


 商業組合からの帰り道、


「ジークって、ほんと交渉が上手いな。あの嬢ちゃんもかなりのやり手だとは思うが、結局ジークの手のひらで転がされていたようなもんだしな」


 などと、おっさんが感心したような呆れたような調子でそんなことを言うが、


「俺のは交渉が上手いんじゃなくて、力をちらつかせて強引に押し通しているだけだ。まあ、それを使う相手とタイミングは見計らっているが、俺なんか足元にも及ばない人はいるし、それこそばあさんやモニカさん、あとはギルド長も上だな」


 貴族のやり取りを数年かじった程度の俺と、長年実戦で揉まれ続けてきたばあさんたちと比べれば、俺はまだまだ子供と言っていいくらいの域にいるはずだ。

 そう言うとおっさんが、「ジュノーをコテンパンにやり込めたくせに……」などと言ったが、あの時はギルド長がなめてかかって来ていた上に、あの時は交渉など無視してギルド長の命を狙うことも考えていたし、何よりもばあさんとモニカさんの援護もあったのだ。あれで勝てない方がおかしい。


「とにかく、今回の交渉に関して言えば、アキノは俺がドラゴンを倒しているのを知っているし、グランドを圧倒したことも聞かされていたはずだ。おまけに中立として立候補しておきながら、向こうに肩入れしていたという弱みもある。もし俺の気性が荒くて騙されたことを根に持つ性格だったとしたら、アキノは若い身で墓に入ることになっていたかもしれないな……」


 と続けると……おっさんたちは顔をひきつらせた後で、三人で顔を合わせて何かを話し合っていた。まあ、十中八九俺の悪口だろうけど。


 そんな三人を無視して近くの店に視線を向けると、何故か大きな箱が山積みにされていた。

 その店はどうやら八百屋らしいので、箱の中身は野菜だと思うのだが……日の当たるところに積みっぱなしになっているのが気になった。


「すいません、これって野菜ですか?」


「ええ、野菜は野菜ですけど……それ、間違えて仕入れた家畜用の飼料なんですよ」


 店主は若い男性で、少し離れた街まで仕入れに行った際に安く売られていた野菜を見つけたので買ったはいいが、それが家畜用だと知ってどうしようかと悩んでいたところらしい。

 ジモンは港町ではあるが、移動や運搬用の動物が飼育されているので家畜用の飼料も需要はあるそうだが、そう言ったものを必要にしている人たちはあまり多くは無く、しかもそう言った人たちは独自の仕入れ先を持っているので、急に持っていっても断られるだけなのだそうだ。


 店主はそう言いながら、箱の中身を見せてくれたが……中に入っていたのは大きめのキャベツと言った感じの野菜だった。

 ついでにと、半分に切ったものも持ってきてくれたが、普通なら柔らかいはずの中心の葉まで硬く、まるで全部外葉で出来ている感じだ。ただ、外葉は調理次第で食べられるし栄養価も高いと聞いたことがあるが……許可を取って中心付近の葉をむしって食べてみると、


「美味しくないな……」

「ええ、そうなんですよ。不味くはないですが、美味しくもない。調理次第では十分食べることが出来ると思いますが……そこまで手を入れるくらいなら、普通のキャベツを食べた方が味もいいし調理も楽ですから」


 値段は安くしなければならないだろうが、それでも売れないと考えているらしい。何せ、家畜の飼料用を食べるのは、普通の人なら敬遠するだろうから。

 現に、何個か切り分けて置いているそうだが、興味を持った人はいても家畜の飼料用の種類だと知ると元の場所に戻されるらしい。


「ふ~ん……なら、これ全部貰ってもいいか?」


「え? 切り分けているのをですか?」


「いや、箱に入っている奴も。 実は俺、別の街の商業組合に所属していてな。この街では他の仕事で来たんだが、もうすぐ戻ることになっていてな。その時の馬車を使うんだが、その道中で使う馬の餌にしたくてな」


 そう説明すると、店主は喜んで売ってくれた。ついでに切り分けたものも買い取ったが、これは馬の餌ではなく俺の餌になる予定だ。

 一口食べてみた感じでは美味しくないだけみたいだし、味付け次第では普通のキャベツの代用品なりそうだった。


(塩と酢を使えば、冒険者向きの一品が出来そうだな)


 酢は大抵の町や村に置いてあるし、塩もこれから入手しやすくなった。

 それらを使えば、日持ちのするものが出来るかもしれない。まあ、出来たとしてもおかずやつまみ程度のものだろうが、旅の途中で野菜が安定して食べることが出来るのはかなり魅力的だ。

 俺にはマジックボックスがあるので、長期の依頼でも野菜を持ち運ぶことは出来るが、魔法が使えない場所や罠にはまる可能性があるのだ。そういう時の為に、日持ちのする料理も持っていた方がいい。


 そう言った理由で、俺にとってはお買い得な買い物になったと思ったのだが……流石に量が多すぎた。

 家畜用のキャベツが入っているのはかなり大きな箱で、持った感じでは一つ二十kg近くありそうな重さだった。しかも、それが六箱。

 俺のマジックボックスなら問題なく入る量だがこの場で入れるわけにはいかず、かと言っておっさんたちを使ってもこの量を運ぶのはちょっとしんどい。

 なので、無理を言ってこの店のリヤカーを借りることにした。一応、客とは言え初対面なので、持ち逃げや破損させてしまった場合の補償金も預けなければいけなかったが、それでも持って運ぶよりはましだ。それに、ちゃんとリヤカーを返したら補償金は戻って来ることになっているし。


 リヤカーに箱を乗せていると、ようやくおっさんたちがやって来たが……俺の買ったものを見て、呆れた顔をしていた。どうもあの三人は、この街に来てからあの顔をすることが多くなっている気がする。


 リヤカーを引きながら(時々おっさんとチーが荷台に乗り込もうとしていたので、そのたびに叩き落した)、どこか人のいないところでマジックボックスに入れようと思ったのだが、流石に真昼間だと人がいないというところは無かったので街中で箱を収納するのは諦めて、宿に戻ってからマジックボックスに入れることにした。

 ということで、開き直ってリヤカーを引いたまま買い物をしながら宿を目指したのだが……その結果、最初に買った六箱と同等かそれ以上の買い物をしてしまった。そして、またおっさんたちは呆れたような顔をしたのだった。

 ついでに、リヤカーを返しに行った帰りにまた買い物をしたのがバレて、本日何度目かの呆れ顔を見せていたが……いい加減見飽きたので、そのまま無視して家畜用のキャベツの調理(実験)を行うことにした。それについても三人(特におっさんとチー)は呆れていたが、作っているのが食べ物だと分かると静かになり、調理途中の物を完成品として摘まみ食いして水をがぶ飲みしていた。


「あ~しょっぱかった……」

「あんた、なんてもの作ってるのよ」


「つまみ食いした奴が、何文句言っているんだ。厚かましいな。そもそも、保存食を実験的に作っていると言ったのに、途中のものがまともに食べられるわけはないだろ? なあ、フリックもそう思うだろ?」

「ああ、確かに、これに関しては場完全にバルトロさんとチーが悪いな。それに、つまみ食いするにしても、塩まみれの刻んだキャベツだと味を想像するのは簡単だったはずだしな」


 最初の実験として、記憶にあったキャベツの酢漬けを作ろうとして、キャベツの水を抜く為に塩をまぶしていたのだが……二人はあろうことかその状態のキャベツを口に放り込んだのだ。しかも、大量にあるからと欲張って口いっぱいに。


「自業自得だな」

「ああ」


 俺とフリックがそう言うと、


「いや、俺は別に文句は言っていないぞ。驚きはしたが、自業自得であったと理解はしているし」


 おっさんは文句を言ったのはチーだけで、自分は違うと抗議していた。

 同志だったおっさんに裏切られたチーも抗議の声を上げたが……どっちもどっちだったので、ほったらかしにしてフリックと二人でラヴィアンローズを目指した。


 これで三日連続ではあるが、今のところこの街で一番料理が美味いのはラヴィアンローズなので、話し合わなくても自然と向かってしまうのだ。



「あら、いらっしゃい。ちょっと奥の部屋を空けるから、少し待っていてね」


 ラヴィアンローズのドアを開けると、すぐ目の前にいたローズさんが、何故か席が空いているにもかかわらずVIP用の個室に案内しようとしてきた……と言うか、俺たちが店の近くまで来た時に、ローズさんの配下と思われる者が店に向かって走り出したので、どう考えても俺たちを待ち構えていたのだろう。


「あら? ちゃんと待っていてくれたのね。もしかすると帰っちゃうかと思っていたけど、その様子だと話してくれるのかしら?」


 ローズさんは口では驚いているよなことを言っているが、絶対にそんなことは思っていないだろう。


「まあ、色々ありまして、漁業組合とちょっとした喧嘩をしてきました」


 なので、色々と端折って説明すると、


「もうちょっとちゃんとした説明をして欲しいところだけど……確かに喧嘩と言えば喧嘩だったみたいね。ただ、どんな喧嘩だったか、私にも詳しく教えて欲しいのよね。もしかすると、漁業組合()()乗り込まなくちゃならないかもしれないのよ」


 ローズさんの言い方だと、他にも……と言うか、十中八九冒険者ギルドから詐欺被害にあったのだろう。


「冒険者ギルドとの取り引きの中で、明らかに怪しいところが見つかってね。まあ、この時に気が付かなかったこちらのミスだけど、今後舐めたことが出来ないように釘を刺しに行くのよ。漁業組合もたまに不正とまではいかないけれど……っていう時があるから、うちの気が荒いのを連れてカチコミに行ってこようかと思ってね。ジークも来る?」


「行きません。ある程度の情報は手に入れているみたいなので言いますけど、漁業組合の方で不正をしていたのは一人で、そいつはこの街からの追放が決まったそうです。ついでに、その家族も街を出て行くとのことでした。そのせいで漁業組合は少し神経質になっているみたいですから、下手に大勢で行けばそれこそ抗争に発展しかねませんよ」


 もし本当にそうなったら漁業組合の逆切れのようなもので、傍から見ると漁業組合に非があると言われそうだが、大勢で乗り込んだ乗り込んだローズさんも非難されるだろうし、規模で言うとラヴィアンローズよりも漁業組合の方が大きいので、第三者が間に入るまでにローズさん側にどれだけの被害が出るのか分からない。


「俺はすでに漁業組合と和解しているので、そう言ったことで関わるつもりはありません」


 そう言うとローズさんは少し考え込み、


「なら、止めておいた方が無難かもしれないわね。でも、止めるという判断をする為にも、詳しい話を聞きたいわね。対価は、今日の晩御飯のおごりでどう?」


 と言うことだったので、俺の知っている範囲で問題のなさそうな情報をローズさんに売った。

 そのおかげで、今日の晩御飯はかなり豪勢なものになった。もっとも、そのことに喜んだのは俺よりもおっさんとチー……そして、何故か勝手に同席して来たアリアとアリスだった。


「そう言えば、チーはこの国の出なんだろ? 里帰りとか考えていないのか?」


 食事を終えて、お茶を飲みながらゆっくりしていると、不意にチーがこの国の出身だとおっさんが言っていたことを思い出した。


「う~ん……確かに出身ではあるけれど、私はこの国の南にある街の出身なのよね。しかも、小さい時に親に連れられてこの国を出たから、あまり詳しくないのよ」


 とのことだったので、思わずおっさんを見てしまった。

 まあ、チーを選んだ理由は顔見知りの女性冒険者が一人しかいなかったからなのだが、おっさんの推薦理由の一つにこの国の出身と言うのがあったので、何か面白い情報を持っているかもと、密かに期待していたのだが、この国に入っても何も言わず、懐かしがる素振りも見せなかったので、何か理由でもあるのかと思っていたというのに……違う意味で想定外の理由だった。


「いや、ちょっと待て! それだと、ギルドに登録する時に嘘をついたということか?」


「嘘をついたというか、出身には間違いないですし、その後は一か所に長くて数か月という生活を送っていましたから……それに、ギルドに登録する時って、別に本当のことを書かなくても罰則はないでしょ? そんなことしていたら、スタッツの半数以上が居なくなりますよ」


 チーの言葉におっさんはバツの悪そうな顔をして、


「それは分かっているが、悪びれもなく言うなよ……」


 と言っていた。

 ちなみに、おっさんたちは気が付いていないようだったが、チーの言葉を聞いた時に一瞬だけ反応しかけてしまった。まあ、バレても誤魔化せるように設定などは考えているし、その設定が通用しなくても特に問題があるというわけでもない。それに、居辛くなったらスタッツを出るだけだし。


 いつも通りチーがデザートを食べ終わったので帰ろうとした時、


「ジーク、ちょっとあなたに紹介したい()()()がいるのよ。いいかしら?」


 ローズさんがそんなことを言いながら部屋に入って来た。


「別にいいですけど……俺の()()の人じゃないんですか?」


 実は、この隣の部屋に数人の気配があり、時折こちらを気にしている感じがしたので、トイレに言ったふりをして陰に潜って確認したのだ。

 それでその人たちの正体を知ったのだが、敵意が無かったからそのまま無視していたのだ。もし少しでも敵意を感じていたら、ローズさんも敵とみなさなければいけなかったところだ。

 そう伝えるとローズさんは冷や汗をかいていたが、


「大丈夫よ。()()()()にはちゃんと言い含めているから……もしもジークに手を出すつもりなら先に私が相手になるし、その後で縁者に対しても容赦なく攻撃を仕掛ける……ってね」


 いつもと同じような声色なのに後半の顔は獰猛な獣のように笑っていたので、やはりローズさんは表よりは裏の人間に近いのだろう。

 そこまで覚悟しているのならと了承すると、ローズさんの合図で数人の女性たちが入って来た。

 おっさんは俺と同じで確かめていたのか椅子に座ってお茶を飲んでいたが、フリックとチーは反射的に立ち上がって距離を取っていた。


 そんなローズさんが紹介したい女性たちの正体は、


「この度は主人と組合員がご迷惑をおかけしました」           


 漁業組合長の奥さんと、組合員たちの身内の女性だった。

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― 新着の感想 ―
[良い点] >キャベツと酢 なろう界隈ではそこそこ定番のザワークラウトかな?
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