一ノ瀬の奥の手
「結衣、一ノ瀬はドイツの国宝魔法使いって感じなんだろ?」
「そうだよ、てかなんでこんなときにそんな事聞くのよ?」
「ノアは国宝魔法使いより強い存在なのになんで、みんな知らないんだ?」
「確かに一ノ瀬さんより強い魔法使いなんて、ドイツではな数えるくらいしかいないはずなんだけど」
そうだ。
この試合は確かに府に落ちない部分があまりにも多すぎる。
どうやら、その違和感は一ノ瀬と感じていたようだ。
「ノアさん、あなた一体何者ですか?」
「一ノ瀬さん、余計なことを考えていると負けてしまいますよ」
ノアは一ノ瀬の質問にはどうやら答える気は無いらしい。
会話を避けるように攻撃を繰り返している。
「分かりました。あなたがその気なら私にも考えかまあります。」
一ノ瀬は地面に銃を向けた。
そして、地面を撃った。
「なるほど!距離が取れないなら距離を作るのか。」
次の瞬間、一ノ瀬は上空にいた。
ついに、一ノ瀬の攻撃範囲にノアを入れることに成功した。
「これは、鳳くんと戦う時まで取っておくつもりだったのですが」
一ノ瀬はライフルをノアに構えて撃った。
その弾丸は誰が見てもノアの頭を撃ち抜く軌道だった。
そして、誰もが一ノ瀬の勝利を確信していた。
そう、この時までは、、、