入学式とクラス決めの戦い
投稿遅くなりました。一人称視点になりました。
魔法学院に着いた俺は、入学式を行う場所である講堂に向かうことにした。
しばらく廊下を歩くと行動に入る門があったのでそれを通り講堂の中に入った。俺は入学許可証を受付に渡すと座席番号をもらえた。その座席番号通りの椅子に座って俺は入学式が始まるのを待った。しばらくすると20代半ばくらいのとても美人な女性が来た。
「魔法学院への入学おめでとうございます。私はこの学院の学園長を務めているエレナ・ローゼンと申します」
学院長のエレナがそういった。
「突然ですが、今から皆さんには戦ってもらいます。この戦いで皆さんのクラスが決まります。では闘技場に行きましょう」
そういって俺を含めた学院の生徒たちは担当の先生たちに連れられ闘技場に来ていた。
「では、戦いの説明を行います。まずこの戦いはトーナメント式です。トーナメントと言ってもものすごく強い人とまあまあ強い人が戦ったとしてもまあまあ強い人の実力もしっかりと見ますので問題はありません。優勝者には学院長の私と戦ってもらいます。勝利条件は相手が降参と言うか相手のHPを1にすることです。戦いにはこの指輪を付けてもらいます。この指輪はHPが1の状態になると音が鳴ります。あとHPが1の状態で攻撃を10回耐えれますので死ぬことはありません。説明は以上です。」
説明が終わるとすぐに1戦目が始まった。俺の試合は6試合目だったのでしばらく同じ入学制たちの実力を見ていた。みんなまあまあの実力があったが際立った実力の者はいなかった。しばらく戦いを見ていると俺の試合になっていった。まさか戦う人物がマリアとは思わなかったけど。
「6試合目 シック 対 マリア・バインホルン。では試合を始める。」
「用意、はじめ!」
何かしゃべりかけようかと思ったが私語は禁止されているので試合の後にしゃべりかけることにした。しばらく見つめあっていたらマリアが魔法を唱えた。
「第3位階 氷魔法 アイスボール」
マリアが打った魔法は名前の通り氷の玉を放ってくる魔法である。俺は飛んできた氷の玉に同じ魔法で返すことにした。
「第3位階 氷魔法 アイスボール」
俺が唱えるとマリアが放ったアイスボールよりも5倍くらい大きな氷の玉ができてマリアに飛んで行った。マリアはぎりぎりよけたので右腕に当たるだけで済んだ。右腕からは血が出ているがそんなこと気にしていなかった。
「第5位階 地魔法 ストーン・フォール」
俺はよけたマリアに向かってさらに頭上から石が落ちてくる魔法を撃った。しかしその魔法もよけられた。
「第7位階 氷魔法 アイス・ランス」
マリアがそう唱えると大きな氷の槍ができてそれがこちらに向かって飛んできた。俺はよけずに体でその魔法を受け止めることにした。槍が俺の体に当たると槍は砕け散った。多分VITが10000もあることが原因である。砕け散った氷の槍を見たマリアは顔に絶望が浮かんでいた。しかしマリアは降参しなかった。俺は一発大きな魔法を撃つことにした。
「第10位階 炎魔法 威力低下 エクスプロージョン」
俺がエクスプロージョンをマリアに向かって撃つと前撃ったストロング・エクスプロージョンの1/4くらいの威力の爆発が起こった。煙が収まると爆発が直撃したマリアは倒れていた。多分HPが1になったのだろう。それと同時に審判の声も聞こえてきた。
「勝者 シック!」
そんな言葉と同時に俺とマリアの試合は終わった。
それから何試合か戦いがあったがそこまで強い奴はいなく決勝戦に来た。
「これより決勝戦 シック 対 アンナ・シュタインベック を始める」
「用意 はじめ!」
決勝戦のアンナという人物はこの国で10番に入るくらいの強さらしい。始まった瞬間マリアは魔法を放ってきた。
「第12位階 炎魔法 プロミネンス」
プロミネンスとは炎柱がでる魔法である。しかし炎無効を持っている俺からするとまったく効かなかった。アンナは俺が無傷で立っていたことに驚いたのか顔をしかめるがすぐに無表情に戻って炎が効かないことを悟ったのか別の魔法を撃ってきた。
「第11位階 水魔法 アクア・ウェイブ」
アンナがそう唱えると津波がこちらに向かって襲ってきた飲み込まれるとまずいので俺はとある魔法を使うことにした。
「第6位階 無属性魔法 バリア」
その魔法を放った瞬間周りに若干黄ばんだ透明の膜ができて俺を囲んだ。そして津波が来たが俺のバリアは破れずに水をはじいて津波は消えていったのだった。次は俺が魔法を撃つことにした。
「第10位階 闇魔法 シャドウ・クローン」
俺が魔法を撃つと黒みがかった俺の分身が4体出てきた。その分身は全員アンナに襲い掛かった。子の分身たちは第9位階までの闇魔法しか使えないがかなり強力である。4人に襲い掛かられたアンナはHPが1になり戦いは終わった。
「勝者 シック!」
審判がそういうと試合は終わった。闇魔法を受けたアンナは気絶はしてないが放っておくと命にかかわるので回復しておくことにした。
「第9位階 無属性魔法 ハイ・ヒール」
俺はそう小さな声で魔法を唱えたのだった。
不適投稿です。
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