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黒のジーク 《書籍版発売中》  作者: ケンイチ
第三章
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第十話

「商業組合が把握している相手の正体や人数を教えてもらえるか?」


 全く焦りを見せない俺たちに少し驚いた様子のアキノだったが、


「まず、分かりやすい者から言うと、冒険者ギルドのギルド長とジーク様に詐欺を働こうとした受付の男、そして数人の職員です。この者たちは冒険者から不当に安く買い取った物を正規の値段以上で売り、その差額を懐に納めていた者たちと思われます。ギルド長の派閥はまだいるのですが、商業組合が把握している限りでは派閥の半数も参加していないようです。その者たちが今後ジーク様の襲撃に参加する可能性はありますが、中にはギルド長を見限った者もいると思われます」


 どれだけ増えるかは不明ではあるものの、小遣い稼ぎくらいの不正をしていた職員からすると、これ以上ギルド長の派閥に関わっているのは危険だと判断したのだろう。


「そして、ギルド長の派閥が雇ったならず者たちですが、この中には現役の冒険者も含まれているそうです。正確な数までは分かりませんが、少なくとも二十近い者を集めたそうです」


 商業組合が短時間でここまで把握しているということは、冒険者ギルドの内部に内通者がいるのだろう。それと、グランドのような個人的な付き合いのある冒険者からも情報を仕入れているに違いない。


「黒幕と言うくらいだから、そいつを叩けば他の奴らは大人しくなるのか?」


 それで済むなら今からでもちょっと行ってくるのだが、アキノは俺の質問に難しい顔をしているので厄介な相手なのだろう。


「それで、その黒幕の正体は?」


 少し強めに聞くと、


「この街の領主代行です」


 と答えた。


「そりゃあ……なんとも面倒臭そうな相手だな」


「下手すると、国際問題になりかねませんね」


 おっさんとフリックは、アキノの言葉を聞いてとても嫌そうな顔をしている。多分俺も、二人と同じような顔をしているだろう。しかし、


「まあ、バレないようにやるか。アキノ、その領主代行の詳しい情報をくれ……アキノ? おい、アキノ!」


 相手が誰だろうとやりようはあると思ったので、その領主代行とやらの情報を聞こうとアキノに話しかけたが、アキノは驚いた表情をして固まっていた。


「あっと……申し訳ありません。領主代行ですが、この街の領主の長男で、近々正式に領主となるのではないかと言われております。ジモンの現領主は伯爵意を持っていて、日和見主義と言うか気の弱いところのある男なのですが、弱い相手には強引な手段に出ることも珍しくない、いうなれば小物で小悪党と言ったところです。まあ、爵位が爵位なだけに、小悪党の出すような被害では済まないことも多いですが、商業組合や漁業組合を敵に回せるほどの度胸はありません。対してその息子の領主代行ですが、こちらは現領主よりは多少知恵が回ると言ったところでしょうか? その証拠……と言う程ではありませんが、冒険者ギルドのギルド長の座に、自分の息のかかった者を送り込みましたから」


 その他にも、アキノは色々なことを教えてくれたのだが……その情報をまとめると、親子揃ってろくでもない奴らということだった。

 現当主とその息子はそんな小悪党ではあるものの、先代と先々代はかなり優れた人物だったようで、先々代の時代に子爵から伯爵に陞爵し、先代がジモンの街をさらに発展させたというのに……現当主になった途端にジモンの経済は下降した上に、自身の評判の悪さもあって貴族社会から孤立しかけているそうだ。そして領主代行はと言うと、現領主に輪をかけて評判が悪いので、後何年貴族でいられるのかという話が出始めているらしい。


(もしかすると、これは一種の見せしめのつもりかもしれないな。冒険者ギルドと領主に逆らうとどうなるかというみたいな……そうなのだとしたら……)


「例え殺してしまったとしても、心は痛みそうにないな」


 向こうは反撃されるなど思っていないのかもしれないが、仕掛けてきた以上は自分たちがやられる可能性を考慮するべきだ。それが例え貴族だったとしても、俺たちはこの国に住んでいるわけではないのだから……そんなことを考えていると、


「ジーク、悪い顔もほどほどにしとけ、姉ちゃんが怯えているからな」


 おっさんに注意されてしまった。俺としてはそんな顔をしていたつもりはないのだが……アキノの反応を見る限り、おっさんのいうような顔をしていたのだろう……と言うか、


「おっさんも顔が悪いように見えるんだが?」


 悪い顔をしていたのは俺だけではないはずだ。


「俺はいつも通りの……まてジーク、なんか言い方がおかしくなかったか?」


「気のせいだろ」


 おっさんが突っかかって来たものの、すぐに引き下がったので言い争いにはならなかった。その間フリックは、我関せずを貫いていた。


「まあ、なんにせよ。殺すのは少し面倒くさくなるから止めておけ。殺した後で俺たちが標的にされるくらいなら何とでもなるが、今回の依頼人の子たちも迷惑をこうむることになりかねないからな」


「それもそうか。なら、バレない範囲で、怖い目にあってもらうとするか。ちょっと試してみたいこともあったからな。今回のような相手が居なかったら、こっそりとおっさんで試そうかと思っていたところだ。アキノ、とりあえずその領主代行の住処と内部を出来る限り細かく教えてくれ」


 前々から試してみたい魔法の組み合わせがあったので、ある意味今回の襲撃は俺にとって願ったりかなったりともいえる。

 その為の作戦を考えようと、アキノに領主代行の情報を教えてもらおうとしていると、


「って、ちょっと待て! やる気になっているところ悪いが、お前俺に何をしようとしてたんだ⁉」


 おっさんが急に大きな声を出した。


「うるさいぞ、おっさん。アキノ、早く教えてくれ」


「くそ! 後でちゃんと教えろよ!」


 おっさんを無視してアキノを急かすと、おっさんは捨て台詞を吐きながら椅子に座りなおした。

 それを見たアキノが、領主の住む館の外面図と内面図の書かれた書類を持ってきて、説明をしてくれたのだが、


「自分で言っておいてなんだが、何でこんなものが商業組合にあるんだ? 普通はこういった情報は貴族なら外に出さないんじゃないか?」


 防犯上の理由から、貴族ならこんなものが外に出るのを許さないのではないかと思った。だが、


「いえ、あの領主親子は普通ではありませんから。実は今の領主の館は、現領主が当主の座に就いた時に移ったのですが、その理由も前の館が古くなったから住みたくないなどと言った理由で商業組合に手配させたそうです。その為、商業組合にはその取引の資料として、領主に売った建物の情報が残っているのです。まあ、その後好き勝手に改造しているみたいなので、その内面図はそこに描かれている通りとはいかないでしょうが、外面図の方は何度か実際に確認して書き換えているとのことなので、かなり正確性は高いと思われます」


 家の歴史よりも見栄えを取ったということなのだろう。確かに古すぎて金がかかるのなら、代替わりを機に住居を変えるのは間違ってはいないが、それを全て外部に任せるというのは流石に危機感が足りていないと思う。まあ、そのおかげで俺が情報を得ることが出来ているわけだけど。


「それと、いつもは館に住んでいるのは代理と含めて十五人程度ですが、今は館の出入りが多くなっているのでそれ以上にいるのは確実でしょう」


 代理とは言え、伯爵の位を持っている貴族の館にいるのが十五人と言うのは少ないような気もするが、そこら辺のことはあまり詳しくないのでよく分からない。


「ちなみにですが、その代理以外の十四人の中で一番多い職種が、メイド兼愛人です。その次が護衛ですね」


 アキノは呆れ声でそう言ったが、確かにその事実には呆れるしかない。実際におっさんとフリックも呆れた顔をしている。

 もしかすると、そのメイド兼愛人がさらに護衛も兼ねているような人材だということも有り得り、流石伯爵になろうというだけの用心深さを持っていると多少評価を上げてもいいところだが……これまでの評判からすると、その可能性はかなり低いだろう。


「これが商業組合の持っている()()()()の情報です」


 今のは、『まだ他に情報は持っているが俺に教えることは出来ない』という意味だと思う。まあ、この街に来たばかりで信用がほとんどない相手に対してここまで教えたというのは、珍しい素材を卸したとしてもかなり優遇してくれたということだろう。


「それじゃあ聞きたいことも聞けたし、そろそろ戻るか。まだ少し早いかもしれないが、遅れるよりはいいだろう。それに、早く戻れば敵に備える時間も増えるしな」


「だな。馬鹿たちのせいでゆっくりする時間が減りそうなのは腹立たしいが……まあ、痛い目を見るのは向こうだろうから、後でそれをつまみに楽しませてもらうとするか」


「そうですね。戻ったらチーにも伝えておかないと、敵に襲われた後で何をされるか分かりませんから、その説明の時間も欲しいですね」


 俺が席を立つと、おっさんとフリックも揃って席を立った。

 そして三人で出口へ向かおうとすると、


「ジーク様、敵とは言え相手はこの街の領主代理です。くれぐれも命を奪うような真似はおやめください」


 アキノが慌ててそんなことを言いだした。しかし、


「それは保証できない。まあ、殺さないようにしてくれと言うなら、なるべくそうしたいところだが、不可抗力ということもあるし、こちらが手加減したつもりでも、あちらが持たなかったということもあるしな。止めたいのなら俺ではなく、領主代理に言ってくれ。俺はあくまでも、攻撃されたらやり返すだけだ」


 そう答えると、アキノはそれ以上何も言わなかった。

 ここまで来て何を甘いことを言っているんだとも思ったが、アキノの立場からすると、ジモンの街の環境が急激に変わるか代理が死んだ場合に疑いの目が向けられるか……まあ、恐らくはその両方を避けたいという思いがあるのだろう。


 俺としてもアキノには世話になった手前、出来る限りの希望にこたえてやりたいとは思うが、俺が領主代理で試そうとしているのは死ぬ可能性も十分考えられる方法だ。その結果死人が出たとしても、俺としては敵対してきた以上命のやり取りになるのは仕方のないことで悪いことだとは思っていない。


 そして口には出さなかったが、アキノが領主代理を止めるような行動を起こさなかった場合、領主代理が死んでジモンの環境が大きく変わってしまったとしても、その原因の一旦はアキノにもある。あくまでも俺は、巻き込まれた時はそれ相応の対処するだけなのだ。

 止められる奴が止めなかったことで望まぬ結果になったとしても、それは俺の知ったところではないのだ。


「さて、あの姉ちゃんはどう動くかな?」

「動けないでしょうね。例え領主代理に知らせなかった結果が領主代理の死だったとしても、親切心で動けばその死因に関わっていると疑われるだけです。まあ、俺たちが商業組合に入ったことは知られているでしょうからその線で疑われたとしても、動かなければ商売に関する話をしただけだと白を切ることが出来ますから」


 俺もフリックの言う通りだと思っている。おっさんも知っていて聞いたのだろうが、それくらい想像しやすいことだった。

 アキノが最悪の事態を回避したかったとしても、領主代理が……と言うか、冒険者ギルドの受付が俺に対して不正を働いた時点で、アキノでは今回の騒動を収めることは出来ないのだ。


「アキノの望みがかなうといいけど……これじゃあ無理そうだな。入る時よりも見張りの数が増えている」


 一度は減った監視の人数が、商業組合の建物から出てくる時には十人近くまで増えていた。まあ、増えたと言っても、そいつらの中には特に警戒するような奴はいなさそうなので、このまま無視してもいいだろう。


「おっさん、どうする?」


「俺に聞くのか? ……まあ、いいか。とりあえずは、一度宿に戻ってチーに相談だな」


 商業組合の前でおっさんにこの後どう動くのかを聞くと、まずは宿に戻るそうだ。確かにチーにも知らせないといけないし、おっさんとフリックはまだ宿に入ってすらいない。一応俺とチーで受付だけはしているが、このままだと二人だけで戻ったりしたら知らない人間だと思われて一悶着あるかもしれない。

 そんな考えが顔に出ていたのか、おっさんとフリックは俺を何か言いたげな顔で見ていた。



「はぁ~……あれだけ問題は起こすなって言ったのに、何でなのかねぇ」


 宿に戻りこれまでのことをチーに説明すると、チーは呆れた様子で俺を非難してきた。そしてそれをおっさんは、笑いながら見ている。


「おっさんにも言ったが、俺は巻き込まれただけだ。おっさん……本番前の予行練習に使ってやってもいいんだぞ?」


「おい! 味方に対して非人道的なことをしようとするな!」


 チーはまだ仕方がないにしても、事情を知っているはずなのに楽しんでいるおっさんに対しては遠慮する必要がないと判断し、領主代理が攻撃を仕掛けてきた時の反撃に使う魔法を試してみようとすると、おっさんは卑怯にもフリックを盾にして逃げようとした。しかし、


「バルトロさん、流石に俺を巻き込まないでください!」


 一瞬の隙を突かれて盾にしようとしたフリックに回り込まれ、羽交い絞めにされて身動きが出来なくなってしまった。


「離せフリック! 裏切ったな!」

「いえ、裏切っていませんし、そもそも先に俺を盾にしようとしたのはバルトロさんですよ。それに、これはジークとバルトロさんの問題なので、二人でやってください」


 おっさんはフリックから逃れようともがいていたが抜け出すことは出来ず、フリックは中立にいるようなことを言いながらも冒険者ギルドでの仕返しのつもりなのか、おっさんを絞める力が強くなっているみたいだった。


 そんな絶好の機会を逃さないように、魔法の準備をしながらおっさんに近づくこうとすると、


「三人共、急がないとラヴィアンローズが標的にされるんじゃないの?」


 あと少しでおっさんの頭を掴むことが出来るというところで、チーからの忠告が入った。


「ほら! 急がないと、関係のない連中が巻き込まれるかもしれないだろ? 例え襲ってこなかったとしても、万が一に備えて近くにいた方がいいはずだ! 俺は先に行っているから、お前たちもすぐに来いよ!」


 おっさんはここぞとばかりにそれっぽいことをまくし立て、フリックの力が緩んだ隙に脱出していち早く部屋から出て行ってしまった。


「おっさんの癖に、逃げ足は早いな……まあ、魔法の実験台は別の機会でいいか。おっさんの言うことにも一理あるし、俺たちも行くか」


 おっさんの言葉に反発したい気持ちはあるが、それで無関係のラヴィアンローズに被害を出すわけにはいかないので、すぐに移動した方がいいのは確かだろう。



「ジーク、また増えたみたいだぞ」


 フリックとチーと共に宿を出ると、入り口のすぐ近くでおっさんが待っていた。

 おっさんは表面上は遅れてきた俺たちをにこやかに出迎えていたが、すぐ近くまで行くと真剣な口調で敵が増えたことを知らせて来た。


「俺が宿から出た時、三十人程の視線が一気に向けられた。その後すぐに半数くらいは移動したが、残りは未だに俺たちを見張っているぞ。まあ、下手糞な監視だけどな。まあ、今すぐここで襲い掛かって来るような気配は感じないから、このまま気が付いていないふりをしながら行くぞ」


 そう言って歩き出したおっさんに続いて俺たちも歩き出したが……確かに十人以上の気配が俺たちに続いて移動を始めた。


「おっさんの言う通り、下手糞だらけだな。本人たちは隠れているつもりだろうが、ここまでバレバレだと、別の意図があるのかと疑いたくなるくらいだ」


 俺の言葉に、フリックとチーも頷いている。

 この様子だと別の意図がない限り、相手は大したことのない奴らばかりかもしれない。



「あら? まだ予定時間まで一時間以上はあるわよ。まあ、もう少ししたら始められそうだから、適当な席に着いて待っていてちょうだい」


 ローズさんは予定よりも早く来た俺たちに少し驚いていたが、何かを察したのかすぐに中に入れてくれた。

 そして俺たちが隅の方の席に着くと、


「それで、何かあったのかしら? なんだか冒険者ギルドの方が騒がしかったって、買い物に出たうちの子たちが言っていたけど、それと関係あるのかしら?」


 すぐにローズさんが俺たちのところに話を聞きにやって来た。

 なので、ここに来るまでにあったことを全て隠さずに説明すると、


「いつか問題が起こると思っていたけれど……それがよりにもよって、ドラゴンを倒せる相手にやるとはね。それで、何かあった時には守ってもらえるのかしら?」


「相手が仕掛けてきた場合、なるべく殺さないように気を付けながら徹底的にやるつもりです。その際、こちらに被害が出ないように命を張ります。おっさんが」


 そう言うとおっさんが「俺がかよっ!」と叫んでいたが、ローズさんはおっさんをチラリと見て、「それなら大丈夫そうね」と言っていた。

 もしも今日相手が仕掛けてきた場合、俺は領主代理の方へと向かうつもりなので、第一陣の襲撃の際にはいたとしても、第二陣の時にはここを離れている可能性が高い為、その時はおっさんに頑張ってもらうしかない。


 ちなみに、ローズさんがいつかやらかすと思っていたと言ったように、元々冒険者ギルドの評判は悪かったそうだ。


「これで多少は冒険者ギルドが健全化するといいのだけどね。ただ、領主代理がいくら屑だからと言っても、殺されたとなるとこの街が荒れるかもしれないから、出来る限り殺しは無しでね」


 アキノに続いてローズさんにまでそう言われてしまったら、加減を間違えたふりをしてあの世に送ることが出来なくなってしまう。まあ、ローズさんはあくまでも出来る限りということなので、我慢できなかった時は素直に謝ろう。


 その後、街で買い物をしたことやダイカイギュウに大王昆布を貰ったことなどを話すと、すごい勢いでローズさんに詰め寄られ、大王昆布(表面を剥いだ後の中心部)を譲ってほしいと頼まれた。

 昆布はかなりあるのでその場で譲ると、ローズさんどころかこちらの様子を窺っていた店の女性たちにも感謝されるた。そして昆布お返しとして、ローズさんやお店の女性たちおすすめの化粧品や美容にいい食品を用意してもらえることになった。


 そんな昆布は、その後の歓迎会の料理に使われたのだが……そのほとんどがローズさんや店の女性たちに食べられたので、俺たちはあまり食べることが出来なかった。まあ、味は確認できたし、どういった料理に使えるのか分かっただけでも良かった……と思うしかない。

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