上級魔族を倒す
レベルアップあり
屋敷に入ると執事とメイドが数人いた。
「お帰りなさいませ、お嬢様」
口を合わせてメイドたちが言った。
「お客様だ。案内してやれ。」
ハンスがメイドたちに言った。みんなハンスの命令を聞いたということはハンスは執事長とかか?そんなことを考えているうちに一人のメイドが話しかけてきた。
「夕飯はもう召し上がりましたか?」
シックは宿に帰ってから食べようとしていたので当然食べているわけもなく答えた。
「いえ、俺はまだ食べていません」
「そうですか。では食堂にご案内します」
「ご飯を用意していただけるのですか?」
シックは尋ねた。
「はい。これもお嬢様をたすけていただいたお礼として」
シックは食堂で夕飯を食べて、今は伯爵の部屋にいた。
「君がマリアをたすけてくれたのかな?僕はロイン・バインホルンです」
ロインがシックを観察しながら聞いてきた。
「はい、冒険者に襲われているところを助けました」
「僕はしばらく観察するとその人がどういう人なのかがわかるんだけど君は、いい人だね」
さっきまでは観察する目立ったが今は穏やかな目をしている。
「そう言ってもらえると嬉しいです」
「それで娘を助けたお礼なんだが、魔法学院に入学する権限を与えたいと思う。マリアが君が第4位階炎魔法を使っているところを見たみたいだしね」
「えええ!いいんですか!魔法学院って言ったらあのエリートたちが通う学院ですよね」
「ああ、そうだ、喜んでもらえてるようだしお礼はそれでいこう」
「ありがとうございます!」
しばらく入学の手続きとかの話をしていた。ちなみにマリアも入学するらしい。ロインと話をしていると慌ただしく扉が開いた。
「伯爵様!近くの森に魔族が現れました!」
「それは本当か!?詳しく聞かせろ」
「はい、近くの森に魔族が表れて森を破壊しています。先ほど兵を送りました。しかし魔族にどれだけ通用するのかわかりません」
魔族というのは強力な魔法を使ったりする魔王の配下たちだ。最近は魔族と人間が戦っている。
「俺も行っていいですか?魔族との戦いに」
「いいのか?君は炎魔法を使えるのか、魔法を使えるのは貴重だからぜひ行ってほしい、だれか森まで案内してやれ」
シックは案内してもらって魔族の近くまで来ていた。案内してもらったところから少し歩くと一人の角の生えた魔族いた。兵士たちと戦っていた、しかしまったく兵士の攻撃は当たっているが傷一つついていなかった。シックは離れた場所から魔法を打つことにした。
「第4位階 炎魔法 魔法陣サイズ縮小 魔法威力最大 スモール・エクスプロージョン!」
俺は魔族の体内に縮小した魔法陣を展開した。ドゴーン!と音を立てて爆発した、見たときには魔族の上半身が消し飛んでいた。
『魔族の上位個体を倒しました、レベルが10上がりました』
ちなみに普通の人は魔族の上位個体を倒したら50レベルは上がっているはずだ
『レベルが10になったことで新たなスキルと魔法を取得します』
『物理攻撃耐性を取得しました。物理攻撃耐性をクラスチェンジ可能か確認します。……完了しました』
『物理攻撃耐性のクラスチェンジが可能ということを確認しました。クラスチェンジを行います。……完了しました。物理攻撃耐性は物理攻撃無効にクラスチェンジしました』
『物理攻撃無効を取得したことにより、物理攻撃反射を取得しました』
『新たな魔法を取得できることを確認しました。第23位階以下のすべての属性の魔法が使用可能になりました。しかし身体強化魔法は属性ではないので対象外です。すべての属性の魔法が第23位階まで使用可能なことを確認しました。称号 魔法王を取得しました』
『称号 魔法王を取得したことにより第23位階以上の魔法を取得可能になりました』
『称号 炎魔法を極めすぎた者と称号 魔法王を合成しました。合成したことにより第最終位階 炎魔法 スーパーノヴァ・エクスプロージョンを取得しました』
『第最終位階 炎魔法 スーパーノヴァ・エクスプロージョンが使用可能ですが、現在のステータスでは死ぬ可能性があるのでステータスを大幅に上げます……完了』
『HPとVITとINTの数値を大幅に上げました』
シックはレベルアップ報酬をもらいきった。
「魔族が死んだぞ!これで勝ったぞー!!」
兵士たちはみんな死ぬ覚悟でここに来ていたので助かったことによりものすごく喜んでいた。シックは伯爵の家に帰ろうとしたが先にステータスを確認することにした。
「ステータスオープン」
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名前 シック 種族 人間 Lv 15 +10
HP 3000 +2970 MP 60 +33
STR 40 +24 VIT 10000 +9976
DEX 20 +8 INT 20000 +19800
AGI 100 +50 LUK 5 +0
スキル
炎無効 物理攻撃無効 物理攻撃反射
ユニークスキル
レベルアップ報酬上昇(極大)
使用可能な魔法
身体強化(小) 身体強化(中)
第23位階以下の炎魔法以外の魔法
全炎魔法
称号
村人
魔法王
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うん?ステータス化け物になっているんだが?あとなんだよ物理攻撃無効って強すぎじゃね。第最終位階 炎魔法 スーパーノヴァ・エクスプロージョンってなに?なんか打つだけで一つの国滅ぼせそうなんだけど。後でシックはロインに聞いてみることにしたロインは魔法の研究をしているらしいし。
ステータスを見たし伯爵の家に帰ることにした。
「あ、魔族を俺が討伐したこと言うの忘れてた、まぁいいや」
兵士たちが混乱していることに気付くこともなくシックは森から出て行った。
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