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そのノートは見ちゃダメ〜!
「嫌だよ〜結衣それだけは勘弁してくれよ〜」
俺は半ば泣きながら結衣にしがみついて抵抗している
「話してよ!凛、しょうがないでしょ!、これしか勝つ確率を上げる方法がないんだから」
「一ノ瀬さん、凛を押さえといて」
俺は一ノ瀬に押さえつけられた。
その隙に結衣は俺の机の引き出しのノートを取り出してしまった。
話は少し前に戻る
「なんで、俺のノートが役に立つんだよ」
「凛、魔法は個人の魔力量と魔法を創造する能力で威力が決まるって言ったよね?」
「うん、俺はアホみたいな魔力量と元中二病ならではの創造力が偶然重なって魔法がすごくなっているってやつだろ?」
「そう!だから凛のノートには想像力の源のアイディアが細かく書いてるじゃん!」
「なるほど!、、、ちょっと待って」
俺は嫌な予感がした。
どうやら結衣は魔法の想像力の訓練のために俺の黒歴史ノートを使おうとしている?
そして、俺が全力で抵抗している現在に話は戻るのであった。
俺の抵抗な無駄に終わり、ノートは結衣の手に渡ってしまったのだ。