伯爵と会話
伯爵の家に着いたシックは伯爵のロインに魔族を討伐したことと、討伐した魔族が上位魔族だったことを伝えた。
「シック君、君は一人で上位魔族を倒したのかな?」
「まぁ、兵士たちは誰も攻撃を与えられていませんでしたしね、俺が隣でスモール・エクスプロージョンを魔族の体内に展開した上半身を吹き飛ばしましたね」
シックはスモール・エクスプロージョンで魔族を倒したと言っているがスモール・エクスプロージョンは戦いには向いていない魔法である。普通の人はスモール・エクスプロージョンをゴミを爆発して処理するときに使っている。
「君、スモール・エクスプロージョンは戦いに向いていないこと知っている?だいたいスモール・エクスプロージョンで魔族の上半身を吹き飛ばすとか聞いたことがないよ」
「え?あれって戦いに向いていないんですか!?あれほど敵の体内に展開しやすい魔法はないですよ」
「いや、確かに展開しやすいが、威力が小さすぎて戦いに使っている人なんか誰もいないと思うよ」
「そうなんですね。あと、ロインさんに、聞きたいことがあるのですがいいですか?」
シックは12位階以上の魔法について聞くことにした。
「何でも聞いてくれ」
「第12位階より上の魔法ってあるんですか?」
「あー、一応あるけど現在使える人はいないかな。確か今から400年前に失われたって言われてるね。でもなぜ失われたか、まだそれがわかっていないんだよ。今は12位階以上の魔法は古代魔法って言われてるね」
「僕その、12位階以上の魔法が使えるんですよ」
「そんな、しょうもない嘘をつかなくてもいいから」
「うそだと思うなら今使ってみましょうか?」
「ほう、なかなか自信があるみたいじゃないかいいよ使ってみて」
「第13位階 時空魔法 転移」
俺は転移魔法でロイン後ろに転移した。
ロインさんはシックが急に消えたことに驚いている。
「ロインさん後ろですよ」
「なに!?今のは時空魔法なのか?」
なぜか12位階以上の魔法を使ってことよりも時空魔法のほうが驚かれた。なんでだろう?
シックは知らない、時空魔法が失われた魔法ということを。
「はい、13位階 時空魔法 転移です」
「君は一体何者なんだい?」
「俺ですか?俺は前までは身体強化の魔法しか使えなかった、ただの冒険者ですよ」
「身体強化?そんな魔法は聞いたこともないですが?」
「はい、適正検査で出てきたのが俺が初めて見たいなんですよ」
「それで、話変わるのですが、魔法学院に入学っていつしたらいいですか?」
「ああ、そうだったな、さっきの魔族のせいで忘れていたね」
「入学式は明日だから用意しといてね」
「明日ですか!?じゃあ俺もう帰って用意してきます。さようなら!」
「第13位階 時空魔法 転移」
転移魔法でシックは家に帰った。
『第13位階 時空魔法 転移を数回使用されたことが確認されました。第13位階 時空魔法 転移はクラスチェンジをし行ったことがない場所にも転移ができるようになりました』
「いや、行ったことない場所にも転移できるとか最強すぎだろ」
そんなことをつぶやいてシックは自分の部屋に転移をしていた。
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