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ノアの正体

会場は異常な空気に包まれていた。

「嘘でしょ?凛。」


「俺も信じられないけどアイツ、一ノ瀬の弾丸を切りやがった。」


一ノ瀬の勝利を決めるはずだった弾丸はノアの剣撃によって切り裂かれていた。


そして、空中から落下してくる一ノ瀬を攻撃して勝負を決めようとしていた。



「凛、あの魔力」



「ああ、ノアっ奴また魔力量が上がってる」

ノアの刀に異常な魔力が集まっていた。


あの魔力で攻撃されたら一ノ瀬もただじゃすまない。

俺たち学生がつけている魔力補助装置であるプレスレットは魔法の攻撃を軽減してくれるけれど限度がある。



あまりにも膨大な魔力の攻撃は大怪我につながる。

ノアの攻撃はまさにその一撃だった。



「凛?」


俺は勝手に走り出していた。


ノアの一撃が決まるその瞬間、、、

赤い炎の盾がノアの剣を溶かしていた。


「鳳くん?!」

俺は会場に飛び出して、一ノ瀬を守るために炎の盾を出していた。


「鳳くん?なんで、私お姫様抱っこされてるんですか?」


一ノ瀬は声を震わせて、顔を真っ赤にして、聞いてくる。



「そこじゃないだろ!」


命が危険だったのに、一ノ瀬は何を言ってんだ?

顔も赤いし、声も震えてるようだし相当怖かったんだな。



「とにかく、鳳くんおろしてください」


「分かった分かった、おろすから暴れるなよ」


一ノ瀬は少し呼吸を整えて、

「ようやく、疑問が解けました。」



「こんな所で何をしてるんですか兄さん」


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